山口日記

その日を記し、その日を残し、来るべき日を見据え、来るべき日を迎えるために。

慶良間

2008年08月07日 | 日記
連休だったので慶良間の海へ。久々に知らない土地へ出かけた。それでもそこは確かに沖縄で、新鮮さというものはあまり感じなくて、開放感だけがやけに目立った。観光客を見るとうんざりする生活(奈良出身、札幌、函館、沖縄、東京に在住したこと)だったので、自分が観光地に行ってもそんなに浮かれるのは好きじゃなかったのだけれど、こうして自分が観光客になると気分は高揚し(金遣いが少し荒くなり)、話さなくてもいいようなことを話してしまうようなテンションになる。慶良間は那覇から船で一時間。沖縄旅行の中日でも十分に楽しめる場所で、手っ取り早く旅行をするにはもってこいだった。日曜と月曜ということもあってそれほど人も多くなくて、300円で乗った阿嘉島~座間味島間の船は貸切で、ボートでもチャーターしたような気分で少し得した気分になった。座間味で自転車を借りてマイナーなビーチへ行き、人の居ないビーチで泳ぎ、帰りに自転車がパンクしていてもなぜか笑ってしまう時間が流れていた。夜は星が流れ、車の音も無く静かな時間が流れた。体が痛くなるほどの朝日を浴びて向かったビーチには魚が群れ、海の色は時間とともにさまざまな表情を見せた。むせ返るような暑さの中、中学生の頃に夢見た南の島の生活がリンクする。一つ幸せを手に入れた。これ以上望んではいけないのかもしれない。