山口日記

その日を記し、その日を残し、来るべき日を見据え、来るべき日を迎えるために。

オクラレルカ

2010年04月11日 | 日記
天気がよかったので仕事までの時間に大宜味までドライブ。海から少し山側に入ると、昔ながらの民家が点在する集落がある。以前、人身売買など暗い過去の記録を読んだことがあり、単純に静かな集落とは思えなかったが趣のある静かな村だった。そこを越えると小川の流れる里山のような場所に入り、水田だった場所にオクラレルカという菖蒲のような花畑が広がっている。川には水草が繁り、メダカが泳いでいた。沖縄に来るとどうしても海中心の視点になってしまうが、こういったミニマムな生態系もしかっりと存在していて、どこか故郷を思い出される。幼い頃は祖父に連れられ、よく富小川の堤防を歩きながら親戚のところに向かった。川から用水路、雑木林といたるところに居る生物に興味津々だった。
私がそういった生き物を見つけたときには、もう人の話しを全く聞いていないことは彼女がよく知っていて、ほったらかしで遊ばせてくれる。のがいつものはずだったのだけれど、今日は花畑ということもあり彼女が興奮ぎみで、そこらじゅうを歩き回った。帰りには工芸品展が開催されていた公民館のようなところに立ち寄り、しゃれた芭蕉布なんかを手土産になんて思ったけれど、手が出る値段ではなかった。

内地から来た私が言うのもおかしいし、観光客を相手に飯を食ってる私がいうのはなおさらおかしいのだけれど、今の沖縄観光は駄目だ。お粗末なものでリピーターを減らす一方だと思う。もっと素朴な沖縄を知った人間が携わるべきだ。

むりくり

2010年04月09日 | 日記
懐かしい仲間が今の店に休み回しに来てくれた。


馴染みのある人間と店をやるのはいい。

大学の頃にやったおでん屋を思い出す。打ったビールよりも、みんなで飲んだビールのほうが多かったんじゃないか。それでも何か集まる理由の要らない集まる場所を得た喜びがあった。

間違っても今の店が、売った酒より飲んだ酒のほうが多いなんてことはなくて、スタッフではなく、友人とお店をやる感じが良いということ。

その反面…いいかっこしいの奴はそんな場所でさえ強がるから嫌だ。

心の底から嫌だと思う人間と接する方法は存在するのかなんて思うけれど、その方法は接しないことしかないと思う。もうイラつかないだろうと久々に話しても、数秒後にはやっぱりムカついてしまう。消すか消えるかしてしまえ。

明日から俺は…

2010年04月06日 | 日記
私ではない誰かではなく、私が今日ここにいる意味を感じることのできる生き方を。
非日常が続き、いつの間にかそれが日常となり、気付くとなんの変哲もない時間へと変わっていく。毎日の繰り返しの中で鍛練し、成長する人たちを尊敬する。

とりあえず明日から一時間早く出勤します。紙とペンで一日を描きます。その通りに実行します。2月から手帳の日記も書いていない。ものを書かないときはとてつもなく忙しい一瞬か、忙しいと思い込んだ怠けた時期だ。

さて、明日私はこの店にいる意味を感じられるだろうか。