山口日記

その日を記し、その日を残し、来るべき日を見据え、来るべき日を迎えるために。

やっと一人

2007年05月30日 | 日記
誰かが店に忘れていったバラを育てているうちに花が咲いた。こうしてちゃんと生きてる。携帯や財布の忘れ物と違うことをよく考えて欲しい。まあ忘れてくれたおかげでささやかな楽しみができたわけだけど。このバラに愛着がわいたのも、誰かがペイントスプレーでいたずらして一度はダメかと思ったところから元気に花を咲かせてくれたなんていうエピソードがあったからかもしれない。昨日は銀座をブラブラしてブッチャーズの新譜を購入して家に帰ってビールを飲んでいたらそのまま朝まで寝てしまった。爽快な目覚めではなくなにか嫌な夢から覚めたような感覚で、実際に「う~~あぁ~~!!」と叫んで目が覚めた記憶だけはあって、どんな夢を見ていたのかは覚えていない。会社を辞めることがはっきりと決まりました。6月いっぱいです。心配をおかけしたみんなには事後報告になって申し訳ないけれど、これ以上の継続は自分にとって苦難を乗り越えることや、壁を乗り越えるといった行動とは捉えることができず何度も何度も辞めない方法を探したけれどどうしてももうここに居ることができないという判断です。たった一人だけメンバーに話したけれど、その子も厳しい状況におかれていて、二人「さあこれからどうするか」って話しているとき、やっと自分らしい、作っていない、嘘を話していない気がして気持ちが楽になった。まあ世の中では負け犬なんだろうけどね。まあ納得のいかない、腹に落ちない出来事を意見も言わずただ事務処理的にこなしていくことが負け犬だと思っている自分にはたいした問題でもないけれど。

買い替え

2007年05月20日 | 日記
近頃の太陽が本当に気持ちがいいもので、出勤前に散歩したときの一枚。こんな天気がやっぱり好きだと言ったと思えば、雨の日が好きだとか、雪の日が好きだとか言ってみたり、結局は非日常てきな、少しいつもと違うことが好きなんだろう。それは私に限った話ではなくて、皆今居る自分の日常から少し違う、満足している分を犯されない程度の変化を求めているのだと思う。そんなことを考えながら、人口の川が流れる公園を歩き、やっぱり水の中を覗き込んで生き物を探してしまう自分が居て、そこに無数のエビや小魚の群れを見つけてそれに見入ってしまう自分が居た。それにしてもすごい量の群れだった。おそらく冬の間水が抜かれることもあってまだ複雑な生態系が構成されていないせいか、単一の生物であふれかえっているのだろう。そんな光景を奈良に居た頃にも見たことがあって、ブラックバスを一斉しようと溜池の水が抜かれたあと、ウシガエルのオタマジャクシであふれかえって(本当にものすごい量で池中がオタマジャクシだった。気持ち悪くてしばらく近づきたくなかったけれど、その餌の量ならとんでもないブラックバスが育つんじゃないかと隣の池から釣ったバスを放流してみた・・・なにかとんでもなく悪いことをしたような気がしてきた)、そのときも天敵が居ないからだと感じていた。朝からそんなことをしながら店に着き、天気のいい外を眺めながら、一人がらんとした店内で制服に着替えようとズボンをおろすと、あまりにも無防備な息子がそこに居た。というのもパンツが古くてヨレヨレで脱ぐつもりもないのに脱げていただけで、しばらくそのままフリチンで呆然とというのか情けなさでいっぱいというのか身動きが取れなくなってしまった。そのままズボンを戻し、近くのジーンズショップで新しいパンツを買って履き替えたけれど、あまりにも情けなくて、今日すべてのトランクス(ユニクロ)を捨ててパンツを買いなおした。しかし、男性の下着ってトランクス以外だと種類が本当に少ない。ボクサータイプばかり買っていたけれど、もうそこに売っているものをすべて買ってしまったからブリーフを手に取り庄司くんを思い出す。黒で透けてるブリーフ?ハイレグタイプと表記されていたけどそれを購入。兄さん元気にしてるかい?俺もついにこいつに手を出してしまったよ。と心の中で思いながら会計を済ましうろついていたのはジャスコで、なんだか名護のジャスコに言っていた頃を思い出してしまった。今居る会社には遅くても6月いっぱいで退社することを伝えた。おそらく次は沖縄のリゾートで働くことになりそうで、単なる希望で何の当てもないけれど、これからそれを実現させられるような努力が始まるわけだ。心残りなことはそのことをずっと店のメンバーに黙っていること。本当に伝えてあげたいけれどそれができない。その事情はたくさんあってここで書ききれるようなことではないけれど、ただそれを言うことでメンバーも辞めてしまうんじゃないかと恐れている面がある。そこが私の弱いところ。でもいつか話さないと。どうやったら美しくここを去れるのだろうか?

土曜の昼間

2007年05月19日 | 日記
ここのところ咳が止まらず困っていたら、今朝は咳が止まらず目が覚めた。寝ながらにして咳をしているとは思えなくて、いつも寝ていると思っている時間は眠れて居ないのかと思ったけれど、咳止めを飲んだとたんにまた寝た。それでもいつもよりかは早く目が覚め、珍しく午前中の街を歩き、お気に入りのとんかつやでご飯をおかわりして、無印良品で履き心地のよさそうなハーフパンツを購入し、行き当たりばったりの散髪屋に入った。理髪店は美容院と違ってなぜか気持ちよくて、行き当たりばったりでいくには最適だ。適当に髪の毛を切ってもらい、シェービングをしてもらう。あごのところで度々動きが止まるから、あごが変な形でもしているのか、ひげの生え方がおかしいのかと思っていたら、目を開けてびっくり、理容師さん、居眠りしてました。なかなか怖いですよ寝そうになりながらかみそりもたれるのは。怖さよりもおもしろさが勝るくらいにこっくりこっくりしていて、これも土曜の午後にはいい光景かな~なんて思っていたられたのも怪我しなかったからだろう。そして今は買ってきたハーフパンツでごろごろと仕事の時間を待っている。

アホサラリーマン

2007年05月18日 | 日記
心配をおかけしているようです。店以外の誰かと接することのないこの生活の中で冷静な判断基準を持ち続けるというのは至難の業で、偏った思考、兄の嫁に言わせれば完全に洗脳されてしまった考え方しかできなくなっているのは確かなこと。洗脳されてると言われたときドキッとしたからね。いつも冷ややかな態度をどこかで持ち合わせていたはずなのに、賛同できないことにまでいちいちイライラしていた。ただでさえ宗教チックなこの会社では洗脳されてしまえば偏った考え方になるのは当たり前だ。ただ、他人の喜びを自分の喜びとすることという言葉は本当に必要なことだと自分にも言い聞かせ、幸せになりたいと堂々巡りを繰り返す君に伝えたいことでもある。人がいつ一番強い力を発揮するのかと考えると、それは自分のためだけに動いているときではないということははっきりといえる。逆に人のために動いてるときだとは断言できないけれど。毎回毎回こんなことばかり書いていると、まるで起きてから寝るまでこんなことを考えているのかと思われてしまいそうだけど、最近は本当にそんな状態に近い。なにかあったら辞めてやろうと思いながらやる仕事なんて、いい仕事なわけはなくて、もう駄目な状態をずっと続けている。会社もそんな自分に対するリアクションが見守ることしかできていないような気がして腹が立つ。そう考えるとかまって欲しいのかもしれない。組織の中に居るというのに店以外の人間と触れるのは週に一度、数時間程度が精一杯なもので、そんな組織で横の意識を持たせようとすることは不可能だと言っても言い過ぎではない。お昼になれば仲間と昼飯を食べにでかけらるような、夜になれば気の合う同僚と酒を飲めるような環境がうらやましい。こう書いていると、環境に文句を言ってるやつをサンザンこき下ろしてきたくせに、やってることは自分では環境を変えることのできない言い訳みたいなことばかり考えている。本当に低迷期なわけだ。ただひとつ思うことは、これをこの職場で抜け出すことができたとき、私は完全に洗脳された、アホサラリーマンになってしまうことだろう。

いつまでたっても

2007年05月12日 | 日記
わりきる。こうして考え続ける行程の中でうまくいろんなことと付き合っていくためになんかそんな言葉が使われているような気がした。仕事は仕事、非常にバランスの取れたスマートな生き方のように聞こえてもっとも理にかなっているやり方なのかもしれないけど、それはきっと私にとってもっとも面白くないものなんだろう。もっとうまく生きたいと望みながら、人にもっとうまく生きなさいと言われるとイラっとする反骨精神とも言えないほど幼稚な感情で力任せに反抗し、疲れてしまったことを隠すように冷静なフリをして逃げようとする。物事がうまくいくことが楽しんじゃないということをいつになったら分かるのやら。

2007/05/10

2007年05月10日 | 日記
よく分からなくなって答えが欲しくていろいろしてみるけれど、結局は自分が何を選ぶかじゃなくてどうやって選ぶかが重要なことで、こうして迷って悩んでしていることで選択肢がよくわかったり、よく分からなくなったり、新たに出てきたり、自らつくったりと、はじめは完成品を探してナイナイと言ううちに部品の一部を見付けてそれを繰り返していくうちに自分のほしいものが明確化され、完成間近にしてお気に入りの完成品を見付けてしまうようなまるで無駄に思えるようでもその作業をしなければお気に入りの完成品も目に止まることがなかったと考えられる自分が居なくなっていることに気が付いた。モグワイを聞きながら今の自分の悩みのアホらしさに気付かされながらそんなことを考えているとこのままどこかに行ってしまおうかと思うけれどそれもできないくだらない自分がいる。

出生の秘密

2007年05月04日 | 日記
天気がいい。寝ないで散歩に出かけようかと思ったけれど起き上がると体が言うことを利かない。表の公園ではのんびり青空の下時間を過ごそうという人たちが居てほのぼのとした気持ちになり、うらやましくも感じる。話は変わって私は一日に平均して一回は30歳以上だと思ったという驚きを伝えられる。自分ではそんなにふけてる自覚はないから他人事のように聞いているけど、こうもしつこく言われると気になり始める。まあ幼顔でなめられるよりは仕事上便利だとも思うけれど年相応に見られるのが一番いい。どこに行ってもおじいちゃんと呼ばれるのは笑いジワとだるがりな所かと思っていたけど、実は全身でおじいちゃんをかもしているらしい。解決法なんてないだろうけど振舞おうと思えば若く見られるくらいの余裕が欲しい。私も実際年齢確認をしたら25歳だった女性や、確認もしないで通した女の子が17歳だったりして(メンバーに突っ込まれて確認したら驚いてしまった)人の年に対して鈍感なところがある。見た目で年なんて分からんよ。でも36歳の女性に年上だと思ったなんていわれたときはさすがにショックだった。19歳のアルバイトには「親が出生届を出すのを10年遅れたか、どっかで10年記憶がなくなってるはず」といわれ続けてる。ま、知ってる人は何をいまさらって感じでしょうがね。

開放は待てのまま

2007年05月01日 | 日記
道端を歩く高校生くらいの男子がクイーンを「うぃ~うぃる、うぃ~うぃるロッキン!!」と歌いながら歩いていた。おぅおぅロッキンしてくれぃと思いながら一人笑った。仕事を辞めると伝えてからというもの上の人たちの動きがまったく見えなかったが、結局世話になった人たちに迷惑ばかりかけていたようでさまざまな人が入れ替わり立ち代り現れた。ここで去って行く人間を5万と見てきた人だから余計に言いたいこともいい飽きたこともたくさんあるんだろう。同期の人間も辞めたって変わんないってと言われなくても分かっているよな言葉を投げかけてくるのかと思えば、ストレートにいなくなって欲しくない、あなたから学べることを学びたいと意外な言葉をかけてくる人間もいた。仲良くしてた人間はやめる理由なんて聞いてこなくて単に寂しくなるから辞めるなと言う。不思議なもんだ。今日なんて昔のメンバーが店まで飲みに来た。なんか辞めないように仕組まれてるんじゃないかと思ってしまうほどこの一ヶ月でいろんな人にあった。ただ、直近の問題として、あってものんびり酒を飲む時間も体力もないということだ。毎日体中が筋肉痛みたいに痛くて「めんどくさい」という言葉が一番しっくり来る状態が続いている。そして接客なんてものができなくなっている。少しでも態度の悪い客には死ねと心の中で何度も言う。そんなんでやっていけるか。まだ不慣れなメンバーを影で笑っていたやつらには持っていたジョッキを投げつけてやろうかと手に力が入るくらいイラついた。こんなことを繰り返していたら駄目だ。早く何かを変えなければ。