山口日記

その日を記し、その日を残し、来るべき日を見据え、来るべき日を迎えるために。

モラル

2015年06月30日 | 日記
レストランの注意書が、その店の品位を表す。

仕事のことをあまり書かないようにしているのは、愚痴ばかりになることがあるから。でもなんかもう少し日々の頭のなかを整理するためにもそういったことを書こうかなと思う。

最近、個人店の予約のドタキャンやノーショウ(来ないこと)に対する嘆きが書かれています。キャンセル料を取ればいい。と、思いますよね。体系的にキャンセルポリシーを明記して、ドタキャンを無くしていく。簡単な話じゃん、と終わらせたいですが、キャンセル料を徴収するのも、そこに居ない人からお金をとるのは大変です。夫婦で経営しているレストランでその作業がどれだけ負担で、何よりもどうしていいのかわからないというのが負担でしょう。超人気店では前払いなんてのもある。ここで想像がつくように、キャンセルポリシーを厳しくすればするほど、予約をする方はそれを避けようとします。だからバランス。結局は規約をどこまで適応するかという、運営側の配慮が大切です。悪意あるキャンセルに毅然と立ち向かう準備は確かに必要です。しかし、スケジュール変更というのはそう珍しいものではありません。どうそこをくみとってあげるか。簡単なようで、このバランス感覚に長けた人はそう多く居ません。そういう意味で、レセプショニストが優れたレストランというのは貴重で、それを大切にできるレストランの考え方は、そのままホスピタリテ
ィにつながると思います。


規約や注意書というのは、その店に来る最低品位のゲストに合わせて作られます。99%のできるひとに対して、1%のできないひとへのメッセージを伝えなければならないのは苦痛です。ナイフフォークを持ち帰らないでください、なんてわざわざ言わないといけないことですかね。そんなこと聞いてない。いやいやいや、そんなこと言ってないけど、言ってないこと全部やっていいなんて考え方は、とちくるっているとしか言いようがない。

我々のように、宿泊も兼ね備え、グループ企業もある会社では、グループでそういった事柄の対応ができるから、総務や弁護士がさまざまな問題に対処してくれるけれど、個人店ではなかなかそうはいかない。経営や運営にとやかく言われるのは嫌だけど、こういったリスクに対する緩い繋がりは良いのではないかと思う。別に新しい組織を作らなくも、商工会のそういった機能を強化して、個人店を悪意ある扱いから守っていけないか。

そんなことを考えても、自分は店を持っていない。他人事だとなんでも言えるから、思い付いたような気持ちになるだけかな。

ゆりかごのうた

2015年06月05日 | 日記
これで眠るので、備忘録。
一番のエンドレスリピートで、先に自分が寝そうになることも。


ゆりかごのうたを カナリヤが歌うよ
ねんねこ ねんねこ ねんねこよ

ゆりかごのうえに 枇杷の実が揺れるよ
ねんねこ ねんねこ ねんねこよ

ゆりかごのつなを 木ねずみが揺するよ
ねんねこ ねんねこ ねんねこよ

ゆりかごのゆめに 黄色い月がかかるよ
ねんねこ ねんねこ ねんねこよ