山口日記

その日を記し、その日を残し、来るべき日を見据え、来るべき日を迎えるために。

廃人

2018年09月04日 | 日記
部署異動した。まだ勤務にはついていない。移動先に問題はないが、今の仕事から離れることに躊躇する。しかし、今の仕事内容でのし上がれるとも思わない。収入を増やしたい、だからのし上がりたい。地位ではない。給料の安いこの世界に入ったのであれば、収入を得るにはのし上がるしかない。利益の無い企業が潰れるように、収入の無い家族も壊れる。ブガッティに乗りたいとは言わないが、年に一回くらい海外旅行に行けるくらいの経済力は持ちたい。がんばろ。

息子がキレイだからプレゼントって。彼の幸せに寄与できる人間にならないと。これだけたくさん幸せにしてもらってるから恩返ししないと。父親として、生まれて初めて人間らしい考え方ができるようになったのかもしれない。この日は自転車を買って2回目の練習。怪我をしないように芝生の上でこがしていたけれどうまくできず、舗装した道を走らせるとあっけなく運転できるように。こんな記念するべき日なのに、午後から東京へ出張。今回は2つの研修が重なり5日間の東京滞在。1日オフがあるから友人と会うのだけれど、息子は幼稚園が始まることもあり不安定になることが予想されるから心配。プラス浮かれた休みを満喫しようものなら妻がキレる。でも、静岡から友人が出てきてくれるのだから。

結局、出発の便は1時間遅れ。ついたら高校時代の同窓会。ほんの少しの人数だけど。最近の話も織り交ぜながら懐かしい朧げな記憶をケタケタと笑い、生活の重なる人間とは話せないような悩みを打ち明け、笑い飛ばし解散。研修に参加してその夜もまた人数がさらに減っても飲む。渋谷で飲んだのだけれど、とにかく人が多くて汚くて臭い。ゴミだらけの隙間に完全にラリった廃人が座り、何かを呟いている。帰りには飲みつぶれた人間が転がっている。そりゃこんな大人を見て、ゆとりとかさとりとか言われてもラリった呟きと同じくらいに意味がわからんよ。さとらずしてこの状況をどうとらえろと。息子をこの街には送り込みたくない。沖縄に来てよかった。ここに居たらあの廃人の方が自分と近い人間になっていたかもしれない。

翌日はレンタカーを借りて友人と2人鎌倉と熱海に。天気には恵まれなかったけれど、ゆっくりといろんなことを話すことができた。37歳、おっさん二人がレンタカーで懐かしのJ-POPを聞きながらニタニタしているのは十分に渋谷の廃人に近いのかもしれない。