山口日記

その日を記し、その日を残し、来るべき日を見据え、来るべき日を迎えるために。

2007/11/24

2007年11月24日 | 日記
瞼を閉じると見える景色が突然止まり、ハッキリとした輪郭を持った、奥行きのある空間に見えてきた。まるでベルセルクの降臨のシーンで描かれるような幾何学的な空間で、その空間がどうしても自分の体の中に存在するような気がして気持ち悪くなってしまった。そんなせいで眠りにつけない。初めてな異様な経験だった。

ワンクリック

2007年11月20日 | 日記
やばい。初めてアマゾンでCD買ってみたら、立て続けに本やらなんやら買ってしもた。要注意。でもまあ、名護まで出かけて見つけることができなかった仕事に関する本だからいいようなものの・・。ついでにシガーロスのDVDやらなんやらクリックしそうになる右手を、本当に左手で押さえつけてとめました。クリック一回するだけで買えるなんて卑怯だ・・・。

早々に

2007年11月19日 | 日記

接続が不安定なため、昨日書いた日記が投稿時に消えてしまいました。ストレスフルな生活も、以前の沖縄生活がいくらか気をなだめてくれます。個室があって、自分の物がそろっているだけでもありがたい。

 

一昨日は、新卒の女の子を6人中5人泣かしてしまうという、開始早々信じられないアクシデント?に見舞われました。少し励まそうとして、そんなに黙ってたらいけないということを話しただけなのですがね。明日は少し励ましてあげられるように、何かこれからの参考になるような本でも買っていってあげよう。私はどうも人的な問題もあり、和食担当になりそうです。まったく知識なし。今日はネットを使って浅はかな知識を身につけます。幸いメインになる魚介類については人並みの知識は持っているので助かりますが、あまり和食や懐石料理といったところにいった事がないもので。東京にいる間にもっと行っておくべきだった。

 

今朝は休みということもあって、近くのビーチまでジョギング。ビーチに行くにはどうしても会社の前を通らなければいけないことが嫌だったのですが、案の定同じ部署の人と遭遇。フランス人。英語の質問に簡単な日本で答える始末。英語を勉強しないといけないな・・・。11月の朝ということもあって、ビーチには人影はなく、昨日から止むことのない風のせいで波が高くなっていた。真っ白できれいなことを売りにしている砂浜のはずが、ごみやら海藻やらでまだら模様に。少しごみを拾ってみましたがきりがない。仕方がないのでビーチに建てられた海の家(私が勤める会社所有)に嫌がらせのようにごみを放置。一回の大掛かりの清掃よりも、毎日少しずつのほうがいいと思う。選挙前に突然駅前を掃除し始める人みたいに、恥ずかしい存在になってしまいそうだ。そんなことをしながら、1キロ弱続く砂浜を歩いて端まで行き、通気性を確保するために靴底がメッシュになっていることを忘れてタイドプールに近づいて靴下をびしょびしょにして砂浜に引き返す。周りを眺めて誰もいなかったので、久しぶりにバクテンの練習。おととし初めてバクテンを成功した場所でもう一度。すんなりと体は回りましたが、手の筋が延びそうになりました。本当になまってるな。ちゃんともう一度鍛えなおさないと。食事制限もしてかなり体は締まってきましたが、筋力は落ちているようです。2回ほど回って、目がチカチカしてきたのでもう一往復目に突入。少し離れた場所から定点観測されたら、かなり気の振れた人間に思われるだろう、と、頭の中で今の自分を上空から眺めた姿を想像。うん、実際すこし気が振れている。そして家に戻ってシャワーを浴び、パンを食べてPCに向かう。昨日の教訓を生かして、オフラインでも書いた日記をストックできるアプリをダウンロードして再び日記に挑戦。真っ当な生活をしています。朝は7時半(遅い!?)に起きて朝食をとって会社に行く。たったそれだけのことがどれだけ幸せな、恵まれた環境であるかということを忘れるまでは、楽しくこの状況を過ごせそうだ。


庭には

2007年11月15日 | 日記
引っ越しも無事(CDと本は入りきらずに共用スペースに置いてあるけど)終了。予想外の狭さと部屋の作りに驚かされました。トイレが剥き出しで窓際にあり、その横にカーテンで仕切られただけのシャワーが設置されていて、何をするにも窓のシャッターを下ろさなくちゃいけない。シャワーなんて熱湯コマーシャルの生着替えみたいな感じ。まあ二日目にして慣れてきたからなんとでもなるんでしょうが。部屋は禁煙なので一階の特権でもある庭先にでてタバコを吸っているのですが、あまりにも人工的にバナナとパパイヤが植えられていて、早く馴染まないかなぁ、と観察してます。夏には実をつけるだろうから、観察日記も書きます。バナナはまだ厳しいのかな?パパイヤは大学時代の友人を思い起こさせて嫌です。しかも今朝夢に出てきました。やっぱり酔っぱらってムシャムシャ中華料理食って、陳さんと呼ぶにふさわしい料理人が品切れを謝りに来たのにぶちギレ、立ちションしてるおっさんにカラミに行くとこで目が覚めました。こんないつでも現実になりそうな、すでに現実となってそうな、刺激の少ない夢を見るなんて、気が緩んでるのかな。いやきっと庭
先のパパイヤが北に居るパパイヤの映像を発信してるだけだ。

2007/11/11

2007年11月11日 | 日記
居る予定もしていなかった奈良に、少しばかりの名残惜しさを感じるようになった。一度お別れをしたはずの街にもう一度お別れをするというのも変なかんじがする。

一昨日は早朝から伊賀までゴルフに出掛け、27ホールをまわってから滋賀まで昔馴染みと会いに出掛けてきた。昔とは変わっているけれど、私の自分勝手な要求で変わっていてほしくないと思う空気感が、そこにはまだ存在していて、まるで約束前にこっそり開けたタイムカプセルの中身がきれいに残っていることに満足するように、ただただその空気に触れているだけで安心していた。

いよいよ沖縄へ行くことになる。先走ってまたカエルがトロピカルになってしまったように、すでに私の脳ミソもエメラルドグリーンの海の上でプカプカと浮いてしまっている。カエルはここでお別れとなります。彼は彼で行くべき場所があるらしいです。

走る

2007年11月08日 | 日記
昨日小学校の友人と数年ぶりに会い、結婚するだの、どんな仕事をしているだのいろいろ話していた。きっと小学校の先生に会いに行くと喜ぶだろう、そんな言葉が耳に残り今日ふらっと小学校に立ち寄ってみた。意外と変化は無く驚いたけれど、なぜか放課後学校で遊んでいる子どもが少ない気がした。先日も書いたように、このごろちょくちょく走っている。そのきっかけとなったのが小学校の図工の先生で、トライアスロンやウルトラマラソンをやっていて、非常によくしてもらっていた。石垣島のトライアスロンにいつか出たいと小学生の頃に思っていたことを、沖縄に行くのを機会に実現しようかなんて考えていたからその先生にも会おうと思って事務の人にどこに居るのか尋ねてみた。「昨年亡くなられました。」今もどう書けばいいのかわからない。今もただ距離的にすごい遠くに行ってしまったような感覚しか沸いてこずどう解釈していいのかわからない。担任だった先生ともその話ばかりだった。お葬式の時私だけには連絡しようかとすごい迷ったらしい。食道ガンが見つかり、治療を続けながら授業をした。のどにマイクをあて、人工声帯を使い、最後は一切の声を失いPCにタイプし音声に変えて授業をした。教育熱心だとか、生徒と特に仲良くしているような人でもなかったけれど、いつもこっそり手を差し伸べてくれた。4時間走の間もずっと応援してくれた。

「先生になればいいのに」
「先生だけにはなりたくない。いい先生なんてこれまで出合ったことが無い」

よく口にしていたそんな言葉がふと頭をよぎり、苦しくなった。なにも見えていない、なにも感じ取れていない。ほんの少し先生のことを聞いただけだけど、先生が先生として生きた姿は、私の道標としてきっちりと刻み込まれました。数百キロを一人で走りぬく先生だから、きっと誰にも信じられないようなスパートを決めたんやんな。また走るわ。もう一回体作るからもうちょっとまっててな。