山口日記

その日を記し、その日を残し、来るべき日を見据え、来るべき日を迎えるために。

昇進した。

2012年07月08日 | 日記
7月1日の夜、従業員の勤務時間管理のために会社のパソコンを開いていたら、見慣れない画面に切り替わった。私の職務権限が変わっていた。まさかとは思ったけれど、だいたいの察しはついた。昇進した。なんとも間抜けな知らされ方(知り方)なのか。人事の動きをIT部が追い越したらしい。情けない。辞令が張り出されるとか、新しい名刺を貰えるとか、古くさいかもしれないが、儀式としてはうれしいものだ。

今回は課長に昇進した。これまでは課長代理(アシスタントマネージャー)だった。この代理とかアシスタントとか、この辺りの冠は貰ってみるとなかなか居心地の悪いもので、とっとと取っ払いたくなる。なので今回の昇進はとてもうれしい。素直にガッツポーズがしたかった。だけど、管理職ということで、時間外などの手当てがなくなってしまい、下手をすると給料が下がってしまいかねない。これは理不尽だが、その経験は私だけではないようなので我慢することにした。

二十代前半の頃、30歳でどこまで行けるかを一つの判断基準にした。二十代中頃に転職を繰り返し、収入は激減し、もう自分は社会不適合者なのではないかと、本気で考え苦しんだ。しばらくもがき苦しみ、最終的に今の職場に拾ってもらった。31を目前にした今、一つの基準を満たすことができたのではないだろうか。働き盛りの年齢。どこまで行けるのか。

ともに働いた先輩も転職したり、独立したりとさまざまな方向に進んでいる。幸いなことに、無惨に転がり落ちていったひとは居ない。私も定年までこの会社で働くなんてことは考えたこともなく、いつペンションをやるかとチャンスはうかがっているが、現実的にはまだまだ先になるだろうと考えている。今の会社はマネージャーまではいきたいとは考えていたから、次のタイミングがその時なのかもしれない。