首都崩壊
散歩をしながらいろいろなことを考えます。
夜は、11時ごろに寝ます。
そして、それからベッドでしばらく本を読みます。たいがい小説です。
いま、『首都崩壊(高嶋哲夫)(幻冬舎文庫)を読んでいます。
文庫と言いながら574pの読みごたえのある本です。
恐ろしい内容の本です。
というのは、近い将来東京に起こる東京大地震の話です。確実に現実となる内容です。
恐ろしいのは、それでも、みんなその事実を考えないで生活していることです。
これが現実になると、日本は滅びます。
原発の問題は、これからも深刻な問題として残っていきますが、阪神・淡路の地震の時も、東日本大震災でもなんとか持ちこたえました。
でも、東京に今度こんな地震が起きたなら、それこそ日本崩壊です。被害の規模が違いすぎます。
日本が沈没してしまう問題は、東京を襲う大震災だけではおわりません。
日本発の大不況が地球を駆け巡ります。
近い将来、富士山も爆発するかもしれません。
自然の大災害は、多くの建物を破壊し、けた外れの被害をもたらすだけではなく、大変な数の人が亡くなります。
まさに政治、地獄のような世界が展開されます。
頭では考えるのですが、行動とクロスしません。
ある意味では、世界で一番ヤバイ国が日本でしょう。
首都だけでも大急ぎで移転する必要があります。
しかし、利害が絡まり、これが政治問題になることは、絶対にないでしょうし、もし、そうなれば大反対の声一色になるはずです。
いつ起こるか知れないのでマスコミも及び腰です。
でも、日本の崩壊を待つだけでいいのでしょうか。
学者の役割が大きいのですが、森友問題などを知るとき、政治家の前に学者の声はあまりに無力です。
少し臆病すぎるようですが、近ごろ散歩をしながら、時々こんなことを考えることがあります。
いまの私には、散歩をしながら車にぶつかる問題の方が大問題なのですが・・・(no147)
*写真:小説『首都崩壊(高嶋哲夫)』カバー
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