ニワゼキショウ
ニワゼキショウは、小さな目立たない野草のため、あまり話題になりません。
不思議なことに、私は小学校一年生ぐらいからこの野草の名前を知っていたと思います。不思議です。
友達に教えてもらったのではありません。
学校で勉強したのでもありません。
きっと、母親から聞いていたのかもしれません。
母が掃除でもしながらこの野草の名前を話してくれたのでしょう。
いま、身の回りから、自然が遠くになりました。
それに、大人たちは野草などにはあまり興味をもっておられないようです。忙しすぎるのです。
三段論法です。
① 身の回りに自然がなくなりました。
② 忙しくて、野草などにあまり興味を持つことができません。
③ 子どもに野草の話をかたれない。
だから、子供は野草の名前を知らないんです。
きのうは、母の日でした。
母を思い出しながらそんなことを考えました。
外来種でいっぱいの風景
もう一つネットでニワゼキショウを調べてみると、次のような説明がありました。
・・・日本に普通みられるニワゼキショウは、アメリカ合衆国テキサス州を中心に分布する多型的な種である。
明治時代に観賞用として北アメリカから輸入されたものが野生化したのではなく、本来雑草的な種が帰化植物となったものである。・・・
子どものころから知っている植物は、ずっと昔から日本に当然のようにあったと思ってしまいます。
ニワゼキショウは明治時代にアメリカからの植物が日本で野生化した植物のようです。
現代の野山の風景は、こんな新しい植物がいっぱいなんでしょうね。(no199)
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