信州の旅(松本山雅遠征)・・その4・・立山黒部アルペンルート

2014-10-20 17:26:46 | 大分トリニータ
信州松本 4日目。
天気は晴れ。
今日は松本駅から電車に乗りJR穂高駅に集合。
そこからバスで「扇沢」へ行く。
「扇沢」からトロリーバスで「黒部ダム」「黒部湖」へ。
「黒部湖」から黒部ケーブルカーで「黒部平」に。
「黒部平」からロープウェイで「大観峰」へ。
さらに「大観峰」からトロリーバスで「室堂」というほぼ山の中の旅。
心配した台風19号の影響もまだなく、今日一日晴れ間が続くとの嬉しい天気予報に思わず(自分の)日頃の行いの良さに感謝したくなった(笑)
昨日の松本山雅さんとの敗戦で受けた心の痛みは残念会の大騒ぎの中ですっかり癒され?松本駅から7時48分の大糸線に乗った。


「大糸線」
松本市の松本駅から新潟県糸魚川市の糸魚川駅に至る鉄道で北アルプス(飛騨山脈)の東側を、大町市以南は高瀬川、その北は日本海へと注ぐ姫川に沿って走る。



乗るときは外から「あける」のボタンを押し、中に入ると「しめる」のボタンを押す。
田舎人の私は自動で閉まると思っていた。
後から入ってきたおばちゃんがボタンを押して閉めているのを見てビックリ。
そうか、冬は暖房、夏は冷房をしてるもんね。  なっとく。



「穂高駅  到着」



「道祖神」    
これは集落の境や村の中心、 村内と村外の境界や道の辻、三叉路などに主に石碑や石像の形態で祀られる神で村の守り神、子孫繁栄、近世では旅や交通安全の神として信仰されている。
穂高だけでも83体ある。




今日のメンバーは「アギーレ隊長」(昨夜の残念会で命名された)と部下の3名プラスおとなしいご夫婦2名の合計6人のツアーとなる。
「黒部ダム」のDVDを見ながら車は「扇沢」へと向かう。



「扇沢駅」
立山黒部アルペンルートの長野県側の入口になる。
駅舎は地上3階建てで、1階にきっぷうりば、2階に「レストラン扇沢」と改札口、3階にホームと屋上展望台がある。




駐車場はすでにいっぱいで、今日の人の多さを予感させる。
ここからは車、バス、タクシーすべて使えない。
すべて専用の乗り物になる。
それにしても空の青さがまぶしい。



「乗車券」
「扇沢」から「室堂」まで4つの乗り物に乗っていくことになる。
「扇沢」から「黒部ダム」までトロリーバス 往復 2570円
「黒部湖」から「黒部平」までケーブルカー 往復 1300円
「黒部平」から「大観峰」までロープウェイ 往復 1940円
「大観峰」から「室堂」までトロリーバス  往復 3540円



「関電トンネル トロリーバス」
今回ツアーのためにここにいる滞在時間が決まっている。
タイムリミットは3時間。
通常なら余裕があるかもしれない。
しかし今日は団体さんがたくさん来ている。
考えて行動しなければ時間までに帰ってこれない。
そこでとにかく「室堂」まで見学なしで一気に上っていくことにした(アギーレ隊長 提案)
時計を見ながら下りてきて黒部ダムで時間を使おうということに決定。
バス乗り場に急ぐ。




この人、人、人である。


バスとは書いているがバスではない。
普通のバスとは違って、ガソリンではなく電気を動力として走っている。
現在、関電トンネルと立山トンネルでしか運行されていない日本唯一の存在。
それにこのトロリーバス、実は鉄道の一種として区分されているというユニークな乗り物。



バスを降りて・・・・



「黒部ダム」に向かうと・・・・



「黒部ダム」
目の前には青空を背景にした雄大な景色が広がっていた。




学生時代「黒部の太陽」の三船敏郎、石原裕次郎の迫真の演技を見ていつか来たいと思っていた。


その景色を横目に見ながら「黒部平駅」へと急ぐ(笑)
もう一度降りてきたときにここはゆっくり見る予定。


トンネルを抜けて・・・


「黒部ケーブルカー」
日本でもここだけにしかない「全線地下式」のケーブルカー。
自然景観保護と豪雪による被害防止のため地下式が採用され、黒部ダムから黒部平までの標高差400mを上る。
黒部ケーブルカーに乗り込みたいが・・・ここでも人、人。



やっと来た、来た。



座るなんてとんでもない。
通勤ラッシュなみの混雑さ。



そばを食べてる時間もなく「立山ロープウェイ」にいちもくさん。



「立山ロープウェイ」
急斜面の岩場にある大観峰駅と黒部平間の標高差500mを約7分で結ぶ80人乗りのロープウェイ。
まさに動く展望台で眼下に広がる眺望を満喫できる。



「立山トンネル トロリーバス」
1996年にそれまでのディーゼルバスからトロリーバス化された。
日本では最高所の2,450mの所を走りる。
主峰・雄山の直下を貫き、全長3.7kmの区間を運行している。
自然環境と景観保護、クリーンエネルギーに配慮された懐かしくもあり珍しい乗り物がいっぱいだ。



もう、笑うしかないこの混雑。
アギーレ隊長の「まずは(室堂)に上がって一気に(黒部ダム)に下る作戦」は素晴らしい。



「室堂 到着」
2450mの「室堂」に到着。
空気がうまい。
山が近い、近すぎる。
我が家の最初の計画では「黒部ダム」までで帰る予定だった。
でも2度と来れないかも知れないから「室堂」まで行こうと計画を変えた。
「黒部ダム」までだったらおそらく後悔していただろう。
来て良かった。



松本に着いた日、天気予報では今日は雨だった。
当然、山は霧で見えないだろうと諦めていた。
それだけにこんな素晴らしい自然に触れることができて、普段あまり信じない神様に感謝した(笑)
「かけがえのない仲間と かけがえのない大分トリニータと」



目の前に広がる大自然を前にして「俺ってちっせえ」
わかっていたけど改めて感じた。



「ウォー」とか「オオー」とかしか言葉が出てこない。
360度 すべての景色にため息がでた。




ここで「おにぎり」を食べた。
うまい。
なんで山で食べるおにぎりって美味いんだろうね。




「大観峰」
2316mの大観峰に下ってきた。



支柱のないワンスパーン方式としては日本一の長さがある。
とにかく高所恐怖症のため下が見れない・・・



などとここまで来てそんな甘いことが許されるわけもなく・・・
下を覗いてカメラを撮る。
・・・そんな自分をほめたい・・・(笑)



「室堂」とはわずか1000m。
しかし景色は一変する。
ここ「大観峰」では紅葉の真っ只中。




この色をだれか言葉で表現してくれぇ。
私には無理(笑)




「大観峰 展望台」に上がった。
ここで嫁がめまいがするというのでしばらく休むことにした。
空気が薄いので心配したがしばらく休むと元気になって一安心。



この写真の右から「スベリ岳」、その左奥にあるのが「蓮華岳」、その左に「赤沢岳」
鳴沢岳、岩小屋沢岳、爺ヶ岳とつづく。
えー、山の名前に詳しい方、もし間違っていたらごめんなさい。
寛大な心でスルーしてください。



さてロープウェイで「黒部平」に帰ろうとしたとき。
そうです、知る人ぞ知る、この方。
口上がうまくて、すごい人。
まったく買う気の無かったパンフレット 1冊1000円 買いました(笑)
飛ぶように売れてました。
「大観峰」 名物 おじさん 動画 一番下 ↓



「立山ロープウェイ」の中から見た紅葉



「黒部平」
標高 1828m。


山の向こうに山、そのまた向こうに山。





「黒部平」から見た「大観峰」
今まで、あの地点にいたのか、と少し感激した。


「黒部ケーブルカー」に乗ってやっと「黒部ダム」まで下ってきた。


「黒部ダム」
日本を代表するダムの1つであり、富山県東部の黒部川上流に建設されたアーチ式コンクリートダム。
ダムに貯えられた水を利用している発電所が黒部川第四発電所(黒四)であることから、通称 黒四ダム(くろよんダム)と呼ばれる。





「観光放水」
 黒部ダムの風物詩、観光放水。  毎秒10トン以上の水が水煙をあげている。
期間 6月26日(水)~10月15日(火)
今年はすでに終了している。




真上から見た。
虹がかかっているが・・・見えるかな?


別の世界に感じる。


ただこの工事で171人の方が亡くなられている。
ご冥福をお祈りします。


今から私にとって最後の難関。
左に見えるあそこに登る。
どこって?



ここ!


「ダム 展望台」
とりあえず足がつらないようにアキレス腱を伸ばす(笑)


途中で一休み。


まだまだ先は長い。
とにかく暑い。



「黒部ダム展望台 到着」


後ろを振り向いた。


前を向いた。


遠くを見た。



最高の仲間に最高のロケーション。
帰りのリュックはこの2つで満杯になった。 




「大観峰 名物 おじさん」



明日は「雨の上高地」
でも奇跡も起きるかも・・・
なにせツアードライバーが「晴れ男」のKさん。



信州の旅(松本山雅遠征)・・その5・・「雨の上高地」につづく






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