大分トリニータ 第16節 5月27日 対千葉 0-2 負け

2012-05-31 10:50:11 | 大分トリニータ


大分FCが自主再建を断念し県民に3億円の内の1億円を「J1支援金」と
してお願いした。

その最初の試合。

相性の悪い千葉。

しかし勝てば2位という願っても無い試合だった。

結果0-2で負けた。

勝たなければいけない試合だった。

内容がどんなに良くても負けてはいけない試合だった。

5月27日現在で約1200万円の寄付が集まったという。

正直、私はもっとたくさん集まると思っていた。

こういうものは最初の額がけっこう大事なのだ。


私の周りの意見を聞くと

「トリニータが好きだからまず1口(5000円)は寄付をする。
でもそれ以上となると様子をみたい」といった考えが多いようだ。

それぞれの人が何かを犠牲にして出す大金なのだ。
焼け石に水の状況であれば控えたい、というのも
もっともな話であろう。

だからこそ寄付の大きさが又寄付を呼ぶのである。

それに答えるように広瀬知事が記者会見で「三位一体で応援
する精神を忘れてはいけない」

「県民の応援、経済界の姿勢しだいで対応を決める」

と述べたそうだが、私はもっと明確な答が欲しかった。


まぁ知事の立場としてはそれ以上突っ込んだ
コメントは無理なんだろうな。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「トリニータをなくしたくない」ただその想い。
その一点だけで多くの友人や知人に
支援をお願いしてきた。



ただ・・・。


ある方から

「J1に上がってください」と言われ支援金を預かった。

封筒が2枚。

ありがたい。

ありがたいがその封筒を手に持ちながら私は言った。

「もしかしたらJ1に上がれなくて、このお金は
支援金ではなく借金の返済に終わってしまうかも
しれません。そのときは・・・すいません」

「いいんです。そのお金はトリニータというよりも
トリニータを好きなあなたに託したお金ですから」


重いお金だった。


私のお金ならば最終的に夢が夢で終わったとしても
いい夢だったですませるだろう。

でも自分が支援金のお願いをして託された夢であるかぎり
そういうわけにはいかない。

信じる「確」たるモノが欲しい。

それが無いままに友人や知人を巻き込んで
暗闇の中を突き進んで行く不安。

ただその暗闇の先にあるものが「J1への扉」だと
信じて進むしかない。

立ち止まればその夢はただちに消えてしまうのだ。


支援金をお願いしながら支援される事への不安。


私の葛藤がそこにある。


自分の中でどう折り合いをつけるのか。

それも解らないまま今日も「支援」をお願いし続ける。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



ここは「J1支援金」の受付ブースである。

他の人も言っていたが何のブースかわからないくらい簡素。
暗くて寂しいこのブースで支援金をしたいと思ってくれるのだろうか?
今日出れない選手と共にお願いする・・・なんて発想は無いのだろうか?
私達はシンケンなのに・・・。
シンケンさも何も感じられなかった。































連敗すれば終わる。

「東京ヴェルディ」に勝つしかない。

内容と結果が求められる。

選手には厳しいが今はそれしかない。

倒すか倒されるか。

私たちの生き残る道は倒すしかない。




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大分トリニータ 第15節 5月20日 対町田 2-1 勝ち

2012-05-24 12:06:48 | 大分トリニータ



5月17日午後4時OBSアナウンサーの声がラジオから流れる。
続いて聞こえるお嫁ちゃんの声。
15分間の生放送が始まる。

仕事中ではあったが仕事が手に付かなくなるのは
わかっていたので電波の良いところで車を止め
祈るような気持ちでラジオを聴く。

さっきから心臓はドキドキしている。
異常に喉が渇く。
大丈夫、大丈夫、おちつけ、おちつけ。
ラジオに向かってつぶやく。

お嫁ちゃんとアナウンサーのやりとりをじっと聞く。

が、頭が真っ白になり内容はよく覚えていない。笑


15分間の長いこと。

時計を見ながらなんとか終わりそうだなと思った頃、
「○○さんの趣味はなんですか?」とアナウンサーが聞いてきた。
「トリニータを応援することです」とお嫁ちゃん。

お!いいぞ、いいぞ。

「好きな選手は誰ですか?」の問いに
「宮沢選手です」とすかさず答えるお嫁ちゃん。

「しぶいですね~」とアナウンサー。

私もてっきり違う名前かと思った。
確かに「ミヤサン」はしぶい。


ともあれドキドキ、ハラハラの放送は終わった。

お嫁ちゃん曰く「疲れました」

いや~私も本当に疲れたよ。笑

でも親バカじゃないけど「結構落ち着いていてしっかりした
受け答えができていて良かったよ」。


(やっぱ親バカかな?)笑




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






「てるニータン」
翌日の「金環日食」が晴れて見れますように。
残念ながら私の地域では朝から雨で見ることができなかった。








TEAM「ROBO+RIBO」のパフォーマンス。






ガチャポンの第2弾。

左から「マツケン」 「ワカサ」 「サクダ」。
「ワカサ」の顔って似てる? 微妙。

今、我が家には6人?(6体)の選手がいる。






なんかかっこいい。
エンブレムっぽいぞ。





試合前にG裏に来た選手のボールに注目。







何と「コテ」と「マツケン」をゲット。

「いつもありがとうございます」はマツケン。







試合前の「町田サポ」によるパフォーマンスにG裏から拍手。

その後「大分トリニータのみなさんよろしくお願いします」
と「町田サポ」から挨拶があった。






25分にドンミョンからのボールをサンペイが押し込み先制のゴール。







84分、今季初となるゴールをサクダが決めて決勝ゴール。

どちらも応援する選手が決めて誇らしいゲーフラ。





本日「7253人」の入場者数。
このドームならではの興奮を忘れてしまったのだろうか。







試合終了。

2-1  勝ち。








試合の翌日何人かの人に「格下相手に苦労したなぁ」と言われたが
私はその「格下」という言葉はおかしいのではないかと注意をした。
相手が「アマチュアのチーム」ならばそれは格下でいいだろう。
しかし、同じJ2というカテゴリーで戦っているプロである限り
決して「格下」ではない。






油断をすればすぐに負けてしまう。
力の差なんてあるわけがない。
どんな相手に対しても常に「挑戦者なんだ」という謙虚な心こそが
サポーターにも必要なのではないだろうか。





それにしても「ドンミョン」はいいねぇ。
ボールに対する貪欲さが好きだ。




ということで恒例のラインダンス。






あれれれ?  「サクダ」だ。
今季初ゴール、おめでとう。






なんか顔がすっきりしててかっこいいんだけど。
よ~く見ると男前。





最後は居残り組の「G裏町内会」のみんなといつもの反省会。







こうして書いている間にも青野社長の「J1昇格支援金」の事で頭がいっぱいになる。
Jより借りた6億円。
その残りの3億円のうちの1億円を県民及びサポーターに
協力してくれないかという内容。

借金があるという事を忘れていたわけではない。
しかし、心の片隅にその事を押しやっていたことは
間違いない。

何とかなるのではないかと高をくくっていた。

しかし、実際3億円という借金があり
それを10月までに返済しないとプレーオフにも
参加できないという現実。

1口5000円だから2万人もの協力が必要に
なってくる。

このことだけでも相当に厳しいと思う。
仮にそれがクリアしても残りの2億円が待っている。

このお金を行政や経済界にお願いをするという。

これもそう簡単にはいかないだろう。

もし、これらがすべてクリアしたとしても
2015年1月までに9億1800万円の債務超過を解消
しないといけない。

厳しい。

厳しいが時間がない。

一つ一つ確実にクリアしていかなければならない。

「トリニータ」が無くなって困るのは私達だ。

賛否両論あるだろうけど立ち止まっている時間は無い。

動こう。

今、自分ができる事は何でもやりたい。





























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大分トリニータ 第13節 5月6日 対鳥取 3-0 勝ち

2012-05-08 13:05:45 | 大分トリニータ


私達夫婦には共通の夢がある。

それは「親子5人でトリニータを応援する事」なのだ。
大銀のG裏ならなお最高である。

「なーんだ、簡単じゃないか」と思われるだろう。

しかし、これがなかなか大変な事なのだ。

日曜日が仕事の息子。
県外にいて5月のG・Wとお盆しか帰れない娘。
そのG・Wとお盆が逆に忙しくて休めないお嫁ちゃん。

一年を通して5人が昼揃うだけでも大変なのに子供2人とも
サッカーに興味がないというおまけつき。

まぁしょせん夢は夢。

何時の日か叶うときもあるだろうくらいに思っていた。

ところがどうした事か5月3日、話の流れから子供2人が
ドームに来る事になった。

お嫁ちゃんはどうしても仕事を休めないため
「まずは4人でG裏に」という話になった。

なぜ急に子供達はドームに来る気になったのだろう?

仲間の一人は「一ヶ月前ヒロボーさんは手術をしたでしょう?」
      「その時にガンか何かが見つかって、今のうちに
      親孝行しようなんて思ったんじゃないですか?」
      などと脅かす始末。

そういえば理由を聞くと「親孝行」ってやたら言っていた
ような気がするんだけど・・・。笑






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




いつもより30分遅れて大銀ドームに到着。
「きれいで大きい」と感動の娘。
「ここに来たからには一生懸命トリニータを応援して一日を楽しもう」
と息子。







応援メッセージを書き込む「G裏町内会」のOさんご夫婦。
















初めての「ニータン」にかわいいを連発する娘。






いらん世話なんやけど二人のキョリが微妙な「ま○さん」ご夫婦。笑










「サッポロビールサンクスデー」ということで祝杯用に黒ラベル1ケース買いました。

勝った時の「黒ラベル」は本当に格別にうまかった。

(まだ買っていない人はぜひ。)













11番「ムライ」。

今日はいつものボランチから3トップの一人に。
何と、開始3分、ダイレクトシュートでいきなりのゴール。






子供達に「今のゴール見えた?」と聞くも「向こう側でよく見えなかった」との返事。
「なーに後半攻撃が逆になるからこっち側でゴールするところが見えるよ」と
言ったからにはどうしてもゴールを決めて貰いたい。





ハーフタイム。

「サッポロビール」様の勝利の星がゴール裏に移動してきた。





後半20分「イシガミ」からのボールに「タカマツ」がヘッドで決めてくれた。
ホームでの得点は1年9ヶ月ぶりのゴールだ。


その9分後ドンミョンからのすばらしいクロスを再び「タカマツ」が合わせて3点目。
勝負ありだ。


もうG裏は最高潮。
「タカマツ」のチャントにタオマフが回る、回る。





この時点で3-0.

「トリニータオーレ」はほぼ確定だろう。

今日来た8000人以上のトリサポの幸せな事。

その事を子供達に伝えるも何がそんなに嬉しい事なのか
いまひとつ解ってもらえない。
まぁそれはそうだろう。






そして、少し早めの時間から「トリニータオーレ」が始まる。






もう何と言うか、トリサポで良かったと思う瞬間だ。

選手が一生懸命ゴールを決めてくれたから私達は誇りを込めて
この歌を歌う事ができる。

このときアディショナルタイムが5分とオーロラに映る。

ならばこの5分を今日来れなかったお嫁ちゃんのために歌おう。







試合終了。

3-0   の完勝。

選手の笑顔が良い。








こういうフラッグはだいたい「サンペイ」が持ってるよなぁ。





「こらこらドンミョン、キャプテンより前を歩いたらだめやろう」







「3歩下がってキャプテンの影を踏まず」なんてコトワザなかったっけ。笑








「あれ?あれれ?  ミヤサンもしかして泣いてるの?」・・まさかなぁ。






で、まぁ恒例のラインダンス。





今日はあの人ではなく「デカ」







「デカ」ダンス?





「お~~なんてきれいな? ラインダンスだ」  ププッ






「えーい、こうなりゃあ皆出て来いやぁ」




いやいや出てきた「ムライ」。
何とそのとたんに終わる「大分よりの使者」。
なんて「間」の悪い人だ。







「あ~はしゃぎ疲れた」とデカ。





「おい、サッポロ様のマークを踏むなよ」とキャプテン「ミヤサン」。

「だーれもマークは踏みませんよキャプテン」。





と、そこにインタビューを受けていて遅れてやって来た「ミスタートリニータ」。





まさか?  まさか? 「ミスターそこはだめだよ。よけてよけて」






「あ~~踏んじゃった。」  「だから言ったのにぃ」





でもでも大丈夫だよミスター。

ニータンが代わりに誤るからね。

「サッポロ様、ごめんなさい。」 ペコ。








子供達に今日はどうだった?  と聞いた。

「必ずもう一度嫁さんと来る」と息子。

私に手のひらを見せ
「手を叩きすぎて豆ができたよ」と言いながら
「感動した」と目を輝かせた娘。

その「感動」は何に対してだったのだろうか?

G裏の仲間との連帯感に対してだったのだろうか?

ひたむきに応援を続けるサポーターに対してだったのだろうか?

足をつりながらそれでも走り続ける選手に対してだったのだろうか?

今日子供達が参戦した事で、「私たち家族5人揃ってトリニータを応援する」
という夢に一歩も二歩も近づいた。

でも5人でないかぎりその夢は「夢の途中」にすぎない。


このブログのタイトルどうり

「諦めない限り夢は必ず叶う」


そのときこそトリニータオーレをみんなで歌いたい。



































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大分トリニータ 第12節 5月3日 対福岡 1-1  引き分け

2012-05-05 00:49:29 | 大分トリニータ


5月3日。
福岡の天気予報は雨。
今回、息子のお嫁ちゃんがアウェー初参戦ということもあって
何とか晴れて貰いたかったのだが・・・。
雨は止む気配が無い。

しかしだからこそ大銀がいかに良いドームであるか
再認識して却って良いのかも。

試合の前日。
息子の車、息子の運転で大分を出発。


私は一切運転しなくていいらしい。

こんな楽なアウェーならどこまで行っていいのだがなぁ。


「観光みたい」とはしゃぐお嫁ちゃん。
「アウェーは観光と思っていつでも行こうよ」と誘う奥様。
二人でお互いの写真を撮ってるって・・・・どうよ。





朝から例の帽子をかぶってさっそうと博多駅を歩く2人。
前から来る人はその格好に「ガン見」している。笑

私は少し後ろをコソっと歩く事にした。







途中、テニスコートをレベスタと間違えるハプニングもあったが
なんとか到着。







そういえば一昨年来たよなぁ。







早くももう沢山のサポが来ている。






開門前。
いったい何人のトリサポが来ているんだろう。







午前10時45分開門。
席はいつもと逆のやや左側に陣取る。






しばらくするとごらんのようにビジター側は「青一色」に染まる。

実はこのとき公式でビジター(トリニータ)側が1800人と知らされる。
「は?1800人?」私の目がおかしいのか?










知り合いの福岡サポさんに福岡のG裏から見たトリニータはどう見えるのか撮ってもらった。
ぎっしりいるではないか。
この後、左の緩衝地帯もオープンにしてもらった。
で、この人数が1800人なの?。
そうなのかなぁ?







「トリニータ」コールに鳥肌が立つ。





アウェーとは思えない。
我が仲間「G裏町内会」の面々。
本日、総勢23人也。








はい、恒例本日の「G裏町内会」のゲーフラです。
サンペイゲーフラ。
ダブルです。





番長「サカタ」。
見事に決めた今季自身3点目のゴール。






「青覇」と「一戦必勝」ゲーフラ。







アウェーお初となるビッグフラッグの中ではしゃぐお嫁ちゃん。





この中はなぜか楽しいもんね。







さぁ気合を入れるぞ。












番長のゴールで先制。






その後ゴールを決められ1-1。







一進一退が続くも決定打が出ず引き分け。









「イシガミ」「ケイスケ」「ニシ」・・・。
うちの選手の悔しそうな顔に今日の気持ちが感じられた。







大分を始め全国から駆けつけた
たくさんのトリサポの前で勝ちたかっただろう。






その想いは俺たちも一緒。







3点をもぎ取って帰りたかった。






しかし、負けたわけではない。






気持ちの入った良い試合だった。






だからこそ「A席」の人も誰も帰らずに選手を迎えたのだろう。







それにしても、この人この帽子。
いったい何時脱ぐんだろう。笑







帰りの車の中。

トリのサッカーにあまり興味の無い息子に
「うちのサポの方が絶対に多かった」と力説していたら
「福岡より大分のサポの方が多かったらなんか得な事が
あるの?」と聞いてきた。

息子よ

損得じゃないんだ。
「絶対に負けたくないという意地」
「俺達が九州で一番強いというプライド」


九州ダービーはそんな意地と意地。
プライドとプライドの戦いでもあるんだ。

だから、だれが何と言っても
俺達のほうが人数は多かった。

誰が何と言ってもね!!



次節、ホームで「鳥取戦」があります。

前回熊本戦で初めて来た人。
もう一度大銀ドームに来て見ませんか?。


共に闘いましょう。

































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