旅行2日目の朝、朝食のバイキングを食べ、さぁ行くぞとイスを立った瞬間
腰に痛みが走る。
ギックリ腰だ。
朝早くから車、電車、新幹線そしてバスと揺れ続けた私のガラスのように
繊細な腰がついに壊れてしまった。
一度でもギックリ腰になった人はわかると思うが
とにかく動けない。
腰がまっすぐにならない。
無理に腰を伸ばそうとすると激痛がする。
今からバスで移動し雪の中を歩かなくてはならないのだ。
「どうする?バスの中で留守番する?」と奥様の声。
天使なのか?
悪魔なのか?
ここまで来てバスの中にいたらそれこそホーム開幕での
待ち時間はその話題で終わってしまうだろう。
といって腰を曲げて杖をつくおじいちゃんのように
ならなければとても歩ける状態ではない。
う~~ん、考える。
ええい、ままよ。
知った人もいない旅の空。
恥なんて関係ないや。
首にカメラをぶら下げ、腰は曲げたまま、痛みに耐えながら
一番後ろをヨタヨタ歩いていく。
誰も後ろを振り向きませんように。
こういう状態で写した写真が以下の写真である。
写真の裏側に腰を曲げた私を想像するのだけはやめて
もらいたい。笑
バスを降りてまず橋を渡らなければならない。
その先頭のバスガイドさんがもうはるかむこうにある橋を
渡っている。
(待ってくりー)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/8f/6ae13635dd93407526f34245a7d1aee7.jpg)
今日は雪がなくて歩きやすいですよとガイドさん。
(イヤミじゃあないよね)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/ed/0502dbc379901db39e9817dc74dd7a7b.jpg)
向こうから帰ってくる人にガン見される。
ええい無視無視。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/ac/dc3c854f10e98fef2ffa6bcaa914721d.jpg)
やっぱり暖かいのか氷は張っていない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/ee/75348f034a5374a9a2af0086e4634868.jpg)
道路の雪は完全に溶けていた。
許された時間は70分。
この時点で20分は使っている。
行け行け。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/ee/2cb924ed808b40dfcdafd1be78d7dd58.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/d5/dd5173cdea05579171412ecc0fd3fcce.jpg)
明善寺が見えてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/bb/dfc202bed150f5eaae6fc97a36773423.jpg)
背中が見えているのが奥様。
(あんたは病気とかケガとかしたことないんかい)
(そういえば結婚して一度も入院した事ないよなぁ)スゲー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/e2/feaa53f73cc71172f26115f3cc749872.jpg)
明善寺の門。
(添乗員さんとバスガイドさん)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/80/31df86cb9d8c6b5932446e1cb13292c6.jpg)
この村で一番大きな合掌造りだそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/c9/7824141c1690f9dd126723cf009dfc18.jpg)
おお!
何とカマクラだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/87/85329705c52cdc99c0cb2e15b25a0b95.jpg)
これが何と大きい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/86/67dd93b0352134e7c0579c4a7fc19806.jpg)
10人位入ってもまだまだ余裕なくらい大きい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/51/fdc971b715f8d5c43a80b903bef76e4a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/1d/be198e2b83f65a128c2c1ff2fc4feb81.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/07/fb9d77a68d9f5c2b560b48c85b42ce53.jpg)
やっと目的の「長瀬家」に到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/b2/c15a60ce7469d2dbace622b68659e507.jpg)
何と5階建てなんだって。
金属の釘等を使わなくてこの高さはありえんよなぁ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/e1/32d10be5996624e20c3a7f5d872c0d6a.jpg)
この道具一つ一つが持つ意味は解らないけど
この道具一つ一つが必要とされて生まれて
きた事になぜか感動してしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/94/6cbbda21b879ceb94dc6af1213ad125d.jpg)
今なお人に見られて生き続けている事を良しとする
反面、物として生まれた以上、現役として
使ってもらいたいだろうなという想いも・・・。
(いやいや、これでいいのかも。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/68/e12fe91cd64a150501109888a2cf861a.jpg)
そんな私の感傷もなんのその
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/58/8c2af5caa97f7d1f7521c485cf8361ea.jpg)
外の雪景色は現実を離れれば「綺麗」の一言。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/7c/e2195f63ecc3a441ae58f09ecc787532.jpg)
小さいながらも「雪吊り」。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/d2/7223ba98dc0e9a690d5fa841a7aeaa45.jpg)
こうしてあっというまの70分。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/6b/fe4e26a8a7e464a63bcc53d60bc68175.jpg)
外から見れば「美しい」で終わる白川郷も
住んでいる人の苦労を考えると雪のない大分が
いかに幸せか改めて感じた。
そして最後に飛騨高山に行くのだが
ここではもう腰の痛みはピークに達していて
何を撮ったのかもよく覚えていない。
なので写真のみアップします。
と、思ったのだがここのガイドさんお勧めの御餅の
おいしかった事。
もう一度食べたい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/90/292b9c9377301e91a33910dc3c78888b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/fd/d04e8438b0b46abd5cbceaea512b40f8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/a8/fcaa8109fc8b583a723ff149c9778983.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/68/b0dd71b3fe81332f36c87e9531592d90.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/81/b47d51007750923a0d4798bc795ca00b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/da/4172d7aef8a01915b896e25cc2a4f3d4.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/5d/3b0dfe7758b888c99641eb0f4e8a0737.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/61/0b489abf269ae82b94c0606ddb212263.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/c6/ecb46c8fa20f1f15b924d67cc5240d17.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/b9/a813e7ce12a5bc828e49b505d221a06a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/72/607bbc7a13466c43ec203cc22b18ed7e.jpg)
こういうどこか懐かしいという町並みは
何時の日か、いやもうすでにというか
「昔のまま」の「現在」になっているという気が
してならない。
それは「白川郷」を見たからではなく
「白川郷に住む雪」を見たせいなのでは
ないかと思う。
それにしても帰った翌日にはもう次の
観光を考えている奥様。
あなたに「疲れ」という文字は
必要ないのか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
話は変わるが
ホーム開幕まで残り5日となった。
あせっても何も出来はしないが
ポスター張りと開幕への勧誘は自分に
ノルマを課して頑張りたいと思う。
待ちに待った開幕。
開幕に絶対に歌いたい歌。
「大分よりの使者」
「トリニータ・オーレ」
あははは。
あたりまえか。