2013年11月15日(金) 日光国立公園にある那須高原ビジターセンターとフィールドセンターに視察のため出かけた。 国立公園の中には大抵ビジターセンターはあるが、フィールドセンターを持っているのは多分ここだけだろう。 この前行った上高地にはビジターセンターの他にインフォメーションセンターがあった。 いずれも環境省所管の施設である。 ここのビジターセンターは2年半前にオープンした新しい施設だが、環境省の施設としては驚くほど立派である。 やはり、もともとは那須御用邸の所有だった土地で、宮内庁から環境省へ移管された経緯があるためなのだろう。 フィールドセンターはそこから10分くらい車で奥に入った場所にある。 ここの建物は、一般的なビジターセンターのような感じであるが、展示や紹介のスペースは少なく、ここからフィールドに観察に出かけるための拠点として、インタープリターによるプログラムが充実している。 我々も30分の無料体験コースに参加した。 あいにくの小雨模様の天気だったが、フィールドセンターの周りのミズナラ林をインタープリターの案内で散策した。 現在はまだナラ枯れは入っていないということだったが、ここにナラ枯れが侵入すると林がほとんど全滅状態になりかねない。 環境省の自然保護官の話では、注意して情報収集に当っているとのことだった。 那須御用邸もあることから、何か特別な対策を考えているのだろうか?
〈那須高原ビジターセンターの外観〉
〈展示にも他のビジターセンターよりお金をかけている〉
〈フィールドセンターはミズナラ林の中にある〉
〈インタープリターに案内されて小雨の中出発する〉
〈夕方になってようやく那須連山が見えてきた〉