平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

9月なのに猛暑の勉強会

2008-09-10 | 野草の観察

秋とは名のみの暑さ、この暑さ対策をどのようにと
下見のときからの課題でした。



朝夕は、過ごしやすい季節になったと喜んだのもつかの間
日中はうだるような暑さのこの頃

でも、みなさん元気で参加されました。

本日メインの一枚から



ミヤマウズラ (ラン科)

葉の表には白い斑が入っていますが、
特に日当たりのいい場所などでは、白い班が不明瞭になることがある。
根は太く、横に伸びて、近くに新しい株をつくる。
白い斑が鳥の鶉に似てる事から付いた名前のようです。


花の初々しさと躍動感、美しさが良く出てると思います
県外から観察会に参加されていますが、さすがに勉強家です。


最近のカメラのライブビューでマクロ撮影が出来るようになり
素晴しい世界を見せてくれるようになりました。


シンミズヒキ 「タデ科」
ミズヒキと同じような環境を好み見た目もそっくりです
葉はやや長めで先が尖り、毛が殆ど無く、表面の黒はんがなく
鮮やかな緑色です

花は殆ど開かないと想っていたのですが
マクロで見るとこんなに綺麗に開花していました。

もう一枚マクロの世界



ケチヂミザサ 「イネ科」
名前の由来葉の縁がひどく波打つ所から
また全体に立った毛が密生する種を「ケチヂミザサ」
と言うようです。


また林縁の秋らしい一枚




カエデドコロ 「ヤマノイモ科」
葉柄の基部に小さな棘が一対在りこの種の特徴です。
雌雄異株 花はミカン色で数多く賑やかです。

竹やぶを背景に賑やかに咲き乱れるカエデドコロが、
平尾台の自然の豊かさを表してるようです。



フッと目を引く華やかな赤い色




ゴンズイ 「ミツバウツギ科」
種子は曲がった卵形で大きな皺が入り赤く熟す

魚のゴンズイから来た名前とか、
天女の五衰を表すと言うので「五衰の木」から
来た名前などの説があるようです。

「天女の五衰」とは!

*
能の羽衣より
天女、天人と呼ばれる美しい人たちも、
天に帰ることができなければ衰えから
逃れることはできない。

「ゴスイ」「ゴンズイ」
深い皺を指すのでしょうか?




またまた花園を見つけました。
順番を待つ思いやりと、自然を壊さない観察を
心がけています。






 ダイミョウセセリ&ヤマジノホトトギス

ホトトギスに止まる蝶の一瞬を捉えた一枚
花も蝶も可愛いので、どれに焦点を合わせるか
迷ってしまいそう
良い角度で捉えています。





ヤブミョウガ 「ツユクサ科」
葉がミョウガに似て藪に生えることから
付いた名前のようです。

バックを黒でシッカリ蕊を捉えて
ヤブミョウガの蕊の様子が良く解かります。

納得の写真に変な飾りは不要ですね。


とは言うものの
枚数を沢山アップできないので色々工夫

ハシカグサ 「アカネ科」
名の由来は不明

日陰に生え茎は地を這い葉の付け根に
兎に角小さな白い花をつける。
花の蕊を写しだすことが出来ました。



目前へ白い塊が

   

 オトコエシ

 オミナエシ科


オミナエシに比べ日陰にも強く、全体に毛が多い
白く小さな花の塊を覗いていると
意外と可愛い花の集団です。

知らずに踏んでいます
私も此処にいますと声が聞こえそう



ヤハズソウ 「マメ科」

小葉を引っ張ると矢羽根のように切れるまた、はさみ草とも言われる

この小さな花の蕊を捉えるとは、
花に対する観察力の凄さでしょうか?


ツユクサの紫と黄色のマメ科




ノアズキ「マメ科」

別名をヒメクズと言いやや湿気の在る草地や
林縁に生える。
コンデジでもこんなに美しく写せますと
自慢の一枚見事です。








ネコハギ 「マメ科」
全体に立った軟毛が蜜に生える

茎は地を這うように伸びており
「寝子」が「猫」に代わったと言う説など
いろいろ在るようです
地を這う植物は他に沢山あり
花の感じがやはり「白い子猫」を想像させます


緑の中にピンクはやはり目立ちます



ゲンノショウコ 「フウロソウ科」
昔から下痢止めとして煎じて飲用していた薬草
直ちに薬効が現れるので「現の証拠」と言われるそうです。





シロバナゲンノショウコ

フウロというと色んな種類がありますが
「シロバナゲンノショウコ」もフウロソウ
凛として薬効もあり健気です そろそろ神輿が
出来初めています。

こころ休まる一枚
どちらが何方かお分かりでしょうか
カメラの差または感性の違いかな
 

   

 ハナタデ

 タデ科

小さくて良く解からないのですが、花の周囲に「さや状托葉」が長く伸びて見れるところからハナタデとしました。




この季節そうだったかしらと想うほど
湿度の高い日中
下見でどうしたら快適に観察が出来るかと
心配しましたがやはり北側は涼しく快適・・・蚊の大群さえ
クリアすればですね。

開花調査:石田美津子

ミソナオシ・フジカンゾウ・タヌキマメ・イヌハギ
ヤマハッカ・ホドイモ・ガガブタ・サネカズラ・
ガガイモ・カワラケツメイ・他

観察者数=20人

暑い中お疲れ様でした。
熱心な観察に暑さも忘れて頑張りました。

沢山の写真の中から数十枚を選び
画像調整し、アップする

むち打ちには「ツラ~イ。」
早く良くならないかしらネ



次回は9月26日(金曜日)



著作制作:森ふさ恵




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