久しぶりの雨の観察会
今まで続いていた晴天が嘘のように一転・・・
でも、シトシトと静かな雨、大丈夫だと想いながら台上へ付くと、
霧が、深くて開花調査は無理と判断、山麓へと急遽コースを変更。
撮影:Kさん
里山の小道に入るなり小さな花を見つけ
大騒ぎとなりました。
古い時代の帰化植物
コナギ 【ミズアオイ科】小葱
コナギは東南アジア原産の古い時代の帰化植物であり、稲作の渡来に伴って渡来した(史前帰化植物)。
除草剤が使用されるようになる以前はイボクサなどとともに代表的な水田雑草の1つであった。
現在でも水田の水路などにも見られるが、多くは初期の放棄水田や部分減反した水田などに生育して、
群落を形成している。花は8月の終わり頃から咲き始め、10月頃まで。
なんか変です~
小さなアサガオなのですが
マメアサガオ
こんな景色も
お正月の神事に使われる藁だそうです。
撮影:Wさん
此方では普通に見られる花ですが
とても少ない花だそうです。
ミツバグサ 三つ葉草 【セリ科】
草丈50~100cmの多年草。
茎は直立し、上部で枝を分ける。
花の付け根の葉はギザギザが鋭いのです。
普通のセリ科の植物より遅れて咲くので
刈られて二度咲きの花かと間違えられそうです。
野草は強いのですね
開花する前に虫に食われて中々花が見れないのですが、
フシグロ 【ナデシコ科】節黒
節が暗紫色を帯びていることからなのですが、
薩摩ニンジンとも呼ばれ、昔商人がひげ根をヒゲニンジンに混ぜて偽って売った事から
その様に呼ばれるようになったと辞書に記されています。
花にも色んな事情があるようです。
おしゃれな色合いにシャッターの音も盛んです。
クサギ(臭木) クマツヅラ科
Last modified: Feb 04, 2003. 学名:Clerodendron trichotomum.
花期:夏で. 赤いガクと白い花も可憐です
木を折ったり葉をちぎったりするととてもいやな臭いがします。
花や果実は葉の悪臭とはずいぶんと違い、おしゃれです。
撮影:Kさん
ヒキオコシ
今は、この花の天下何処に行っても
背高く枝を伸ばし、小さな花をひらめかしています。
アップで写してみるとこんなに可愛い花です。
ある大学研究論文にマルバツユクサは発芽しやすい少数の大種子と発芽しにくい(休眠する)
大多数の小種子を持つという顕著な種子2型がある一方で、
ツユクサはよく発芽する1種類の種子のみをもつことが知られており、
マルバツユクサはツユクサに比べて種子が発芽しにくい(休眠する)傾向を持つことがわかった。
マルバツユクサ【丸葉露草】 ツユクサ科
ツユクサ
植物には、ふつうの花のほかに土のなかに「開かないつぼみ」(閉鎖花)を
つけるものがあります。このつぼみは、開かないまま果実や種をつくり、土のなかで冬越しをします。
そして、次の年の春になると芽を出して子孫を増やします。
このような冬越しをする植物としてヤブマメ、そしてブラジル原産のラッカセイなどがあります。
この花の撮影に再度翌日9:00過ぎ頃行きましたが
全く開花してなくスゴスゴ引き換えしました。
解決するまで何も手につかないのです。
数日後、再度チャレンジ
朝露のと想ったのが間違いでお寝坊さんのマルバツユクサは
10時ごろからボツボツ開花し始めるのです。
丁度、畑仕事の奥様に何を写してるのと聞かれましたので、
この花珍しいのですといいますと
「まあ~一番手をやく厄介な草で大嫌い
気が付いたら抜くのです。」
私が見たら可愛い花でも農家の方には
嫌われ者、引き抜かれたものを少し戴いて帰りました。
花撮影:Kさん
里山を抜ける途中、見たこと有る葉がでも実が無いのです。
良く見るとありました。
オオイタビ【クワ科】
オオイタビカズラの略でこの類の中でも形が大きい。
イタビはイヌビワの一名でつる状なので蔓と付く。
今まで気付かずに居たのですネ
小さいのは花かしら先が赤くなっていました。
カラスビシャク【サトイモ科】
ハンゲは漢字の「半夏」の音字でヘソクリ、ヘプスなどとその球茎に対する
名前でプスは附子(トリカブトの根)の意味だそうです。
ちょっと怖いです。
郷へ帰って昼食
なん~とバスが一杯・・この雨の中大分の
グループの方が200人
お気の毒ですが、雨の平尾台もそれなりにステキです。
楽しんで帰られてください。
午後からは開花調査へ
この時期この場所でと思われる所で
このコースは花が少ないと言われますが何でもソウナンデスネ
最初から決め付けてると、何も見えない、探求心、冒険心が
良いものを見つけます。
イガホウズキ【ナス科】
果実は液質の球形で熟すと白くなる 額は花が終ってから大きくなり、
緑色で果実を包み
外面には棘状の突起がある。
このコースを歩き始めて
今まで観察されて無い花を何種見つけたでしょうか?
もう一種探し当てたのですが
此処では紹介出来ない種です
観察者 15名
雨の中、苦にもしないで元気に
観察できました。おつかれさまでした。
次回観察会
日時:10/12日9/30発
場所:平尾台自然の郷
お間違いの無いよう気をつけてお越しください。