平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

モニ1000里地調査の下準備

2008-10-24 | 野草の観察



色づき始めた柿の葉、赤い実も実り山麓の裾模様
ススキに色を添え始めています。

この広い台地をどの様にすれば調査できるだろう
モニ1000の講習を受けて以来、頭から離れない問題でした。

出来るだけ正確な記録を残して行くには
みんなでやるしかないと、
話してみよう



以外にスーッと賛同していただき
案じていたよりなんとやら ホッー





今日のメインはこのはな



ウメバチソウ 「ユキノシタ科」

上の写真をクリックしてみてください。



開花したときどの雄蕊は子房を抱き、この時雌蕊の柱頭は
未発達 雄蕊は日に一本づつ立ち上がり花粉をはく

雄蕊の回りに細かく分裂したもの
これは仮雄蕊で、花粉を出さない装飾花。

”梅鉢紋”に似ている事から
「ウメバチソウ」という名が付いたと言われています。




リンドウも咲きはじめました。



リンドウ 「リンドウ科」
花の中心に花柱がありその周りに雄蕊5本
花柱の先が割れ雌蕊が現れる。

中国から来た生薬(リンドウの根)を
「龍旦」と言いそれがリンドウと成ったようで、
熊の胆より苦いようです。

熱心な方で早朝より
写真を写し、一勉強して郷へ来られています
熱心な方には勝てません 良い絵写真が出来ています




薬効は無いと言うのに
何故か人気の美しい花




ムラサキセンブリ 「リンドウ科」

センブリより花冠が一回り大きく、
茎も太く暗紫色をおびる雌蕊は紫に黄色の縁取り
ムシさんを誘うための黄色の敷物な~んて
おしゃれで粋な計らい・fmfm

   

 藪の中に鮮やかな紫が目を引きます。

 苦いが薬用にはならないようです。


ムラサキセンブリ
花弁の様子が良く解かる写真綺麗です。



あちらこちらにクッキリと辺りを白く染めて咲く花

シロヨメナとシラヤマギクは
識別の難しいはなの一つです。




シロヨメナ 「キク科」



葉は細い卵形で先は尖り、下から三分の一辺りから
急にくびれて細くなる。(下部の葉で見分けます)
短い葉柄がある。






この頃では蝶にも興味を花には蝶ですものネ
まっちゃんのお陰です~名前が違ってたら教えてくださいね



ススキの中にピンクが揺れて



ススキたなびくオヘラの尾根へ



畑で栽培する
ラッキョウに対して



ヤマラッキョウ 「ユリ科」

やまの草原に自生するラッキョに似た花と言う事で
付いた名前のようです。
雄蕊6本が突き出し花粉を噴出
青く見えるのが雌蕊
花弁は半開きで自家受粉を避けているのでしょうか?



写真は前回写した分です
少し遅ればせながら残り花を見ることが出来ました。


        コシオガマ       シオガマギク

コンデジでも写し方に依ってはステキに撮れるのですぅ

季節交代
黄色の世界へ

春は菜の花の黄ではじまり・秋はキクの黄で
暮れていくように

ヤクシソウ・シマカンギクと黄色の花へと
彩を変えて行くようです。




シマカンギク 「キク科」

一時、此方ではシマカンギク・キクタニギクの両方咲くと
言われて随分探しました
長崎まで「キクタニギク」を観察に行ってきました

アワコガネギクと言う名のとおり
小さな花が集まって頭花をなしており此方のそれとは
随分違うように想いました。



世代を受け渡す花たち
さあ~何の花の花後でしょう



キンポウゲ科の花です



もう一枚
考えてくださいね




此方は「シソ科」のはなです
まだ小さなムラサキの花が咲いてるのもあります。



これも小さな花
言われて見ないと花とは知らずに
通りすぎてしまいそう



アカネ 「アカネ科」


この草の根は衣類を茜色に染める
染料として使われていました。

万葉集などの日・君などの枕詞”あかねさす”も
このアカネが語源だそうです。
面白いです

マクロで見ると花は白く可愛い花


ウッドストックさん
何時も美味しいお弁当をありがとう<感謝>
美味しかったです。




食後は来春から始めるモニ1000観察の練習です

Aコース:茶ガ床~神社の森を通って~センター前駐車場へ
1斑(責任者:石田・石田)
Bコース:茶ガ床~車道を見晴台経由~センター前駐車場へ
2班(責任者:久保田・野見山)
Cコース:茶ガ床~千仏のショートカット経由~千仏鍾乳洞まで
3班(責任者:桃坂・永島)
Dコース:茶ガ床~広谷周り~中峠より~キス岩先~茶ガ床
4班(責任者:鶴田・松嶋)

この四つのコースを班に分かれて試験的に
観察を実施してみました。

意見をお聞きしたかったのですが
結構楽しんでおられて、おもしろいかったのだそうです。

毎月一回(第4金曜日)
雨の日も風の日も100年間
最初の一年を受け持つ緊張と不安とで一杯。

最初は3年と目標を持って
あまり力まないでゆったりとやっていきましょう。

観察参加者数20名

予想に反して雨にも降られず
吹く風も心地良くさいこうの観察会でした。

次回で最後の勉強会です。

11/12日(水曜日)

AM10時出発

お間違いの無いように

11/19日(水曜日)
郷にてオフ会を開催いたします
詳細はじかいおしらせしますので
予定に入れて置いてくださいね。



制作・著作:森 ふさ恵



















 


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