平尾台自然の郷野草勉強会

平尾台の自然と野草を見守り観察し
記録するボランティアのグループ。

猛暑の勉強会でしたが・・

2010-07-30 | 野草の観察

大雨の後の猛暑、
熱中症に、とても気を使いました。


そんな中、アレが咲いてたよとM氏の声
それでは先においでた方からと慌てての出発
となりました。

アレって何でしょう





キヌガサダケ

7月はじめ頃から、彼方此方で開き始め
この時期にはもう見れないと
想っていましたが、待っていてくれたのですネ

蚊の猛攻に会いながら
最後まで見れなかったレースの開花の様子
でしたが、今日はあっと言う間に
食べてしまう虫さんにあうことが出来ました。

ムシさんの名前は
「チョウセンベッコウヒラタシデムシ」
と教えていただきました。


30分 延長の開花調査に取り掛かります。
激しかった雨の所為か
花の少ないのには驚きました。





ノアズキ (別名:ヒメクズ)

面白い形の花です。
中でクルッと巻いているのが、舟弁 外側を巻いているのが
旗弁と言い左右の形が違う花となっています。



次もまた珍しい形の花です。




ムカゴソウ

花被片は卵状の楕円形、鈍頭で半分蕾の状態で
平開しないで、
おチョボグチしてるようです。
 

何とも小さな花を沢山つけて可愛い・・・
名前は丸い塊根をムカゴに見立てて付けた
名のようです。


季節の移り変わりを
知らせるトンボ




正式名は「ネキトンボの♂」

トンボオバサンじゃ無かったまっちゃんに教えていただきました。
ありがとうございます。








ホザキノミミカキグサ「タヌキモ科」

この湿原では最所に咲くのが、ホザキノミミカキグサ
ミミカキグサ・ムラサキミミカキグサと秋の深まりに
沿って数を増していきます。
可愛い様子は、見てて飽きませんネ





茶が床は猛暑とは無関係の様な涼しさ
教室でお弁当の予定をお外で戴きながら
「涼しいね・涼しい」を連発
日頃の行いが良い所為でしょうね






キキョウ「キキョウ科」

秋の七草で言われるアサガオは恐らくこの
キキョウの事では、なかったのかと言われています。
鮮やか紫色が涼しげに
草原にゆれて当分ノヒメユリさんとの競演が見れます。




午後からはこの調子でと、班長さんの秘密の場所へ
案内していただきました。

駐車場へ着くと空模様が怪しい
そんなには降らないだろうと、それでも傘を持って出かけます。


先ほどまでの行いの良さは何処へやら
大粒の雨がパラパラ・ザーザー
傘を差したり合羽を着たり前進有るのみ




ヒナノキンチャク 「ヒメハギ科」

種子の形がキンチャク(財布)に、似ていてさらに小さな事から
付いた名前のようです。

この個体は、まだお金持ちに成って無いようで、
次は、傘を差してるかもしれません~よ。
買いにいけませんね。






イチビ 「アオイ科」

インド原産で中国を経て日本へ渡来、
栽培されていましたが、今では、自生状態となって人家近くの荒地に見られる、
皮をむいて中の繊維を利用していたようです。

昨年は、中々見れなかったのですが、今年は
物凄い事に、荒れた畑一面に咲いていました。






背の高い雑草に前途をさえぎられ
ヤブコギ
下半身ビッショリ・・・ワイワイ言いながら大急ぎで車へ

始めよければ後も良しのはずでしたが
それでも強烈な暑さよりもマシでしょうか!


開花調査参加者:19名


この時期、北海道を始め、色んな所へ、花観察へお出かけの方が
多く、私達も上高地・乗鞍と回って
帰宅したばかりでした。




前回は、大雨災害の為、急遽休止となりご迷惑お掛けしました。





行橋側、小倉側共、登山道の脇が欠落・また別の場所で一部崖崩れが発生
通行止めになっていましたが、
現在、信号機アリの片側通行で、登れるようになっています。

これ以上の災害の無いことを祈るばかりです。



次回8/11日(水曜日)は
お盆間じかという事でお休みになりました。


8月27日(第4金曜日)は平常どおり
開講いたします。

暑さの折、お身体に気をつけてお過ごしください
お元気で次回お会いしましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする