今年の野草勉強会が始まる
どんな事にも感動を持って、新鮮な気持ちで
野草の観察・記録を続けて行ける幸せを
感じております。
平尾台を愛する心が、
強く結びついた勉強会一同、また今年の新人さんを迎えて
より一層、自然への感心を深めていただきたいと期待しています。
なんだか花が早い毎年同じことを言いながらも
サクラが3月に満開になるのも珍しい。
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以前は探してたのに
シロバナタンポポ 「キク科」
低地で見られていたものが最近台上でも
繁殖を増やしそこらじゅうで見れるようになっています。
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キジムシロ 「バラ科」
黒く焼け残った台上の土に小さく丸く
ハッとするような黄金色が散らばり、焼け跡に春を告げていく。
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岩陰にこっそりと静かに。
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もう、そろそろ眠りから覚めても良い頃で~す~よ
ヒトリシズカ 「センリョウ科」
義経を逃がす時間を伸ばすため一人静かに舞い続けた
「静御前」
の姿に例えて付いた名前だそうですが
芽立ちの頃は幼子の背伸びに似て微笑ましく
良く寝てたのね~おりこうさ~んと声を掛けたくなります。
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スミレも数を増してきました。
アカネスミレ 「スミレ科」
花色が茜色なのでアカネスミレと名づけられたようです
葉・花柱共に細かい毛で覆われています。
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ウグイスが神楽を舞うという
声が聞こえたような~
ヤマウグイスカグラ 「スイカズラ科」
花や葉に毛が散生するか、しないかで
ヤマウグイスカグラ・ウグイスカグラと分けることが、
あるようです 此処では葉に毛が透けて見えていますので
ヤマウグイスカグラとしました。
鶯が鳴く頃咲くのでこの名があるようですまた
「カグラ」「狩場」の意味で鶯を狩る所に咲く花と言う意味のようです。
今月の開花
ヒメオドリコソウ | オオイヌノフグリ | ハコベ |
クサイチゴ | ナガバノタチツボスミレ | ナズナ |
キランソウ | ニオイタチツボスミレ | アオキ |
セキショウ | ムラサキサギゴケ | フキ |
カテンソウ | ムラサキケマン | ヤマアイ |
ユリワサビ | チャルメルソウ | コスミレ |
スズシロソウ | ヒメウズ | ノアザミ |
ヤマザクラ | ヨシノザクラ | クサイチゴ |
コショウノキ | ヒメオドリコソウ |
以上の開花が見られてます。
特に茶ガ床のヤマザクラは見事で、その周囲の
ヒメオドリコソウ・ナズナ等が群落をなし裾野に賑わいを添えています。
今年から始まる
「モニ1000里地の調査」を試みてみました。
観察会が終わり郷へ帰る途中山火事のサイレンが
遠回りで見てきました~
天狗岩付近
時間が無くて途中まで行って省略した付近が丸焼け
ゆっくりだったら午後から回ろうとと下見した
付近、オキナグサの小さな蕾がそこかしこに点在していました。
元気に立ち上がってくれると良いのですが、
この時期の山火事は怖いです。
山では「火気厳禁」を知っているのでしょうか
昨日の下見時にも貫山頂で、ご夫婦で仲良く
コンロでラーメンを作ってました。
このような時どの様にすれば良いのか
迷ってしまいます。