4月8日(日)
「明日トレイルランに行くけど、どう?」
土曜日の夜に息子から電話があった。
息子は忙しいらしく、まだ行先も決めていないらしい。
夫も私も山についてはあまり詳しくないことと、
年齢的なこともあり、少しでも下調べをしてでから出かけたい方だが、
息子は初めての場所でも、全く平気のようである。
車の中で、2~3、息子から候補が上がったが、
いくら道標があるとはいえ、全く初めての場所は不安なので、
地図を見なくても歩ける、高尾山にしてもらった。
息子は高尾山は初めてだそうだ。
高尾山には過去12年の間に3度登ったことがある。
2006年の春、ブログを始める前だったので記録は残っていないが、
高校時代の友人と1号路を往復。
2009年1月26日には夫と、登りは1号路、帰りは琵琶滝コースで。
2009年4月09日には友人と、桜の名所である一丁平まで往復している。
今回は息子は高尾山から陣馬山までの往復トレイルラン。
夫と私は稲荷山コースで山頂を目指すことにした。
いつもの如く、海老名ICで圏央道へ。
圏央道を使うと、家から1時間もかからず、薬王院の駐車場に着く。
駐車料金は周辺の半額で500円。
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「高尾山599ミュージアム」という施設ができていた。
建物の中を通り抜けすると、ケーブルカーの清滝駅まで近道になると
係りの方が教えて下さり、おトイレもどうぞと勧めて下さった。
綺麗なトイレでとても気持ちが良かった。
9年前の4月9日は山麓駅前のソメイヨシノが満開であったが、
今回(8日)はすっかり葉桜だった。
山麓駅の標高は224m
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清滝駅左の小川を渡る橋が稲荷山コースの入り口。
息子も稲荷山コースから走り出した。
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入り口から急な木製の階段を上ると小さな祠の旭稲荷がある。
周囲に植えられているミツバツツジがとても綺麗だった。
目の前には山ガールズツアーの一行が歩いていたが、
このくらいの歩きなら私も参加できそう、などと思いながら抜き去る。
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岩や太い木の根が張り出し、歩きにくい場所もあったが、
登山道が南面の尾根上にあるので、明るく気分は良い。
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稲荷山の休憩所に到着。
稲荷山の標高は408mなので麓から273m登ったことになるが、
それほど歩いた感はない。
ここでは15分の休憩とモグモグタイム。
自然解凍した冷凍のたい焼きの美味しかったこと。
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稲荷山からの展望。
下に見えるのは薬王院の駐車場。
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休憩所を過ぎると、道幅も広くなり、なだらかで歩きやすい。
ベンチがあったので、200段の階段を上る前に、休憩することに。
ここでもモグモグタイム。
おにぎり1個とお菓子を食べる。
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下を向いて階段を登っていると、中年のトレイルランをしている男性が、
「階段を歩くときは、顔をまっすぐ前に向けて歩いた方が呼吸が楽。
ステップはワン、ツー、スリーで両足を揃えると良い」と教えて下さった。
歩みは遅くなったような気がするが、ほんとに楽に上まで登れた。
階段の先は高尾山山頂の南端。
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高尾山山頂(標高599m)
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想像通り山頂は大変な賑わいだった。
まず、高尾ビジターセンターに寄り、自然探求路マップを頂いたり、
タカオスミレの情報を得る。
座る場所が空いたので、お弁当タイムもとれた。
ソメイヨシノは終わっていたが、他の桜を見ることができて良かった。
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春霞のため、残念ながら富士山の眺望はなかった。
夫はあまり気乗りしなかったようだが、
せっかくここまで来たのだから、小仏城山まで歩いてみようと誘った。
のっけからの急な下り階段にちょっとびっくり。
(9年前も歩いたはずなのだが、植物のことしか記憶がない)
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もみじ台周辺
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もみじ台を過ぎたあたりから桜が多くみられるようになった。
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もみじ台と一丁平の中間あたり
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一丁平休憩所
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休憩所の席も空いていたが、日当たりがなく寒そうだったので
日当たりの良い木株に座って休憩。
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小仏城山まで歩くつもりでいたが、
これから更に上ることを考えると、自信がなくなり、
ここで引き返すことに。
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登山道からそれた場所に咲いていたミツバツツジと桜
この少し先、もみじ台の手前の三叉路からは一番北側の道を歩いた。
中央の道に比べ、自然で歩きやすく、植物の種類も多かった。
その先で5号路から1号路に合流。
薬王院に寄り、参拝して帰ることに。
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薬王院飯縄権現本社と薬王院飯縄権現本堂
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御朱印
お参りをした後は、女坂を経由して、1号路をひたすら下る。
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タコ杉
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ケーブルカー高尾山駅近くの展望台からの眺め
ケーブルカーの高尾山駅の少し先、城見台あたりから
左膝裏に少し痛みを感ずるようになった。
1号路はあと1/3ぐらい残すだけだったのに残念。
小股に歩くので、歩みが遅くなる。
近くを歩いていた若い女の子も、膝が傷みだし、
後ろ向きに歩くと良いというので、真似して歩いてみると、
いくらか痛みが軽減した。膝を曲げないのが良いようだ。
ベンチで少し休んでから歩くとしばらくは痛まない。
そうこうしているうちに、清滝駅に到着した。
1号路にこだわったのは、タカオスミレに会いたかった
からだが、その念願もかなった。
不思議なことに膝は平地では全く痛まない。
この日は25.413歩 17.6km 889㎉
足が痛くなり、小股で歩いたことが歩数を延ばしたのかもしれない。
尚、息子はとっくに陣馬山から戻り、車の中で寛いでいた。