hiroの花便り

我が家に咲く花や日々の暮らしを綴っていきたいと思います

御岳山~ロックガーデン

2018-04-03 | ハイキング・ウォーキング
3月31日(土)
今週の息子のトレイルランは御岳山を起点にして行うとのこと。
電話を受けた私は、すぐに同行すると返事をした。

家を出たのは8:05
海老名ICから圏央道に入り、日の出ICで下り
国道411号、都道経由で約30分。
9:20にはケーブル下の滝本駐車場に着いた。


お天気上々、気分上々

息子はここからケーブルには乗らず、
御岳山~ロックガーデン~大岳山~鍋割山~奥の院
を経て走って、駐車場まで下るとのこと。

夫と私は、往復ケーブルカーを利用して
御岳山(御嶽神社)~ロックガーデンを歩いてきた。







春霞
御岳山駅・展望台より

前回、御岳山に行ったのは2011年8月24日。
御岳山ハイキングとレンゲショウマ観賞が目的で
私の脚力でロックガーデンまで足を延ばせるとは考えてもみなかった。

その時と変わっていることは
①圏央道が開通していなかったので、滝本駐車場まで3時間近くかかったこと。
(現在は1時間15分 圏央道片道1360円)
②駐車料金が一日1000円だったこと。
(現在は1400円)
③ケーブルカーの色が黄色一色からグリーンを主にしたカラフルな色合いになったことと、
車両前面上にKEIOの社名が入ったこと。
(御岳登山鉄道が京王グループだったことを初めて知った)
④ケーブルカーの往復運賃が1090円で現在の1110円と、大して変わらないこと。


画像はお借りしました

今回のハイキングは膝も傷まず、あまり疲れなかったが、
その訳が上↑の画像でよく分かった。
標高差が少なく、疲れが出やすい綾広ノ滝から先が、
緩やかな上り下りになっているからだと推測する。
15919歩 11km 557㎉は
3月11日に行った矢倉岳とあまり変わらない。



御岳山ケーブル駅を降りて左手の参道を歩く。
御岳ビジターセンターに寄ってマップやパンフレットを入手。
カタクリのミニ群生地を教えていただく。

よろしかったら前回のブログもどうぞ!



馬場家御師住宅(東京都指定有形文化財・建造物)
7年近く前に来たときは、住宅の屋根から草がたくさん生えていたが、
綺麗な茅葺き屋根に造り変えられていた。

参道から外れ、馬場家御師住宅の前の道を通り
カタクリの花に会いに行く。



崖の斜面に咲くカタクリ
午前中で陽が当たらないせいか花が閉じている。
また帰りに寄ってみよう。



神代ケヤキの少し手前でアズマイチゲの群生を見つけ感動!
斜面の上の方に咲いていたので、この花に気づいた人は、
あまりいないのではないだろうか。
ズームでパチリ



神代ケヤキ
幹囲8.2m、樹高約30mの巨木で、
日本武尊が東征の際に植えたという伝説が伝えられている。



手水舎でお清めの前に着替え。
日か上がって暑くなってきたし、
これから250段の階段を上るのも大変そう。



大鳥居をくぐり、随身門を通って進む。
参道の両側には沢山の講碑が立ち並んでた。
宝物殿前の階段を上がると



武蔵御嶽神社本社拝殿
標高929m 御岳山の頂上にある神社だ



武蔵御嶽神社では御朱印を頂き、30分位過ごした。



御朱印



長尾平では休憩を兼ねてランチタイムを取った。
大空の下で食べる食べ物は何でも美味しい。



長尾平の馬酔木
これで1本の木の上部。
あまりの大きさにびっくり!



長尾平分岐ではすぐ左の急坂を下りず、右側の緩やかな下り道を歩く。



20分位歩くと天狗岩に。
左の写真の岩の頂上に立っているのが天狗の像。
岩に登るのは下りが怖いのでパスした。

右の写真は少し下って、天狗岩を見たもの。
木の間に見える高い岩が鼻の部分かもしれない。



ロックガーデンに到着。
沢の流れに癒されながら上流に向かって歩く。



感心したのはこの岩の道を造った人々。
こんな重い岩をどのようにして運んだのだろう。
黙々と歩きながら、思いを馳せた。

綾広の滝までの中間地点に、休憩所があったので
チョコレートやお菓子を食べながら10分間休憩。



沢登りの道では、春を告げる野の花達との
嬉しい出会いがたくさんあった。

菫はヒゲコスミレとエイザンスミレ



上段 ヨゴレネコノメ ヤマネコノメ?  
下段 ユリワサビ ツルネコノメ



ハナネコノメ
遠くから見た時は苔に花が咲いているのかと思ったが、
調べてみるとハナネコノメのようだ。
もう少し接写できると良かったのだが



ハシリドコロとアズマイチゲの蕾?

ハシリドコロはベル状の花が可愛いが、
猛毒を蓄え、食べると幻覚症状が出るそうだ。



お浜の桂
樹齢推定300年(元禄時代)樹高38m 目通り4m
目通りとは、目の高さに相当する部分の木の幹の太さのこと。



綾広の滝

綾広の滝のあとはしばらく急坂を登るが、
その後は緩やかな上り下りで、道に変化があって楽しい。

この道でも可愛い野の花に出会う。



菫がどこでも一番たくさん咲いてたかな。
それぞれ葉っぱが違う。

タチツボスミレ エイザンスミレ コスミレ?



ミヤマキケマンとツルキンバイ



左端の植物は穂が花なのか花後の実なのかよくわからない。
触れると黄色い粉のようなものが舞い散った。

所々に咲いていたカタクリ。
群生しているより有難みがある。

明るい開けた場所ではギブシが満開。



石垣が積まれた道を見て、前回歩いた
「大山阿夫利神社の裏参道・蓑毛のみち」を思い出した。
ここも、古の人々が、武蔵御嶽神社に
お参りするために造った裏参道かもしれない。

野の花たちに気を取られて「天狗の腰掛け杉」を
見るのを忘れたと思っていたら、右の写真の左端に写っていた。
幹から水平に伸びている枝が腰掛けやすそう。

帰りはあっという間だった。
疲れなかったのは、緩やかな上り下りになっている
からだろうと最初に書いたが、
可愛い野の花を見つけながら歩いたからかもしれない。



最後に午前中に寄ったカタクリのミニ群生地に寄った。
やはり午後は日が当たり、花が開いていた。
おまけにアズマイチゲ(中段の2枚)や
ニリンソウ(下段・右)まで見ることができた。
黄色い花はキバナノアマナとのこと。
tonaさん、ありがとうございました。

2時台のケーブルカーは30分ごとに発車。
少しの違いでだいぶ待つはめになった。
息子に電話すると、1時間も前に戻り、
お弁当を食べていたとのこと。
御岳山に登る最初の走りが一番厳しかったそうだ。
ケーブルカーだと、あっという間だけどね。
今日もありがとうございました。
コメント (8)
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