今日は先々週見た、NHKさわやか自然百景「夏 北海道 然別湖」から
可愛い動物「エゾナキウサギ」などをご紹介します。
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然別湖(しかりべつこ)
然別湖は、大雪山国立公園にある唯一の天然湖で、
北海道で最も標高の高い場所(標高810m)にある湖です。
私が行ったのは真冬で、湖が氷と雪で覆われていたので、
どんな形をしているかも分かりませんでした。
「天空の湖」とも呼ばれ、はるか昔、火山から流れ出した溶岩が
川をせき止めることで生まれた湖だそうですが、こんな形をしていたのですね。
水深は最大100mだそうです。
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冬の然別湖
(2016.02.18撮影)
7月下旬の然別湖
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ウグイの仲間は、
水生昆虫や小魚など様々な食べ物に適応した雑食性の魚です。
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ワカサギの群れ。
主食は水中のプランクトンやミジンコだそうです。
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こうした魚たちを求めて、鴨の仲間カワアイサが集まってきます。
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湖の周囲に広がるごつごつとした岩場は、日本最大級の風穴地帯。
岩の隙間から冷たい風が吹き出す。
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中には大量の氷が…。
地下からは4000万年前の氷が発見されているそうです。
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涼しい環境を好むコケ
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高山の湿った場所に生えるゴレツミズゴケ
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霜がおりたかのようなシモフリゴケ
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厳しい寒さに適応したミヤマハナゴケ
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体中にコケをまぶしたコヤガの幼虫
敵から身を隠しています。
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湿気の多いコケは土の代わりとなり、草木が根を下ろします。
そこにやってきたのがエゾナキウサギ↓
体長は15センチほど。岩場に生える植物が主食です。
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ウサギと名がつきますが、ネズミの仲間。
小さな体をいかし、入り組んだ岩の隙間で暮らしています。
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今よりずっと気温の低かった氷期にエゾナキウサギは
陸続きだった北の大陸から渡ってきました。
暑さが苦手で、地球が暖かくなるとなると、
高山や風穴など涼しい場所に逃れ、命を繋いできました。
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体に比べ長いひげは優れたセンサー。
そのひげのおかげで、暗くて狭い岩の隙間で自在に動けます。
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美しい星空
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然別湖の水源は、広大な大雪山系に降った、雨や雪がしみ出た湧き水。
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バイカモ(梅花藻)
冷たく澄んだ流れを好む水草で、梅によく似た花が名前の由来です。
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この清流に暮らすのがミヤベイワナ。
世界で然別湖にだけに生息するサケ科 イワナ属の淡水魚です。
サケの仲間は成長すると海に下りますが、川が噴火によって閉ざされ、
海に出られなくなったため、湖沼内で独自の進化をとげました。
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そんなミヤベイワナを狙うのがセグロセキレイ。
浅瀬を泳ぐ稚魚は格好の獲物になってしまいます
こうした試練を乗り越えたミヤベイワナは岩陰などに身を隠して成長していきます。
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夏、成長すると湖に下り、深みに潜り、プランクトンを食べて大きく成ります。
魚の色は湖の色と同じ青い保護色となり、
秋には婚姻色に色づき、産卵のために再び川に上ります。
婚姻色とは?
魚など、繁殖期になると体色が変化する現象。イトヨ、サケのオスなど。
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然別湖の宝石ともいわれる「ミヤベイワナ」
綺麗でしたね。