お寺さんぽ Ver.03

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ぜひ行きたい・風情たっぷり「金山城跡」 (群馬県太田市)

2011年05月29日 | 歴史

のんびり気軽にさんぽがてら。
ぜひ行きたい!
本日は写真で見てそう思った、史跡「金山城跡」です。


①頂上からの景色

どうですかー、↓この風情は。
いちおう復元されているコチラ。
変に天守閣とか建てたりせず、山城な雰囲気を壊すことない程度に整備されておりました
また車で近くまで行くことができ、頂上である「新田神社」までも徒歩でそう遠くはなく、道もそう厳しくもないという按配。
オススメです

こちらの起こりは文明元年(1469)
「応仁の乱(※1467年)」の後で、室町時代の末期頃になります。
もともとこの付近を治めていた「新田義貞」の一族「岩松家純」が築城したようです。
「新田金山城」、「太田金山城」とも別名がありました。
戦国期関東七名城の一つ。
同族を追って本領に復帰した家純でしたが、その没後から重臣「横瀬国繁」が勢力を拡大。
(もともと築城の中心人物であったのも国繁のようです)
その後、岩松氏の筆頭家老であった横瀬氏でしたが、「由良(横瀬)成繁」は下剋上を果たし、金山城を占拠したのです。
しかし、上野国は上杉、北条、武田に囲まれており、成繁も北条・上杉の間で所属を変えつつ存続。
武田、上杉の軍勢の攻撃もあったようですが、落城することなく、”難攻不落”と言われたのでした。

太田駅からは徒歩だと一時間以上…たぶん二時間くらいはかかりそう。
車では展望台まで行けるので便利です。
展望台にはいちおう駐車場がありましたが、そう広くはないので要注意。
トイレもここにあります。


②山道はだいたいこんな感じ。

展望台からは徒歩ですね。
単なる山道に矢倉台・馬場曲輪…など、当時の面影あるものが見え、月ノ池の先が大手虎口になります。


③先に見えるのが「馬場曲輪」です。それほどキツくない山道です。

メインの大手虎口です。
こちらの石垣の景色が非常に良く、いかにも城址という風情です。
かなりゆっくりめに歩いても、展望台からだいたい十五分くらいで到着する筈。


④こちらが「大手虎口」です。格好良いですね!

その先にあるのが、日ノ池です。
後で紹介しようと思いますが、ガイダンス施設の方が言うところ「この地域は水が湧く」そうです。
そのため、「月ノ池」・「日ノ池」も自然に湧いた水が確保されているのでした。
雨の日ともなると、今でもかなり水が出るのだとか。
なお、大手虎口の道脇にくぼみありますが、それは水を逃がすためのものだそうです。


⑤特徴的な「日ノ池」です。

頂上には新田神社があります。
ちょっとした広場になってました。


⑥こちらが「新田神社」です。

写真撮りつつざっと歩いた結果、ここでちょうど二十分でした。
運動不足なひでるさんでもそんなくらいです。
自販機とかあっても良さそうですが、ないので要注意。
水飲み場とトイレがあります。
駅の観光協会などでもらえる「金山ハイキングガイド」が便利なので、もらってから行くのがいいでしょう。




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