のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は石橋山古戦場・与一塚です。
鎌倉幕府でお馴染み、源頼朝挙兵の地石橋山古戦場。
そこには与一塚というものがあります。
「吾妻鏡」には頼朝が伊豆からの帰りにこの与一塚へ立ち寄ったという記述があるそうで、
当時から存在したことがわかります。
与一塚。
塚の主、佐奈田与一義忠は石橋山合戦にて先陣を任されます。
そこで奮戦した与一はついに敵将の俣野景久を組み伏せますが、血糊がついていた刀が
抜けず、その間に討ち取られてしまいました。
ちょっとうっかりさんですね。
この合戦は敵の軍勢が十倍を超える圧倒的な兵力差であり、敗れてしまいます。
まぁ、この合戦は仕方ないとしても全体的に頼朝は合戦が下手なんですね。
平治元年(1159)保元の乱後の賞罰を不満として源義朝(頼朝の父)は反乱を起こします。
これが「平治の乱」ですが、頼朝は奮戦する長兄の源義平(悪源太)に続いて戦いますが、
平家に敗れてしまいます。ちなみに頼朝くんは三男です。
治承四年(1180)上で書きました石橋山合戦。平家軍勢三千余騎と戦い、三百騎を率いる
頼朝は敗れ、僅かな従者と共に山へ隠れます。
(付近の有力者である和田・三浦らと合流前に戦って、敗戦)
同年の富士川合戦ではで平維盛と対峙し、”水鳥の飛び立つ音に浮き足立った”維盛軍
になんちゃって勝利。
寿永二年(1183)叔父源義広が兵を挙げた際には周辺に主な御家人が不在であったため、
頼朝は小山朝政に全権を託し、自らは鶴岡八幡宮で”東西の戦いの静謐を祈っていた”
…戦いなさいよ(笑)
その後の木曾義仲との争いは向こうが折れ、平家との合戦では弟の天才・源義経にお任せ。
反旗を翻した義経には藤原氏をつついて討たせ、その藤原氏は奥州合戦で二十八万という
圧倒的な兵力で滅亡させています。
下手という自覚があったのか、おっかなかったのか、自分はたいてい後方の安全圏におり、
ほぼ政治的に幕府を樹立した頼朝くん。
年齢より大人びており、容貌は美しい…はーなるほど。そんな方だったんですね。
だから暗いだの冷酷だの言われるんですよー。
[住所] 石橋山古戦場 神奈川県小田原市石橋
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鎌倉幕府でお馴染み、源頼朝挙兵の地石橋山古戦場。
そこには与一塚というものがあります。
「吾妻鏡」には頼朝が伊豆からの帰りにこの与一塚へ立ち寄ったという記述があるそうで、
当時から存在したことがわかります。
与一塚。
塚の主、佐奈田与一義忠は石橋山合戦にて先陣を任されます。
そこで奮戦した与一はついに敵将の俣野景久を組み伏せますが、血糊がついていた刀が
抜けず、その間に討ち取られてしまいました。
ちょっとうっかりさんですね。
この合戦は敵の軍勢が十倍を超える圧倒的な兵力差であり、敗れてしまいます。
まぁ、この合戦は仕方ないとしても全体的に頼朝は合戦が下手なんですね。
平治元年(1159)保元の乱後の賞罰を不満として源義朝(頼朝の父)は反乱を起こします。
これが「平治の乱」ですが、頼朝は奮戦する長兄の源義平(悪源太)に続いて戦いますが、
平家に敗れてしまいます。ちなみに頼朝くんは三男です。
治承四年(1180)上で書きました石橋山合戦。平家軍勢三千余騎と戦い、三百騎を率いる
頼朝は敗れ、僅かな従者と共に山へ隠れます。
(付近の有力者である和田・三浦らと合流前に戦って、敗戦)
同年の富士川合戦ではで平維盛と対峙し、”水鳥の飛び立つ音に浮き足立った”維盛軍
になんちゃって勝利。
寿永二年(1183)叔父源義広が兵を挙げた際には周辺に主な御家人が不在であったため、
頼朝は小山朝政に全権を託し、自らは鶴岡八幡宮で”東西の戦いの静謐を祈っていた”
…戦いなさいよ(笑)
その後の木曾義仲との争いは向こうが折れ、平家との合戦では弟の天才・源義経にお任せ。
反旗を翻した義経には藤原氏をつついて討たせ、その藤原氏は奥州合戦で二十八万という
圧倒的な兵力で滅亡させています。
下手という自覚があったのか、おっかなかったのか、自分はたいてい後方の安全圏におり、
ほぼ政治的に幕府を樹立した頼朝くん。
年齢より大人びており、容貌は美しい…はーなるほど。そんな方だったんですね。
だから暗いだの冷酷だの言われるんですよー。
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