*2021年6月21日撮影
どうやらここも梅雨に入ったようです。
晴れ間があっても、雨の降る時間が増えてきました。
今日の写真は河原に発見した、ハナビゼキショウです。
赤い蒴果(さくか)つまり「実」が花火のように見える、イグサ科の植物です。
*2021年6月21日撮影
この赤い花のように見えるものは「実」なのですが、じつは花も同じような形をしていて少し小さいピンクの花が咲きます。
花は地味ですが、蒴果がみのると赤がよく目立ちます。
*2021年6月15日撮影
ハナビゼキショウは、よく似ているコウガイゼキショウなどとともに、イグサの仲間です。
イグサの正式名称は「イ」なのに、科名としては「イグサ科」なのが不思議です。
*2021年6月15日撮影
ハナビゼキショウのハナビは、もちろん花火ですが、コウガイゼキショウのコウガイというのは「笄」と書き、髪を整えるために使う箸のような細長い棒だそうです。
セキショウというのは、ショウブの仲間で、石の多いような渓流に育つので「石菖」と名付けられた植物です。
ハナビセキショウなどとは全く別の植物なのですが、葉の形など姿が似ているというので、セキショウの名がついているとされます。
最近は減っているという、ハナビゼキショウの姿でした。