酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

たまご酒

2020-12-13 | こしらえた話。

昔は、ドラマなんかでは、風邪を引いたら卵酒でも作ろうか、なんてシーンが当たり前だったように思うが、最近はあまり聞かないな。
と思うのは私だけか。

砂糖多め(実は入れ過ぎた)の、ちょっと甘い卵酒。
を、生姜汁を少し入れてオトナ味な卵酒に。結果、濃厚な卵酒に(笑)

ちなみにつくり方。

いろいろあると思うけど、卵を溶いておいたところに砂糖を入れて沸かした酒を少しずつ。というのをよく聞くが、あわてると出来損ないの茶碗蒸しみたいになったりすることないですか。
あ、ないですか?
なかったら話はこれにてお開き。

というのも切ないのでアタシの話を聞いとくれ。
とにかくは、自分はそうならないように、というか我がバイブルで得た作り方を。

それは鬼平犯科帳。主人公(長谷川平蔵)の妻(久栄)が主人のために卵酒をこしらえる、こんな一節がある。

小鉢へ卵を割り込み、酒と少量の砂糖を加え、ゆるゆるとかきまぜ、熱くなったところで椀にもり、これに生姜の絞り汁を落とす。これが平蔵好みの卵酒であった。

ゆるゆるが肝心だ。

こんな感じ。
手を止めずに攪拌を続ける。次第にふつふつ沸いてくる。これが頃合い。

アルコールを十分に飛ばす、などとと考えていると卵は相当に硬くなってしまうので、その際は予め加熱した酒を冷ましておいて使うがよかろう。

あ、小説っぽい言い方になった(笑)

 


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