中心街の空き店舗増加に悩む旭川市であるが、中心商店街は今、居酒屋ラッシュだ。
大手資本のチェーン店が力を発揮しているようで、仕事帰り、街で一杯やろうかという呑兵衛には良いことだ。
ということで、今週オープンしたという鹿児島および九州の味覚を売りにした居酒屋(モンテローザ系列)に行ってみた。
まずは、友人デザイナーTと今話題のシャリシャリ泡の生ビールで乾杯。
では鹿児島を楽しみましょうかと
なぜかいきなり福岡地鶏のたたき。薬味との相性もよく美味。
良い光景だ。鹿児島特産、キビナゴの炙ったのをお馴染みの焼酎、白波の黒で味わう。
この他、黒豚の叉焼など、「どうですか鹿児島の特産は」的な料理をいただく。
折しも今旭川は南薩摩地方と産業交流をしていて、物産展の開催はもちろん、例えば旭川の米麹で鹿児島側が芋焼酎を仕込むというコラボがあったりと、何やら面白いことをやっている。
だからといってこういう店が出店してきたわけではないと思うが、西日本の食べ物には総じて興味のある自分には、幅広くウエルカムなのである。
旨い酒を楽しんでいると、おもむろに店のスタッフがやってきて「お通しのキュウリとキャベツを変身させませんか」と言う。
聞けば、それを使って違うお料理を提供しますよという店側の余興的な企画のようだ。
選ぶことのできる数種のメニューから
生のキュウリとキャベツがピリ辛炒めに変身~ということらしい。これはこれで酒にも合い、さすが大手居酒屋さんは、あの手この手でいろいろやるわいと感心。
中心街の空き店舗問題のことを少し。全国に同じ悩みを抱えている地方都市が多いと思うが、旭川は旭川なりに深刻である。
旭川の中心商店街といえば買物公園。JR旭川駅前の百貨店群とその裾野に専門店街が連なる大型店共存型商店街である。二つの商店街振興組合によって組織され長さ約1キロにわたって展開する。
国道を恒久的歩行者天国(日曜日だけ、とかじゃないホコ天のこと)としては全国初!というのが自慢で、旭川の顔とか旭川を代表する何々とか、ただのシンボルとして崇め奉られているうちに40年。
商店主の育成や後継者問題について何も手を加えてこなかった(それだけが原因ではないが)おかげで、気づけば空き店舗が目立ち、かつそれらは古く汚く沿道景観に暗い影を落としている。
また、買物公園に隣接するかたちで展開する道北随一の歓楽街と言われる「さんろく街(街の中心が3乗丁目というのが大方の語源)」も、高度成長期の遺物的に、集客力を失っている。
とはいえ、旭川は一端の拠点都市である。商店、オフィスが集積する中心街にはビジネスチャンスが確かにあり、それに大手居酒屋チェーンが目をつけるのは当然だ。
対して商店街関係者が、いくら出店してくれても居酒屋じゃあ仕方ないという。夜間の営業では日中の賑わいづくりに効果がないからだという。
街の動向に何かを言う前に何かしたらどうか。街に評論家はいらない。
昨夜、会計を済ませ店を出ようとすると、開店記念品を渡される。
焼酎のミニチュア瓶(実はこれが店の名前)。小さなパックは、お通しのキュウリのためのニンニク味噌。よろしかったらどうぞと持たせてくれた。
気が利いている。
ほら、大手さんは簡単に出店するように見えるが、金があるから力があるから、ではなく、大手さんこそ頑張っているのだ。
何もしない商店街は消える。
大手資本のチェーン店が力を発揮しているようで、仕事帰り、街で一杯やろうかという呑兵衛には良いことだ。
ということで、今週オープンしたという鹿児島および九州の味覚を売りにした居酒屋(モンテローザ系列)に行ってみた。
まずは、友人デザイナーTと今話題のシャリシャリ泡の生ビールで乾杯。
では鹿児島を楽しみましょうかと
なぜかいきなり福岡地鶏のたたき。薬味との相性もよく美味。
良い光景だ。鹿児島特産、キビナゴの炙ったのをお馴染みの焼酎、白波の黒で味わう。
この他、黒豚の叉焼など、「どうですか鹿児島の特産は」的な料理をいただく。
折しも今旭川は南薩摩地方と産業交流をしていて、物産展の開催はもちろん、例えば旭川の米麹で鹿児島側が芋焼酎を仕込むというコラボがあったりと、何やら面白いことをやっている。
だからといってこういう店が出店してきたわけではないと思うが、西日本の食べ物には総じて興味のある自分には、幅広くウエルカムなのである。
旨い酒を楽しんでいると、おもむろに店のスタッフがやってきて「お通しのキュウリとキャベツを変身させませんか」と言う。
聞けば、それを使って違うお料理を提供しますよという店側の余興的な企画のようだ。
選ぶことのできる数種のメニューから
生のキュウリとキャベツがピリ辛炒めに変身~ということらしい。これはこれで酒にも合い、さすが大手居酒屋さんは、あの手この手でいろいろやるわいと感心。
中心街の空き店舗問題のことを少し。全国に同じ悩みを抱えている地方都市が多いと思うが、旭川は旭川なりに深刻である。
旭川の中心商店街といえば買物公園。JR旭川駅前の百貨店群とその裾野に専門店街が連なる大型店共存型商店街である。二つの商店街振興組合によって組織され長さ約1キロにわたって展開する。
国道を恒久的歩行者天国(日曜日だけ、とかじゃないホコ天のこと)としては全国初!というのが自慢で、旭川の顔とか旭川を代表する何々とか、ただのシンボルとして崇め奉られているうちに40年。
商店主の育成や後継者問題について何も手を加えてこなかった(それだけが原因ではないが)おかげで、気づけば空き店舗が目立ち、かつそれらは古く汚く沿道景観に暗い影を落としている。
また、買物公園に隣接するかたちで展開する道北随一の歓楽街と言われる「さんろく街(街の中心が3乗丁目というのが大方の語源)」も、高度成長期の遺物的に、集客力を失っている。
とはいえ、旭川は一端の拠点都市である。商店、オフィスが集積する中心街にはビジネスチャンスが確かにあり、それに大手居酒屋チェーンが目をつけるのは当然だ。
対して商店街関係者が、いくら出店してくれても居酒屋じゃあ仕方ないという。夜間の営業では日中の賑わいづくりに効果がないからだという。
街の動向に何かを言う前に何かしたらどうか。街に評論家はいらない。
昨夜、会計を済ませ店を出ようとすると、開店記念品を渡される。
焼酎のミニチュア瓶(実はこれが店の名前)。小さなパックは、お通しのキュウリのためのニンニク味噌。よろしかったらどうぞと持たせてくれた。
気が利いている。
ほら、大手さんは簡単に出店するように見えるが、金があるから力があるから、ではなく、大手さんこそ頑張っているのだ。
何もしない商店街は消える。
斬新ですな(爆)