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酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

塩鮭 酒は 雪しばれ

2015-02-11 | 酒風景
いいんでしょうか、こんなタイトルで。

さて、肴の料理本を見ていたら目次に「塩鮭」とある。
そんなんどこでも売っとるやないかい!(なぜ関西弁)と思ったが
生鮭を自分で塩漬けにせよということだ。

目から鱗。

だよなあ。売ってるものを買ってきて、なぁ~んも考えずに食べていた自分が恥ずかしい。
俺は味を探求するために生きてるんじゃなかったのか!

とまでは思わなかったが、どれ、やってみようと。

そもそも、塩鮭というのは、魚を焼くときに軽く塩を振ったものとは違う。
塩で熟成させたもののことである。

まず酒を擦り込み(これは旨みを付けるためか、臭みをとるためか)
そして塩を擦り込む。
初めてなので、しょっぱすぎないように塩は軽めで(食べる時に塩気が足りないようなら醤油をかければよい)。
1~2時間放置し、水気が出てきたら(つまり塩が効いたら)ラップをして一昼夜。


うむ、塩鮭だ(笑)

手作りの格別な美味さだ!ってことはないが
こだわって楽しむ、というあたりに晩酌の醍醐味を感じる。

今回のは冷凍品。
今秋、本当の生鮭(冷凍してないもの)が手に入ったら再び楽しんでみようと思う。

で、雪しばれとはこれのこと。


男山 雪しばれ・特別純米・生

先日の「酒蔵開放」の折、売店で買ってきた(一般販売品でもあるが)。
その名のごとく厳寒のこの時期だけ発売される限定品で、毎年これを楽しみにしている。
ダイヤモンドダストをイメージした薄にごりという、なんともアメージングな酒である。
吟醸に匹敵する爽やかな香り、角のない旨みが濃醇。
寒さのなかにある温かさ、という北海道独特の幸福感を表現しているようだ。

な~んて、男山贔屓が過ぎるかね(笑)