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酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

弱気な味。

2013-10-22 | こしらえた話。
鶏と大根を炊いた。


総じて薄味に仕上がる(これまでこさえてきたものと対比して)。

以前なら男の料理は大ざっぱが良いとばかりに、醤油など目分量でドバドバ~っとやっていたものだが、今ではおたまに一旦受けてからとか、ちまちまやっている。
これは昨年来からの減塩指向が理由だ。血圧がどうのこうの、その怖さがやっと分かる世代になると、味付けはさすがに謙虚になる。

とはいえ、味を薄く拵えたものと、薄くなったものでは意味が違う。何やら弱気な風味となって一抹の物足りなさが否めないのだった。

いえいえ、今回のだって味付けの順番とタイミングを図ってるからしっかり美味しいのだが、濃い味指向が未だ止まずといったところか。

人生は何かを欲せば何かを引き替えにせねばならぬ。
なんて、別な意味でしんみりとする秋の夜長なのだった。


ところで、最近にわかに定着しつつある、空気の入らない醤油ボトル。
これ、いいね。とぽとぽと醤油が流れ出る従来のボトルに対し、ぎゅうっと搾らなきゃ大量に醤油が出てこないというその手間が、意外に使いすぎ防止に効果あり。

なんてこと言ってると、昔々の「味の素」みたいに穴を大きくされたりして(このエピソードご存じか)。