酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

四万十のを味わいたい。

2012-09-07 | こしらえた話。
我が家のソース焼きそばには必ず目玉焼きがのっかることは、漫画「深夜食堂」(テレビ版も良かった)の感化によるものと、当ブログでも何度か書いた。

昨夜もビールとともに楽しみたくて、


肉、野菜多めで。添付の焼きそばソースは「はなまるマーケット」での知恵により改良。

さて、今一度、話の内容にちょっとふれる。
父親と生き別れになった女の子(アイドルという設定)の、父親の思い出は焼きそば。それには目玉焼きと青海苔がたっぷりかかっていた。
父親のこだわりは、その海苔が四万十川の青海苔だということ。
さらさらと降りそそぐ青海苔が彼女の記憶に残っているようで、目玉焼きをのっけた焼きそばが好物なのだった。
という設定で、話は四万十川の青海苔をめぐって展開するのだが…

その話に感動した自分。
もちろん買いに行ったのだ。四万十川の青海苔。

ところが行った店にはない。あるのは沖縄のアーサー(アオサ)を使ったものと、本州のどこだかのメーカーのもの。どうも高知のもの、つまり四万十川産とは思えない。

いつかはお取り寄せしようと思いながら、青海苔を切らしてはその辺で売っているもので間に合わせてしまっていたのだった。

先日も、青海苔をかけながら、ふとその話を思い出し無性に四万十川のそれが気になってしまった次第。

四万十川の青海苔は、川と海が交じり合う汽水域と呼ばれるところで採れるんだそうな。他のアオサとどれだけ違うか、いや、そんなに変わりがあるとも思えないのだが、なぜこだわりたいかというと、食べ物にはロマンとかノスタルジーがあるともっと美味しくなるからだ。あるいは感動した小説や映画と同じものを食べてみるという遊び心ともいう。

今使っている青海苔が無くなったら、いや、その前から留意しておくべし。


おまけ

【今日のおバカ文字変換】

おとりよせ=劣り寄席

そんな寄席は行きたくない~