エコでピースな市民のひろば

『ひとりの百歩より百人の一歩』をスローガンにライフスタイルやスピリチュアル系情報を交換するWebひろばです

春日移し

2018年01月09日 | 歴史日誌

▼Link:春日大社HP


春日大社は
中臣氏(のちの藤原氏)の
氏神を祀るために
西暦768年に創設された
奈良県奈良市にある神社です。


いわゆる
「奈良時代」
を象徴する建物のひとつで
今年は創建1250年の
節目の年にあたります。


全国に約1000社ある
春日神社の総本社で
武甕槌命(タケミカヅチノカミ)が
白鹿に乗ってきたとされることから
鹿を神使としています。


ユネスコの世界遺産に
「古都奈良の文化財」
の1つとして登録されていて
近年海外からの観光客が
増えているようです。




▲神戸六甲八幡神社境内:1

ところで
先日、神戸市灘区にある
六甲八幡神社にご縁をいただき
お詣りをさせていただきました。


その境内の清々しさと
隣接する森から立ち上る
深淵なエネルギーを感じ
しばし絶句!


感謝の念を捧げつつ
失礼ながらスマホで
撮影をさせていただきました。


当日は
降雨の曇天にもかかわらず
境内はとても明るく
その清らかさが
伝わると思います。



▲神戸六甲八幡神社:2


▲神戸六甲八幡神社:3



調べてみると
どうやら
このお宮さんの本殿は
「春日移し」
によるものとわかりました。



春日移し(かすがうつし)とは

“春日大社の20年に一度の
式年造替において
建て替えられた旧社殿を近隣や
関係の深い神社に下賜し
移築していた習わしのこと”

とウィキペディアに
記載されています。



ちなみに
神戸六甲八幡神社は
天明6年(1786年)移築
嘉永6年(1853年)修復
されています。
兵庫県では唯一の
春日移しによる神社です。



▲Link:春日移し(ウィキペディア)



同じ近畿圏とはいえ
奈良県から兵庫県まで
今日でもずいぶんと
時間が掛かります。


どれくらいの
人と時間と費用をかけて
この地まで運んだのか?
移設にかけた
その思いとは
如何なるものであったのか?


ご先祖
皆々様のご苦労は
はかり知れませんね。


◎感謝