爽やかや 寝覚めに聞きし 虫の声
(さわやかや ねざめにききし むしのこえ)
14763 【季語】 虫 【季節】 三秋
秋夕日 髪金色に 外人に
(あきゆうひ かみこんじきに がいじんに)
14764 【季語】 秋 【季節】 三秋
手を繋ぎ 石垣伝う 秋散歩
(てをつなぎ いしがきつたう あきさんぽ)
14765 【季語】 秋 【季節】 三秋
色が失せ 不安広がる 秋の暮
(いろがうせ ふあんひろがる あきのくれ)
14766 【季語】 秋 【季節】 三秋
腹立つが むかつくになる 冷まじさ
(はらたつが むかつくになる すさまじさ)
14767 【季語】 冷まじ 【季節】 晩秋
冷まじ=秋深し
顔のない 宰相再選 暮の秋
(かおのない さいそうさいせん くれのあき)
14768 【季語】 秋 【季節】 三秋
白壁に 鶏頭の花 燃え立ちて
(しらかべに けいとうのはな もえたちて)
14769 【季語】 鶏頭 【季節】 三秋
白壁に 寄り添いて立つ 鶏頭花
(しらかべに よりそいてたつ けいとうか)
14770 【季語】 鶏頭花 【季節】 三秋
豆腐屋の 前の鶏頭 美味を知る
(とうふやの まえのけいとう びみをしる)
14771 【季語】 鶏頭 【季節】 三秋
路地裏の 秋桜畑 蝶乱舞
(ろじうらの こすもすばたけ ちょうらんぶ)
14772 【季語】 秋桜 【季節】 仲秋
秋桜=コスモス
見つめられ 顔が崩れて 薄寒き
(みつめられ かおがくずれて うすさむき)
14773 【季語】 薄寒 【季節】 晩秋
薄寒=うそ寒=うすら寒