俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

2012年09月04日 | 俳句

秋の野に 五感の有無を 確かめる
(あきのやに ごかんのうむを たしかめる)
14594 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋の野は 色とりどりの 色溢れ
(あきののは いろとりどりの いろあふれ)
14595 【季語】 秋 【季節】 三秋


考えが 堂々巡りの 夜長かな
(かんがえが どうどうめぐりの よながかな)
14596 【季語】 夜長 【季節】 三秋


長い夜 歌いし人は 女らし
(ながいよる うたいしひとは おんならし)
14597 【季語】 長き夜 【季節】 三秋


さりながら 露の世の今 長きこと
(さりながら つゆのよのいま ながきこと)
14598 【季語】 露 【季節】 三秋


置く露を まことの玉と 見間違い
(おくつゆを まことのたまと みまちがい)
14599 【季語】 露 【季節】 三秋
置く露(おくつゆ)=[枕詞]露の玉が落ちかかる意から、
「たま」「かかる 」などにかかる。


笹の露 風に吹かれて 流れ落つ
(ささのつゆ かぜにふかれて ながれおつ)
14600 【季語】 露 【季節】 三秋


酔臥の ズボンの裾の 露の跡
(よいふしの ずぼんのすその つゆのあと)
14601 【季語】 露 【季節】 三秋
酔臥(すいが、すいふし)=酒に酔って寝ころぶこと。
「三毒の酒に―し」〈海道記〉


咲き満つも 雨にくすみし 木槿垣
(さきみつも あめにくすみし むくげがき)
14602 【季語】 木槿 【季節】 初秋
くすむ= 黒ずんだ渋い色になる。
または、すすけたよう なさえない色になる。


稲の花 盛りこれから ちらほらと
(いねのはな さかりこれから ちらほらと)
14603 【季語】 稲の花 【季節】 三秋


コメント
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