俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

星月夜

2012年09月08日 | 俳句

団栗を 拾いて我に 手渡しぬ
(どんぐりを ひろいてわれに てわたしぬ)
14636 【季語】 団栗 【季節】 晩秋


露時雨 身も心をも 洗われて
(つゆしぐれ みもこころをも あらわれて)
14637 【季語】 露時雨 【季節】 晩秋


鬼瓦 日射しを受けて 秋の顔
(おにがわら ひざしをうけて あきのかお)
14638 【季語】 秋の顔 【季節】 三秋


異常なる 通常続く 秋の空
(いじょうなる つうじょうつづく あきのそら)
14639 【季語】 秋の空 【季節】 三秋


腹を見す 一寸の蝉にも 五分があり
(はらをみす いっすんのせみにも ごぶがあり)
14640 【季語】 落蝉 【季節】 晩夏


吾亦紅 塊て咲き 個々に咲き
(われもこう かたまりてさき ここにさき)
14641 【季語】 吾亦紅 【季節】 晩秋


我が気持ち 知るや知らずや 吾亦紅
(わがきもち しるやしらずや われもこう)
14642 【季語】 吾亦紅 【季節】 晩秋


目脂取る 目薬点して 秋の月
(めやにとる めぐすりさして あきのつき)
14643 【季語】 秋の月 【季節】 三秋


鶴と亀 瞼閉じ見る 墨の香
(つるとかめ まぶたとじみる すみのこう)
14644 【季語】 鶴 【季節】 三冬


恋や愛 数多くとも 秋は来ぬ
(こいやあい かずおおくとも あきはきぬ)
14645 【季語】 秋来ぬ 【季節】 初秋


風吹けど さやかに見えぬ 秋もある
(かぜふけど さやかにみえぬ あきもある)
14646 【季語】 秋 【季節】 三秋


行く雲に 流れる水に 秋を知る
(ゆくくもに ながれるみずに あきをしる)
14647 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋の夜は 寝ん寝んころり 寝んころり
(あきのよは ねんねんころり ねんころり)
14648 【季語】 秋の夜 【季節】 三秋


日沈めど ありがたさ増す 星月夜
(ひしずめど ありがたさます ほしづきよ)
14649 【季語】 星月夜 【季節】 三秋


コメント
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