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駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

ブログでレッスン(5)

2006年03月29日 | ブログでレッスン
パラディドルの練習をしましょう。
まず、パラディドルを知らない方に簡単に説明します。パラディドルの「パラ」とはシングルストローク(一つ打ち)の交互打ちのことで、「ディドル」とはダブルストロークのことを言います。いかにも「パラ」と聞けば一つ打ちっぽいでしょうし、「ディドル」と聞けばズルズルとスティックを引きずる感じがしませんか?ですから、シングルストロークとダブルストロークの混合の叩き方がパラディドルというテクニックなのです。
では、大まかにパラディドルの種類を紹介します。
1. シングルパラディドル(RLRR/LRLL)
最も一般的なパラディドルです。このシングルパラディドルをしっかり練習すれば、その他のパラディドルは始めの手順が違うだけなので、問題なく叩くことができます。
ナチュラルのアクセントは1拍目のRとLに付き、Rlrr/Lrllという感じになります。
2. ディレイドパラディドル(RLRL/LRLR)
ディレイという名のとおり、時間をずらすというような意味合いで、手順がシングルパラディドルからずれて始まります。しかし、叩き出せば同じ動きです。
ナチュラルアクセントは2つ目の音に付きますので、rLrl/lRlrとなります。
3. リバースパラディドル(RRLR/LLRL)
リバースというとおり、シングルパラディドルのパラとディドルの手順をひっくり返しています。でも、ディドルパラとは言いません。不思議ですね~。
アクセントは3打目に付きますので、rrLr/llRlというようになります。
4. インワードパラディドル(RLLR/LRRL)
ダブルストロークがシングルにサンドイッチされているのがインワードパラディドルです。
アクセントは4打目に付き、rllR/lrrLとなります。
そのほかに、トリプレット系のダブルパラディドル(RLRLRR/LRLRLL)も必須でしょう。
このパラディドルというテクニックは、ロックドラミングにおいて特に普段から意識したり、リズムパターンに取り入れる頻度は少ないでしょう。ですが、ドラマーの引き出しを広げるために練習して、手順を身につけておけば、練習パターンを考えたり、テクニカルプレイを分析する際にはとても大きな力になります。自分も、スティーブ・ガッドのドラムソロやハイハットプレイを学んだ際には真剣に練習したものです。

では例によって、シングルパラディドルで1拍に叩く回数を、4小節ごとに増やす「チェンジ・アップ」をやりましょう。テンポは60で、両足の動きも忘れないでくださいね。
奇数の場合は2小節パターンになっています。
1.4分音符でR/L/R/R/L/R/L/Lを4小節叩きます。(右から始めた場合)
2.8分音符でRL/RR/LR/LLと4小節。
3.3連符でRLR/RLR/LLR/LRR/LRL/LRL/RRL/RLLと4小節。
4.16分音符でRLRR/LRLL/RLRR/LRLLと4小節。
5.5連符。RLRRL/RLLRL/RRLRL/LRLRR/LRLLR/LRRLR/LLRLR/RLRLLと4小節。
6.6連符。RLRRLR/LLRLRR/LRLLRL/RRLRLLと4小節。
7.7連符。RLRRLRL/LRLRRLR/LLRLRRL/RLLRLRR/LRLLRLR/RLRLLRL/RRLRLLR/LRRLRLLと4小節。
8.32分音符。RLRRLRLL/RLRRLRLL/RLRRLRLL/RLRRLRLLと4小節。
慣れたら9連符、10連符まで目指します。そして叩いたら、チェンジダウンします。
9~8~7~6~5~4~3~2~1と一拍ごとに叩く数を減らしていきます。
ちょっと難しいですね、でも、私の生徒さんは小学生でも平気で理解して叩いていますよ。
チャレンジしてください、きっといつか役に立つと思います。

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