駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

家訓

2016年07月05日 | TVウォッチング
7月5日(火)
ここ数年、視聴率絶好調なのがNHKの朝ドラシリーズ。
「あまちゃん」辺りから人気の頂点になったみたいですが、その後も人気は衰えず前回のシリーズ「朝が来た」はオレもどうにも気になって、途中から自動録画して夜寝る前に見るようになってしまいました(笑)
その続きが現在のご存じ「とと姉ちゃん」ですね。
今回は、初めて最初から見ていると突っ込みどころ満点のドラマでした。
浜松が舞台で始まったはいいけど、全然浜松らしい風景がなかったり方言がでたらめだったり。というかそれなりに言語の指導者はいたのでしょうが遠州弁が難しすぎたのかな。
そして、舞台が深川に変わって常子の祖母青柳滝子が登場して、みんなクリビツ。演ずる大地真央がシワ一つなくピカピカと輝きまくって、祖母なのに母親の君子役の木村多江より若々しいという恐ろしさ(笑)
さらに家庭内の会話での敬語が素晴らしすぎる点。
そして、ここは賛否あると思うけど常子の戦時中における反戦意識。
理不尽な目にあったゆえの反戦意識というより、プロパガンダというか脚本家の現代っぽすぎる普通の左翼思想がどうも表れているような気がして気持ち悪い。
当時は、国民誰だって生死をかけて戦争していたわけなので、純粋に日本に勝って欲しいと願って当たり前。「戦争高揚の雑誌なんか作りたくない」なんて思うこと自体考えられないぐらい不思議だし、あからさまに言えるものかなあと。これは明らかにGHQによる戦後教育の刷り込みじゃないかと。
オレ、昔自分の祖母の話を聞いたことがあるけど、戦争に息子(オレにとっては伯父さん)が飛行機乗りとして、フィリピンだかラバウルだかで戦死しとる。お国のために息子が死ぬという時でも、今のような簡単な反戦なんて意識はどこにもなかったと思えたんだなあ。
まあまあ、言い出したらきりがありませんが、ここはこのネタで。

家訓であります。
小橋家には、若くして病魔に斃れた竹蔵の「家訓」があり、大切に守られています。

一、朝食は家族皆でとること
一、月に一度、家族皆でお出掛けすること
一、自分の服は、自分でたたむこと

戦時中、町内会長がこの家訓を見て「月に一度お出掛けとは何事だ」と罵り、こんなものはすぐに外せと命令するくだりがあるんだけれど、まあ、その場面で視聴者は「なんちゅうわからずや」と憤ったことでしょう。実はオレもそうでしゅ(笑)
でもこの家訓、最初に見た時になぜかしら胸に鋭い痛みを覚えちゃったのよん。らららんらん。
それは何かと問われたら?
う~。ようわからんが、我が家では全く成し遂げられない項目だからじゃないのかな。
それにしてもピンとこない家訓ではある。
ウチの場合
一、誰も起きないうちに仕事に出るのでオレは朝食はない。
一、年に一度ぐらいはみんなで出かけてみたいものだ。
一、服をたたむとか布団を上げるとか、生活上の必要すらなくなってるし。

そんなわけで、一般的にピンとこない家訓に落ち着かせるところって、かえってそれを見て胸を痛める人が少ないようにとするNHKの配慮だったのだろうか?
なかなか理解しがたいんですが、ドラマは面白いしずっと見ます(笑)
オレ、常子より美子ファンなんだ。
コメント
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