駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

惚れてまうやろ~

2011年11月13日 | ドラム&パーカッション
このところメインで使っているドラムセットは、カノウプスの刃(やいば)君。
バスドラ以外は、ほぼノーミュートで叩いています。
今回は、バスドラも毛布などの詰め物はやめて、打面に軽くミュートして、フロントにキックポートを装着したぐらいです。
音色は、昔っぽいロックな音。
そしてバスドラがよく抜けて、踏んでて気持ちいい。
チューニングを毎回少しずつ変えたりして、いろいろ試してはいますが、そのたび新鮮な一面を知ることができて、嬉しい気分でドラミングさせてもらっています。
てな感じで、まったく惚れ込んでいます。
オレ、ドラムセットやスネアを擬人化する癖があって、このセットも刃君なんて言ってる。
でも、このセットは「刃」という正式名があるので、それにただ君を付けただけなんだけどね。
色がチャコールグレーで男らしく、音色もロックで男っぽいので「君」なんだけど、本当は女子っぽい名前で呼びたいじゃんね。へへへ。。。
女の子、やっぱ好きじゃん。。。
今まで使ってるドラムセットにもそれぞれ愛称があるんだ。
みんな個性があって、いろんな場面ごとに、「今日はこれだ」っていう使い方をしていますが、今は刃君の音色、音量、使い勝手にヘロヘロになってる。
もっともっと、ドラム持ち込みのライブをしたいぐらいです。
実際、ドラム持ち込みのライブって、面倒だし時間はかかるし、運搬にも苦労するんだけど、やっぱり、ドラムセットは自分のものが一番いい。
確かに道具なんだけど、惚れ込んで、擬人化するぐらい身近に感じて、いとおしむように優しくそして強く、ドラムを傷つかないように使っていますと、相手も分かってくれ気がします。
そう、いちばん大切な愛する人と一緒に演奏するみたいな気持で接すると、楽器もそれに応えてくれるような気がするんですよ。
いい音で鳴ってくれるって、本当に嬉しい。
どうにも音が気に入らないなって、煮え切らない気持ちで演奏していても、やはりどこか気持ちは良くないでしょう。
バンド演奏以前に障害物があるって感じ。
しかし、好き好きって思いながら叩くとそれにかなう音が返ってくる。
だからバンドの演奏との相乗効果で、結果いい演奏ができる(気がするだけなんだけど。。。)
まあ、こんなのは、単なるセンチメンタリズムに過ぎないと、笑ってしまえばそんなもんなんだけど、自分の楽器との向き合い方はそんな感じなんです。

実はこのドラム、ドラム専門雑誌「ドラムマガジン」の広告を見て一目惚れ。
サイズ、材質、仕様、価格、見た目、すべての面でストライク。
雑誌の写真で「惚れてまうやろ~」だったんだな。
実際に一度も見ることも触ることもなく、想像と新製品のレビュー記事だけで、音色、音量を確信していたっていうわけ。
で、実際に待ちに待った商品をドキドキワクワクしながら叩いてみて、想像通りだったので、ホッとするというか、「やったぜ」みたいなガッツポーズ。

オレ、本来浮気性というか、惚れやすく飽きやすい。(人間の女性のことじゃあないよ。。。)
いろいろな場面で使ってみると、ドラムセットって万能じゃないもんね。
いかにもロック仕様のセットで、小規模の飲み屋さんでのジャズコンボには向かないし、ミニキットで大音量のギグには向かないもんね。
それと、何だか嫌なんだけど、その時代の流行りの音ってものがあったりしてね。
オレも凡人なんで、どうしても流行りには流されやすい。
そんなわけで、この刃君には「飽き」という敵が来るまでは、とにかく惚れ込んであれこれ触りまくって、ベタベタのグチュグチュの蜜月を楽しみたいと思います。
へへへ。。。

おまけに、俯瞰からの画像でも。

11.11のサイモンライブでは、スネアはTAMAのPSS146、ステンレススチールのでかい音が自慢の「タマでか君」でした。
つか、この愛称は駄目だよねえ。。。
コメント
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