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駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

イチローの気持ちが分かったような気がする

2009年03月26日 | 駄日記
3月26日(木)
今日も寒かったなあ。
家を出るのが朝早いこともあって、コートなしではいられないほどの寒気だった。
今さら真冬に戻るなんて勘弁してよって感じ。

今日は、寒かった割りに冷や汗をたっぷりかかされた一日だった。
朝仕事が始まると同時に電話があって、何と自分が発注した工事が、手違いが生じて予定日には間に合わなくなったと言う。
自分のミスではなかったけれど、様々なネガティブな要因が重なって1ヶ月以上工期を伸ばさなければならないという。
寝耳に水の話だったが、駄目なものはダメである。
げんなりしながら注文先に電話をして報告すると、案の定「既にこちらは手配済みだ。賠償問題だ」と予想どおりの怒りのメッセージ。
朝一番で八方ふさがりのとんでもない難題を抱えてしまった。
あちこちに手を廻してもらって情報を収集する中、時間ばかりが刻々と過ぎていく。
そんな時、何度も電話で平身低頭、冷や汗バリバリでやりとりをする中、お客さんのある言葉にピンときたオレは「なんだかいけそうな気がする~」と思わず吟じつつ、最後の手段とそちらのルートから手を回してもらうことにしてみると、見事ビンゴ。
設備担当者から、「何とかいけそう」との言葉を聞いたときには手が震えるような感動を覚えた。
あきらめないでよかった。万事休すの状況から、何とか活路を見出すことができた。
世間的にはほんの些事だけど、自分にとっては天と地の差だった。

レベルが違いすぎて申し訳ないけど、イチローの気持ちが良く分かった。
WBC開幕当初から不振にあえぎ、「心が折れかかった」というとおり、イチローの精神状態は凡人のオレ等には想像もできないほどの重圧に押し潰されかかっていたはずだ。
試合の都度、苦渋の顔つきでインタビューに臨んでいたが、結果が出なかった試合後は言葉を選びつつも、悔しさを自分自身へぶつけていた感があった。
しかし彼は絶対あきらめなかった。
そして、最後のあの場面でのあの一打。
ニッポン全国民と敵国の何万トンという視線の重圧を背中に負いつつ、試合に臨み、しかし結果が出ない。
そして最後になって結果を出して、その重圧から解き放たれたイチローは、シャンパン掛けの祝賀開場では、完全に壊れていた。
あの壊れ方が、実感として理解できた気がした。
最後の最後まであきらめなければ、いいこともあるかもしれない。
或いは、死刑を宣告されてもなおあきらめなければ、助かる可能性はある。
ちょっと極限的過ぎるかも知れんけど。
あると思います。
コメント
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