駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

ヘッドを換えよう

2006年04月02日 | ライブレポ
POWDER定例、3月31日の銀座ライオンライブでは、入りの時間が遅くなってしまい開始時間ギリギリだった。そのためノーリハだったのは当然だが、セッティングもままならない状態だった。楽屋に到着して、着替えをして曲順をメモして、即本番だった。
ヘアスタイルも、リーゼントに完璧に決めたかったが、髪の毛が少なくって決められないのでザンバラのまんまで演奏した。って、時間が少なかった理由と違うじゃんよーなどと自分を突っ込んでと。なははは。。。
そんなあわただしい開始だったので、ドラムのサウンドチェックも全くできていなかったし、メンバーがステージ上でオレのドラムセッティングが終わるのを待っていて、「わりーねー、ゴメンヨー」って感じでオレのカウントでライブがスタートした。
演奏が始まって、ドラムセットのチューニングは、全く触れていないにもかかわらず、程よい締め付け具合でオレの好みだったのでバッチグーだった。
自分のスネアについては、今回ヘッドを交換していたのでとても楽しみだった。交換後いくら試奏してみても、実際にバンドで演奏してみないと分かりにくい部分があるので、ずっとこの日を待っていたのだ。そして自分自身とても満足のいく成果を得た。
スネア自体は、お気に入りの一つで、PEARLのスチール製CHAD SMITHモデルなのだが、ヘッドを表裏とも交換したのだ。打面はREMOのSUEDE EBONYという黒いヘッドだ。これは初物で、想像もできなかったので楽しみだった。
交換前と交換後

以前のヘッドはアクエリアンのジャックデジョネットモデルというヘッドで、同じように黒い。音色は、はっきり言って普通だった。だが、レモのアンバサダーコーテッドと比べると、嫌な耳に付く倍音の成分が少ないような気がしていた。だから、ノーミュートでも充分いけると思うが、自分は少しだけリングミュートをカットしたものを貼り付けていた。気に入ってはいたのだが、だいぶヘタリが来ていてそろそろかなと思っていたので換えてみたのだ。
色が黒いのは音に効果があるのか?まあ、透明のクリアーヘッドと白い色のコーテッドで全然音が変わるので、色があるのとないのでは違うと思うが、白と黒ではどうかなという感じだ。
自分は、スエードというヘッドは試しているが、半透明のような色で、音色は明るい感じだった。今回は、ヘッドのセンターにドットが付いている(裏側なので見た目には分からない)ので、耐久性があることと、音が明るくなることだけは叩かなくても分かる。だから、より明るい音色かなという感じだ。
そして、裏ヘッドだ。スネアサイドというのは重要なヘッドだが、どうしても手が回らなくって、買った時のまま何年も交換しないで済ませてしまいがちである。そしてチューニングも緩んだままということになり、ひどいときにはボルトが抜け落ちても気付かないなんてことにもなってしまいそうだ。今回の裏ヘッドも取り替えて気付いたがだいぶ傷んでいた。皆さんも是非、ご自分のスネア君の裏ヘッドメンテをしてやってくださいね。交換前と交換後
今回、表と一緒に裏ヘッドを張り替えてから、日にちが経ってしまっていたのでだいぶ皮が延びてしまってチューニングが甘かった。
それで新しい発見もした。つまり、ヘッドは延びるということだ。特にスネアサイドのような薄いヘッドは、かなりタイトに張っていても時間が経過すれば相当伸びる。表のヘッドはそれほどでもなかったが多少はゆるかった。予めパンパンに張っておいたので伸び率も高かったと思うが、1ステージ終了後に締め直したら見違えるほど芯のあるスネアサウンドに変身した。お客さんやメンバー等まわりの皆さんは気付いてくれたのかな?きっと、わかんねえだろうなー。
ちなみに、ヘッドが延びた状態(特に裏ヘッド)のサウンドは、べたつく感じの粘りあるスネアサウンドになる。ロックっぽいといえばそうだ。好き嫌い問題だが、オレはやはりその後充分に締め付けて、芯のあるハリのあるスコーンと抜けるサウンドが好きだ。締め付けすぎると、リムショットが少しでもずれるといちいち音が変わってしまうので要注意ですが。
コメント (2)
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