駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

もしもコロナがなかったら、ポールは?

2021年03月17日 | ビートルズネタ
3月17日(水) 本日のJOG=45分
だんだんと日が長くなり、暖かくもなって朝JOGが快適になってきました。
このところはJOGのお供にウィングスを聴いていて、その流れで去年の12月に出たポールの最新盤「McCartney Ⅲ」(20’)から、「エジプト・ステーション」(18’)、「NEW」(13’)と過去に遡ってソロアルバムを聴いていました。
なんですなあ、「マッカートニーⅢ」は、去年のコロナ禍におけるロックダウン中におうちレコーディングという形で、今ふうっていうか、今だからこそ発表されたアルバムですね。



このアルバム、買ってから3回ぐらい聴いてそのままだったんだけど、2~3か月ぶりに聴き直しましたが、セルプロデュースの完全ソロアルバムだけに、ポールが去年録音した時点のそのまんまで、ポールの趣味の凝縮って感じでね、悪くはないけど「どいい~!」でもない。
もちろん好きずきなので、「これサイコ~ッ!」って人もたくさんいらっしゃるんだろうけど、オレにはちょいと物足りない。どっちかというと、現在生きているポールの曲だもん、なんだっていいっていうレベルで曲の良しあしは二の次(笑)。
やっぱり「エジプト・ステーション」や「NEW」の、それ専門で飯を食ってる各楽器のスペシャリストやプロデューサーが作った音の「美味しさ」には敵わないもんね。
曲のアイデアというものは、天才ポールのものなのでどれも凄い。それをどう料理するか、はやっぱり餅は餅屋だ。ポール一人きりじゃどうやってもチープ感が先に出ちゃうんだよね。ゴメンね!
てなわけで、改めて「マッカートニーⅢ」、「エジプト・ステーション」と「NEW」まで立て続けに聴いてそんなことを思った。

ところで、ポールがいちばん近いところで来日公演したのが2017年の10月から11月。自分は11/8のナゴヤドームへ観に行くことができた。生きているポールを目の前で見られ、生声を聞けてサイコーに幸せだった。
その前が、2015年だった。自分は4/25の東京ドームにザ・スターキーのメンバーみんなと行った。この時は、2014年に来日したものの急病で全公演中止という衝撃の事態となり、その振替というような形となった。
実はその幻となった2014年のツアーのきっかけは、アルバム「NEW」を2013年に発表しての世界ツアーだったのです。

そして、その次のアルバム「エジプト・ステーション」を2018年に発表した後には、世界ツアーの話もあったのだ。実際にポールはライブ活動を盛んに行っていて、もし、コロナがなかったなら、ジャパンツアーも実現していたのではないかという話はあちこちで語られていた。
去年あたりにはオリンピックも開催される予定だったわけだし、きっとポールも来ていたんじゃないかとオレも思ったし、すごく期待していた。

これでコロナが治まり、世界の交流が自由になったとしても、来日となるとポールはもう79歳ですから体力面では厳しいんじゃないか、2017年が最後の来日公演になってしまうのではないか、と思ってしまうわけです。
本当にコロナ憎しで、ポールも含めていろんな高齢になった方の行動を奪い、タイムリミットをいたずらに縮めているんですよね。あまり後がないオレもまさにそうで、この1年間の音楽活動をほとんど棒に振ってしまった。
まあこればっかりは愚痴言ってもしょうがないんだけど、時間は限りがあるのです。。。
でもね、ポジティブに考えて、そのおかげで「マッカートニーⅢ」が世界のみんなの手に入ったわけですから、それを喜んで聴くことで良しにしましょうやというわけで。
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「McCARTNEYⅢ」のドラムサウンド

2020年12月28日 | ビートルズネタ
12月28日(月)
ポールの新譜「McCARTNEYⅢ(マッカートニーⅢ)」を聴く。
最初の曲。予備知識なしでレコードに針を下す瞬間というドキドキする瞬間。新鮮な感覚。いやもちろん針は下さないんですけど。
いきなり尖鋭なギターサウンドからのセッション的な曲が始まり、緊張感が漂う。歌はない。途中からドラムも加わり、重厚なサウンドになる。
そのドラムサウンドを聴き、おや?となる。
聴き覚えがあるような音がするのですよ。
20年近くポールのソロ活動の右腕として共に活動している、エイブ・ラボリエル・ジュニアのサウンドによく似ている。
(以前、『エイブ・ラボリエル・ジュニアの超個性派セッティング』というテーマで駄文を書いています。参考までに)
今回のアルバムは、コロナ下におけるポールのセルフレコーディングなのでエイブは参加しておらず、ポールが全曲ドラムを叩いています。
ポールの近作では、前回の「エジプト・ステーション」や、その前の「NEW」でもエイブが参加して、重厚なサウンドで曲を支えていましたが、今回もそんな感じの音に仕上がっています。
たぶん、ポールがその重厚なドラムサウンドが気に入って、そんな音作りをしているのでしょう。
しかし、どうやって?
エイブのドラムセットはBD28インチ、タムは15、FT18~20という超ビッグサイズ。そこからあの太く重い音が出ている。
そこで写真が参考になります。



ポールは、あの懐かしのタオルミュートをして録音したようです。
懐かしいのはザ・ビートルズ後期のリンゴサウンド。名曲「レット・イット・ビー」のドラミングは、タオルミュートにより、太くて残響のないアタックを強調した個性的な音に仕上がっています。
そんな懐かしいタオルミュート写真を見て、思わず「ヒュ~ッ!」となります。(笑)
しかし聴いていると、今回は「レット・イット・ビー」よりも重厚な音作りをしていることがわかります。
ポールは当時のリンゴと同じくラディックのドラムセットを使用しているようですが、口径自体は通常サイズなので、チューニングを緩めにしてエイブのような図太い音を作っていると思われます。そして、裏ヘッドの残響は残しつつ、深みのあるとても魅力的なドラムサウンドを作っています。
この音、ワンダホーです。

まあ、自分はドラマーなので、どうしてもドラムサウンドばかりに気を取られますが、ドラムプレイ自体もものすごく安定しているポール。
全く、凄い人です。曲自体はどうかって?もうちょい聞かないと分かりましぇん。。。

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「McCARTNEYⅢ」

2020年12月27日 | ビートルズネタ
12月27日(日)
先週注文したCDが届きました。ポールの新譜「McCARTNEYⅢ(マッカートニーⅢ)」であります。
最近はCDも殆ど買わなくなりましたが、ポールさんが次々と発表するもんだから、どうしても聴きたくなっちゃう。
2018年に「エジプト・ステーション(Egypt Station)」をリリースしたばかりというのに、この勢い。コロナでホームステイしている間に曲を作って、すぐに録音しちゃったようですね。さすが天才ポールさん。
付録の2021年カレンダーの裏には、コントラバスを弾いたりドラムやエレキギターを演奏する写真があり、いかにもポール一人で制作した証となっています。
セルフプロデュースのアルバムだからこそ、「McCARTNEY」の名義になっていて、初回は「McCARTNEY」を1970年に発表し、まさにザ・ビートルズの脱退宣言となったアルバムでした。
そして10年後には「McCARTNEYⅡ」(1980')を発表。それから40年を経て、今年2020年、奇しくもビートルズの解散から50年という節目での発表となりました。
まあ、切りのいい年号っていうのは単なる偶然なんでしょうが、今年はコロナ禍という世界的なパンデミックに見舞われた年。本来なら、ヨーロッパツアーを計画していたポールであり、やる気も体力も充実していたのでしょう。
年齢的にも、時間的余裕はそうは残っていないと思われますが、溢れるアイディアをこのロックダウンの中で冷静に形にしたのでしょうね。

ビートルズファンの中には、「衰えたポールの歌声など聞きたくない」と言う声も聞かれます。声の出ていないポールのCDなど絶対買わんとはっきり言いますが、そりゃもうすぐ80歳なんだから、当然声域も声量も落ちるでしょう。現在の声が聴けるんですから、1ファンとしてありがたいじゃありませんか。「Long Tall Sally」の声にだけこだわる人は、半世紀前のアルバムにしがみついているしかありません。
近年のライブツアーでも、自分が生で聴くことのできた2018年のナゴヤドームのライブでも、さすがに往年の高音など期待もしていませんでしたが誰も文句などありませんでした。
生きているだけで嬉しくありがたい存在。そんなポールが、次々とレコードを作ってくれています。
感謝しかないなあ。オレは拝んで聴く派です。
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命日に再びジョンとヨーコからのメッセージを考える

2020年12月08日 | ビートルズネタ
12月8日(火) 本日のJOG=45分
ジョンの命日
昨日のブログの続きになりますが、そこで紹介した、NHKBSの「“イマジン”は生きている ジョンとヨーコからのメッセージ」の録画をまた観てしまった。
1970年のビートルズ解散以降、一貫して「Love&Peace」を提唱し続けたジョンとヨーコ。
なぜそこまで「Love&Peace」にこだわったのか、そしてジョンはなぜそこまで日本人女性のヨーコを愛したのかという疑問をもっと知りたかったのです。

ジョンとヨーコとの出会いは、ロンドンでのヨーコの個展がはじめだったという。
「日本の女の子がニューヨークから来て面白いことをやっている」と聞いて、面白半分で遊びに行ったそうだ。



昨日も書いた、「天井の絵」という作品について。
梯子を登って天井から吊るされた白いキャンバスを虫眼鏡で覗くと



そこに“YES”があった。



この仕掛けにジョンは心を奪われたのだ。「ポジティブなメッセージを感じた」という。
ジョンは、この不思議な東洋人女性にシンパシーを感じ、運命を思った。そして、まるで磁石のように二人はくっついたまま離れることはなかった。
のちに「Mind Games」という曲で「YES is the answer」とジョンは歌っている。

ヨーコは、作品を通して平和を訴える物が多かったそうだ。しかし前衛芸術というものはなかなか理解されにくいものだ。そこはオレも納得する。
ヨーコはジョンという理解者を得て、決してビートルズのジョンだからではなく、お互いに「変わり者」同士として愛し合うのだった。
ジョンも、「自分と同じくらいの変わり者に出会えてホッとした」「僕の隠された部分を、ヨーコが暗闇から引きずり出してくれた」と語った。
孤独な生い立ちのジョンには、ヨーコの存在が、そばにいてくれなかった母親に重なるものがあったようだと、のちにヨーコが語っている。
ジョンは幼い頃、父と母が家を出て叔母に育てられた。少年時代に再び母親と暮らそうとした矢先、交通事故で死んでしまったのだった。

ジョンとヨーコは、「Love&Peace」という共通のテーマを得て、互いに影響し合い、ジョンが亡くなるまで一貫して変わらなかった。
新婚旅行代わりにオランダで行ったイベント、「ベッドイン」ではマスコミや知識人たちが二人のベッドに押しかけた。
ベトナム戦争に反対する抗議活動の一つだが、まさに前衛芸術的な行動のため、一向に理解されなかった。
ベッドの上で、「売名行為だ」「バカげている」「君は病院に行くべきだ」などと罵声を浴びるばかりだった。
彼は「僕が生きているうちには平和は叶わないかもしれないが、声を上げ続けるしかない」と言った。

ジョンはヨーコに影響を受けて、大の日本通になったという。お忍びで日本に長期滞在したことも有名だ。
俳句や、「ワビサビ」「シブい」など日本的な感性を愛した。
ジョンの手書きの絵は今もたくさん残っていて興味深い。



とても愛と平和にあふれた絵だ。

銃弾に倒れたジョンが掛けていたメガネ。



ヨーコは、平和を祈りこの写真を撮った。
これを見ると、もう何も言うことができなくなる。
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今日も今日とて「ディスカバー・ビートルズ」

2020年11月24日 | ビートルズネタ
11月24日(火) 本日のJOG=45分
このところ暖かかったけれど、天気予報どおりに今朝はだいぶ冷えてきた。
早朝JOGでは手先が少し冷たいなと思いつつ走り出すが、走る終える頃にはすっかり温まって汗ばんでいる。この後のシャワーが最高に気持ちがいい。

昨日からJOGの際に、ザ・スターキーのライブ音源を聴きながら走っている。
以前は、頻繁にビートルズのアルバムだったり自分たちのライブ音源を聴きながら走っていたが、もう半年ぐらいそれをやっていなかったので、何となく新鮮な感じ。
当然、しばらくライブがなかったからやらなかっただけなのだけど、本家のアルバムも聴かなくなってはいかんと思った。
もちろん個人練習では聴きながら叩いているけど、練習の対象じゃない曲も聴かなきゃね。

ただし、耳がふさがっている分、暗闇で他の人に挨拶された時に気付かずに無視してしまうことがあるのでよく注意しなきゃいけない。
今朝は、二人の方に挨拶されそうな気がしたので、自分から「おはようございます」と声を掛けた。すると一人の方は驚いたような感じだったので必要なかったかもしれないが、どうせ挨拶はただなのだ。損することはない。

昼から、またPCで「ディスカバー・ビートルズ」の聴いていない残りの回を流しながら作業をする。もうすっかりハマってしまった。
ただし、1週間分しか聴けないので、日曜日の放送5回分が終われば終了だ。
人気投票の結果なんかも面白かったし、センチの告井さんがゲスト出演したり、音楽界の強力なビートルマニアがそれぞれの視線で語るのが面白い。
しかも別の回ではコーラスワークの構成など、ゲストが個人的に調べためっちゃコアな部分を語り、面白すぎ。
何とも楽しい時間。今日も今日とてとことんビートルズに浸かった一日。
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今日も「ディスカバー・ビートルズ」

2020年11月23日 | ビートルズネタ
11月23日(月)勤労感謝の日 本日のJOG=45分
朝JOGと仕事を済ませて、気分よく一日が始まる。昨日何もしなかったのでちょっとだけ罪悪感があったのだが、それを朝日を浴びて払拭。
今日は祝日。午前中に特別にドラムレッスンをすることになっていて、準備をしていると、ザ・スターキーのバンドLINEでミッチーのメッセージがあった。
「今NHKのAMラジオでビートルズ特集やってる」とのこと。
へえ、と思いラジオをつけると、何と昨日の日記にも書いた「ディスカバー・ビートルズ」のアンコール放送をやっていた。
しかも、朝8時から午前中ずっと過去の放送を流していて、ゲストに星加ルミ子さんを迎えた回などの興味津々の番組揃いだった。
星加ルミ子さんといえば、日本人で一番最初にザ・ビートルズとコンタクトを取り、日本公演では缶詰め状態になっていたホテルでは唯一友人として迎えられた女性記者として有名です。お話がとても興味深い。
クルマで聴きながらレッスンに向かう。土曜の夜以外にやるのは珍しいこと。
今日のレッスンは、生徒さんのご希望でまたまたビートルズオンリー。(笑)
この数日は、ビートルズにどっぷりだ。どっ楽しい。

帰ってきて、買い物に行ったり洗濯物を取り込んだり、夕方までに鯉が棲む水槽を清掃。それから夕飯の支度。主夫は忙しいのだ。
今日の晩ご飯をどうしようかといつも悩むが、今日は八宝菜にした。
野菜室に白菜、人参、白ネギとキノコ類があって、冷凍のエビやイカ類があって、乾燥キクラゲがあれば、あとは肉を入れるだけじゃんって感じ。
なかなか美味しくできた。
大食いの息子にはそれとチキンカツ丼をプラスしてやる。

あとはのんびりと、PCで「ディスカバー・ビートルズ」の続きを聴き直す。
でも、すぐに眠くなって沈没。。。
夜は苦手なのだ。

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「ディスカバー・ビートルズ」を聴く

2020年11月22日 | ビートルズネタ
11月22日(日)
今日は完全休養。昨日はアレだったので帰りが遅くて、一人ウチアゲでビールと焼酎をいただき、たぶん午前2時過ぎにお亡くなりになった。
仕事はお休みなので朝8時に起床。完全にいい天気だったけど、ちょい頭痛とそこそこの首肩痛でJOG及び自己練はキャンセル。
完全休養って久しぶり。スマホの万歩計は殆ど毎日1万歩達成していて、多い日には1万8千歩ぐらいあるんだけど、今日は夜になっても700歩。。。

てなわけで、どこにも行かずに何もせず。
お昼にクリームシチューを鍋いっぱいに作ったが、なかなかウマくできた。今回ジャガイモの皮は剥いた。すると、夜には空っぽになるまで食べてくれた。
それと一緒にカレー風味の焼うどんも作ったが、そっちは残していた。。。

ザ・スターキーのメンバーヒロ君こと石田ひろあき氏から、「今回はリンゴの特集だったよ」と教えてもらった、NHK-FMで日曜の夜に放送している「ディスカバー・ビートルズ」の先週の聞き逃し分をネット配信で聴く。
このラジオ番組はビートルズファンからは評判の番組だけど、時間的になかなか聴けないでいたので今回いい機会となった。

この回は、進行役の杉真理がザ・ビートルズのホワイトアルバムを中心に、コアなエピソードなどを紹介しつつ解説する中で、リンゴのドラミングの素晴らしさにスポットを当てるコーナーを作っていた。
杉さんがリンゴのすごさに気付いた曲は、『Long Tall Sally(ロング・トール・サリー)』と言う。エンディング間近のドラミングで、シンバル、タム、スネアの3連の回しなのだけど、これは確かにワンダホーなプレイで、ここに気付く杉さんさすがって感じ。実は、オレも何度も書いているけど、リンゴさん№1のおススメプレイでした。
杉さんがチューリップのドラマー上田雅利さんに聞くと、『I Want To Hold Your Hand(抱きしめたい)』のオカズがすごいと言う。そうなんです、あの両手打ちの難しさは、ドラマーじゃないと分からないと思うのです。もう、ナットクしちゃって嬉しいのよね。
そして、『Tell Me Why(テル・ミー・ホワイ)』のオカズの両手打ちの難しさなども話していました。もうあれはテープ・スピード・マジックなので、一般人ではムリなフレーズですもんね。

そんなわけで、いろいろと堪能しちゃいました。いやあ~楽しかった。
普通にCDをスピーカーやヘッドホンで聴くよりも、ラジオ用に編集された音源って、バスドラの粒がはっきり聞こえるような気がしてすごく楽しく聴けた。

次週も続くというので、今夜の分もまたネットで聴くことができるから楽しみにしよう。
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ナルホド・・

2020年11月13日 | ビートルズネタ
11月13日(金) 本日のJOG=45分
昨日の日記に書いたお悩み事の一つ、コピー作業で「I Wanna Be Your Man(彼氏になりたい)」の叩き方をレコードどおりに変えたら失敗だった話。
レコードどおりの音にこだわって、ハイハットを8分音符で叩きながら歌うというやり方は、あのテンポの速さだとかなりきつい。歌に集中しにくいのだ。
なのでハットは中抜き奏法でごまかしていたのだが、やはりそれではダメだということがわかった。バスドラも、レコードでは全音符で踏んでいるが、それがまたやりにくい。ノリが出ないのだ。
実際にリンゴはどう叩いているか、YouTubeで探してみた。



ソロになってからのリンゴさんのライブ映像では、ハイハットを8分で叩いたり4分打ちに変えたり、トップシンバルに変えたりしながら歌っていて、メインドラムは任せているので自由に演奏している。しかし、何と言ってもテンポが遅いので参考にはならない。

他に探していると、現役当時の古い白黒のプロモーション的な映像があった。



それは、レコード音源に合わせて当て振りの映像で、以前にも見たことがあって、その時は参考にもならないと割とスルーしてしまったが今回はじっくりと見た。
映像ではリンゴさんは、ハイハットではなくトップシンバルを叩いていた。レコードではハイハットの音だけど、ライブではトップで4分音符を叩けば、楽なので歌に集中できるということか。
実は、アルバム「アンソロジー1」の中にライブ音源があって、リンゴさんはトップシンバルを叩いて歌っている。さらに、アルバム「Live At The BBC」の中でも同様な叩き方をしている。
結局のところ、ライブではハイハットではなくトップを4分で打ち、バスドラは4分で踏んでいたようなのだ。
去年か一昨年来日した世界的コピーバンド『Beatles Abbey Road 』の「I Wanna Be Your Man」の映像もあったが、それもトップを4分で打ち、バスドラは2分打ちだった。



それを見て、すごい楽に歌っているなという印象。ナルホド、という感じ。
無理してレコードどおりに叩こうとして、結局苦しくて変になるというのは、ライブの現場では本末転倒かもしれない。
鍛えてどうにかなるというものでもないかもしれん。

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リンゴを歌う

2020年10月07日 | ビートルズネタ
10月7日(水) 本日のJOG=45分
先日ザ・スターキーのブログに書いた「リンゴ曲のススメ」で、ザ・ビートルズの公式曲の中でリンゴ・スターがリードボーカルをとる持ち歌11曲を紹介しましたが、今回はドラムを叩きながら歌おう!というコンセプトにして書いてみます。
どうしようか迷いましたが、ドラムのネタなので『駄楽器駄日記』にアップします。

曲順は先のブログと同じく、アルバム発表順ごとにしました。

1.『Boys:ボーイズ』。アルバム「Please Please Me」に収録
 テンポ約146の軽快なオールドR&R。
 テンポ的にも叩きやすく声も張れて歌いやすい。歌詞も簡単で暗記が苦手な人(ワシ)でも覚えられます。。。
 8ビートですが、スネアはウンタタウンタ。バスドラが個性的で、4分音符が基本で小さく鳴っていて不規則にアクセントが入り、コピーしにくい。初心者だったりコピーしないのなら4分音符だけ軽く踏んでしまえば楽。
 間奏のギターソロ前に「オーライ、ジョージ!」という振りを、自分のメンバーに替えて歌えばかっこいいかも?ダセーか。。。

2.『I Wanna Be Your Man:彼氏になりたい』。アルバム「With The Beatles」に収録
 テンポ約198の速いオールドR&R。初期のリンゴドラミングは、オールドスタイルのR&Rが多くてシビレますね。これはかっちょいいです。スピードがある分Boysよりも跳ねたフィールで突っ走っていますね。
 テンポが速いので、叩きながら歌うのはなかなか大変ですが、歌詞はこちらも簡単なのですぐ覚えられますね。
 それにしても、所々に入るフィルがコピーしにくいというのがリンゴ節。左から始めると納得できるオカズもあります。唄中でのバスドラが分かりにくいのもリンゴ節。基本として全音符でアクセントを入れているのはよく聞こえますが、時々ドドンと来るタイミングが難しい。コピーしないなら4分音符で弱く踏むと歌いやすい。
 でもそれよりちゃんと歌うことが大事なので、忙しすぎるドラミングにならないように、上手いこと手を抜いてみてください。
 ハイハットを8分で叩きながら歌うと、この速さだと体が揺れたりするので、自分はチャーリー・ワッツ式にスネアのバックビートにスティックを休ませる中抜き奏法をしています。それで集中して声を張ることができます。

3.『Honey Don't:ハニー・ドント』。アルバム「Beatles for Sale」に収録
 テンポ約166のシャッフル。カントリー調なのでスネアは軽く叩き、タンバリンがリズムの主役をなしていますね。
 歌詞はサビの繰り返しが多いので覚えるのは難しくはないが、ハイハットのシャッフルをしっかり叩きながら歌えるかが問題ですが、このテンポなら練習次第でOK。
 この曲もバスドラが聞こえない曲です。エンディングに少し聞こえるぐらいで、Aメロは全然踏んでいないので、もしメリハリを付けるならサビから2分音符で踏めばいいでしょう。
 そして、この曲でもギターソロ前にジョージの名前を連呼します。タイミングを間違えずにちゃんと入れるとクリソツに。

4.『Act Naturally:アクト・ナチュラリー』。アルバム「Help!」に収録
 テンポ約191のシャッフル。ドラムは重ねて録音しており、ハイハットとスネアよりもスネアのリムを叩く金属音の方が目立って、それがカントリー調を濃くしています。
 歌はメロディーにメリハリがあって良い曲で、とても歌いやすい。サビでコーラスが入ってくるともうゴキゲン。
 例によってバスドラが聞こえません。サビでドドン、ドドンとキメのフレーズに入るだけなので、抜いちゃってけっこうですね。歌に集中しましょう。 

5.『What Goas On:消えた恋』。アルバム「Rubber Soul」に収録
 テンポは約193のカントリー調の軽快な曲。リズムは跳ねているのに、リンゴのドラミングは完全に8ビート。ハイハットの8分音符がきつくて体がぶれるので、中抜き奏法で安定して歌うことをお勧めします。
 バスドラは完全にパターン化されているので叩きやすいが、スピードがあるので慣れるまできついかも。ドラミングに慣れたら歌いやすい曲ですね。

6.『Yellow Submarine:イエロー・サブマリン』。アルバム「Revolver」に収録
 テンポは約111の、ゆったりとした曲調。ドラミングはバスドラとスネアだけで、超簡単な曲。
 とにかく楽しく歌いましょう。リンゴの歌と周りの御囃子がメインなので、メンバーの皆さんに協力してもらうべし。 

7.『With A Little Help From My Friend:ウイズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンド』。アルバム「Sgt.Papper's Lonely ~」に収録
 テンポは約109のポップス。よく聞くと、リンゴはリズムパターンをメロディごとに叩き替えていて、ポールのベースラインに寄っているので、完コピするのはなかなか難しい曲。
 楽しい曲なので、歌は大らかな感じで歌いましょう。この曲も、コーラスにメンバーの協力が必要ですね。 

8.『Don't Pass Me By:ドント・パス・ミー・バイ』。アルバム「The Beatles(ホワイトアルバム)1」に収録
 曲調はゆったりとしたカントリーで、テンポ約86。リズムは、鍵盤が後ノリのウンチャ~ウンチャというノリに、フィドルが終始オブリを入れています。
 ドラミングは大変難しいタイミングでオカズを入れていて、コピーは大変です。歌に集中するように、簡単な叩き方にする方がお薦め。
 リンゴのオリジナル曲なので、楽しんで歌いたい曲です。
 
9.『Good Night:グッド・ナイト』。アルバム「The Beatles(ホワイトアルバム)2」に収録
 テンポ約66。ドラムレスで、オーケストラをバックに気持ちよさそうにリンゴは歌っています。しっとりと歌いましょう。
 バンドで演奏というより、ピアノかギターで弾き語りする方がいいかも。
 リンゴは、発音も大事に丁寧に歌っています。語尾の”T”がしっかり発音していますね。

10.『Octopus's Garden:オクトパス・ガーデン』。アルバム「Abbey Road」に収録
 テンポ約92のおっとりした曲。リンゴの作品らしく、とても特徴があって良い曲ですね。
 リズムはポップな軽い8ビートで、決してハネていないのに、カントリー調のノリがハネる感じを出しています。
 リズムパターンもしっかり決まっていて完コピーも楽です。歌詞も覚えやすくて歌いやすい。ただし、ノリの軽さに釣られてついつい走りがちになるので要注意です。

11.『Matchbox:マッチ・ボックス』。アルバム「Past Masters-1」に収録
 テンポ約164の軽やかなカントリー調ロカビリー。トップシンバルでしっかりハネるといいノリが出ますね。バスドラは単純に1拍3拍で踏んでいます。
 カール・パーキンスのカヴァーですが、リンゴは歌詞に自分の名前を付け足して歌っちゃっています。そのせいか、歌詞が早口でついていけないところもあります。
 ロカビリーなので歌う時は勢いで行っちゃうってことでいいんじゃないですかね!

以上です。リンゴの歌、皆さんもぜひ叩きながら歌ってみてね!
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リンゴパニック?

2020年07月03日 | ビートルズネタ
7月3日(金)  本日のJOG=45分
今日はリンゴ・スターネタ。
昨夜、ザ・スターキーのグループラインで、ある動画が話題になった。
それはYouTubeのリンゴ・スターの動画なのですが、これを見て驚いた。
内容としては、リンゴさんが「涙の乗車券」と「カム・トゥギャザー」の叩き方を解説しているのだが、カム・トゥギャザーのイントロのドラム手順について、「僕は左利きだから、フロアタムから叩いている」というような事を言っている。
ハイハットのチキチキのあとのタム回しの手順についてだ。



これにはショックでちょっとしたパニックだった。
この曲は、今までザ・スターキーでも何度も演奏していて、自分はハイタムからフロアタムへ流れる手順で叩いていたのだった。
自分は耳コピで覚えたのですが、レコード音源を何百回聴いても、どう聞いても音は高い音からフロアタムに流れている。
タムには布ミュートが掛けられており、ひじょうにデッドなサウンドなのだけれど、音程はよくわかる。
そこで、スターキーのメンバーにどう聞こえるか、音源を聴いてもらうように頼んだ。
すると、メンバーのうちドラムに詳しいトモ君だけはハイタムからロータム、フロアへ流れていると明快な答えをくれたが、他のメンバーはよくわからないとのこと。
布ミュートされていることで、裏ヘッドの倍音が音程を分かりづらくしているのかも知れないが、ドラムの事を知らなければそんなもんかも知れない。

以前、同じくYouTubeで海外の女の子がこの曲を叩いている動画があったので観ると、その子もフロアタムからハイタムへと叩いていて、「そんな音に聞こえたのかな」ぐらいに思っていたのだが、リンゴスター本人がそう語っているのだからショックだ。

そこで、改めて音源を聴き直すことにした。
音源を0.5倍のスロー再生にして、手順を徹底的に解析しようという魂胆。
めちゃくちゃゆっくり再生なので、手順はハッキリと分かる。しかもデジタルなので音程も変わらず確認できるが、やはりハイタムから流れている。
手順はこうだ。(譜面じゃなくてすみません)

3連符で左から
タタタ タタト タトタ ドン 
LRL RLR LRL R
タは12インチハイタム トは13インチロータム ドンはフロアタム

左利きのリンゴさんらしく、左始まりのフレーズで澱みなく叩けるのだ。ドラマーの皆さんは、試してほしい。全くレコード通りの音が出るはずだ。
モヤモヤが治まらないのは、聞こえる音はこれで間違いないのだが、なぜリンゴさんは「フロアタムから叩いたんだ」などと話したのだろう。
本人が言うのだから間違いないし、音源の解析でどっちとも取れないと判断すれば叩き方を変えてもいいのだが、音はあきらかに違っているので、オレは自分の耳を信じたい。
モヤモヤ感は残らざるを得ないが、結局今までどおりの手順で演奏することに決めた。

腹を決めるとスッキリするもんだ。

7月~のライブ予定
7月19日(日)WATTS(三ヶ日)/THE STARKEY 14:00~2回ステージ(13:00オープン)
8月15日(土)天水(豊橋)/THE STARKEY 19:30~2回ステージ(18:30オープン)
9月19日(土)天水(豊橋)/THE STARKEY 19:30~2回ステージ(18:30オープン)

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