近江八幡市にある“ボーダレス・アートミュージアムNO-MA”の展示会に行くのは、2015年に開催された「鳥の目から世界を見る」「これ、すなわち生きものなり」に続いて3回目となります。
今回の展示会はNO-MA美術館だけではなく、近江八幡の旧市街地の町家やヴォーリズ建築の旧郵便局など5ヶ所に渡って開催されていて、街をあげての美術展といった雰囲気です。
第1会場のボーダレス・アートミュージアムNO-MA ではオーストラリアの「グギング芸術家の家」から4名の出展とスウェーデンの「メンタルケア美術館」から4名の出展でした。
精神科医のレオ・ナヴラティル博士によって創設された「グギング芸術家の家」、精神科医療に関する美術館「メンタルケア美術館」と精神医療についてのサポートは海外でも進んでいるようですね。
当方は5ヶ所の会場のうち2ヶ所だけしか見ることが出来なかったのですが、NO-MA美術館と目的であったスズキ(魚辺に戸、「鱸」の略字)万里絵さんの新作が展示されていた奥村邸は見ることが出来ました。
旧家のたたずまいをそのまま残す奥村邸に展示されていた3人の作家の作品は“まさしくボーダレス・アート”と呼べるものでしたよ。
スズキ万里絵さんは最近の作品が6点展示されていましたが、やはり迫力充分の作品群が展示されています。
伝統的な日本家屋の客間にデンと屏風が展示されているのですが、全くイメージに合わない屏風が置かれている違和感とインパクトの強さに押されます。(これが一番見たかった!)
屏風(2枚)以外の絵画作品は4点あり、色の使い方に少し変化が感じられるようにも思え、作品が進化している感じがしました。
“図録より:「パラパラソワカ」(2015年)”
また知る人ぞ知る彦根の泉巌さんの作品も展示されていました。この方は彦根にある珍スポット「佐和山遊園」を造られた方です。
実業家の泉巌さんは、佐和山城を居城としていた石田三成のテーマパークを造ろうと、40年の歳月をかけて造られたテーマパーク?だそうですが、未だに正式にオープンはしていないそうですよ。
“おくどさん”や“前栽(せんざい)”“家の外にあるトイレ”など古い日本家屋の様式を残す奥村邸の庭園には東近江市の小西 節雄さんのカカシ・アートが展示されていました。
TVや雑誌でもよく紹介されていますが、思わず和まされるリアルなカカシを畑に展示して人気スポットになっているあの方です。
会社を定年退職してから自分の畑のカラス避けにカカシを作ったのが始まりだそうですが、庭の風景にカカシが溶け込んでいるので思わずハッとする場面がありましたよ。
NO-MA美術館のショップで購入したのは、スズキ万里絵さんの画集と展覧会の図録でした。
スズキさんの画集をやっと入手したのですが、ショップには画集が平積で置いてありましたのでスズキさんに注目しているファンは多そうですね。
NO-MA美術館は近江商人の古い商家が建ち並ぶ一角にありますが、商家の家屋の大きさや町並みの美しさに驚きます。
こういう町並みを見ると、彦根や長浜とは町の保存状況が随分と違うなぁと思います。もっとも近江商人の本場の近江八幡とは元々規模が違いますけどね。
今回の展示会はNO-MA美術館だけではなく、近江八幡の旧市街地の町家やヴォーリズ建築の旧郵便局など5ヶ所に渡って開催されていて、街をあげての美術展といった雰囲気です。
第1会場のボーダレス・アートミュージアムNO-MA ではオーストラリアの「グギング芸術家の家」から4名の出展とスウェーデンの「メンタルケア美術館」から4名の出展でした。
精神科医のレオ・ナヴラティル博士によって創設された「グギング芸術家の家」、精神科医療に関する美術館「メンタルケア美術館」と精神医療についてのサポートは海外でも進んでいるようですね。
当方は5ヶ所の会場のうち2ヶ所だけしか見ることが出来なかったのですが、NO-MA美術館と目的であったスズキ(魚辺に戸、「鱸」の略字)万里絵さんの新作が展示されていた奥村邸は見ることが出来ました。
旧家のたたずまいをそのまま残す奥村邸に展示されていた3人の作家の作品は“まさしくボーダレス・アート”と呼べるものでしたよ。
スズキ万里絵さんは最近の作品が6点展示されていましたが、やはり迫力充分の作品群が展示されています。
伝統的な日本家屋の客間にデンと屏風が展示されているのですが、全くイメージに合わない屏風が置かれている違和感とインパクトの強さに押されます。(これが一番見たかった!)
屏風(2枚)以外の絵画作品は4点あり、色の使い方に少し変化が感じられるようにも思え、作品が進化している感じがしました。
“図録より:「パラパラソワカ」(2015年)”
また知る人ぞ知る彦根の泉巌さんの作品も展示されていました。この方は彦根にある珍スポット「佐和山遊園」を造られた方です。
実業家の泉巌さんは、佐和山城を居城としていた石田三成のテーマパークを造ろうと、40年の歳月をかけて造られたテーマパーク?だそうですが、未だに正式にオープンはしていないそうですよ。
“おくどさん”や“前栽(せんざい)”“家の外にあるトイレ”など古い日本家屋の様式を残す奥村邸の庭園には東近江市の小西 節雄さんのカカシ・アートが展示されていました。
TVや雑誌でもよく紹介されていますが、思わず和まされるリアルなカカシを畑に展示して人気スポットになっているあの方です。
会社を定年退職してから自分の畑のカラス避けにカカシを作ったのが始まりだそうですが、庭の風景にカカシが溶け込んでいるので思わずハッとする場面がありましたよ。
NO-MA美術館のショップで購入したのは、スズキ万里絵さんの画集と展覧会の図録でした。
スズキさんの画集をやっと入手したのですが、ショップには画集が平積で置いてありましたのでスズキさんに注目しているファンは多そうですね。
NO-MA美術館は近江商人の古い商家が建ち並ぶ一角にありますが、商家の家屋の大きさや町並みの美しさに驚きます。
こういう町並みを見ると、彦根や長浜とは町の保存状況が随分と違うなぁと思います。もっとも近江商人の本場の近江八幡とは元々規模が違いますけどね。