滋賀県と三重県の境には「鈴鹿セブンマウンテン」と呼ばれる7つの山や「鈴鹿10座」に選ばれた10の山があり、登山ファンの人気を集めている反面、鈴鹿=事故のイメージもあります。
当方はまだ山登りを始めて1年足らずですし、山登りのスキルや体力は足りないと自覚していますので、登れる山・登れるルートでの山登りをしています。
鈴鹿セブンマウンテンは御在所岳・藤原岳・鎌ヶ岳・竜ヶ岳・入道ヶ岳・釈迦ヶ岳・雨乞岳の七山を指し、1964年から34年間続いた登山大会の山といいます。
昨年は「竜ヶ岳」に登りましたので、今回の「鎌ヶ岳」で2座目になりますが、初心者コースとはいえ鈴鹿の山はなかなかハードですね。
鈴鹿スカイラインを延々と走り、武平トンネルを三重県側に抜けた所にある駐車場に車を停めて登山口まで歩きます。
登山口に入って武平峠までは5分程度で到着し、この分岐から「鎌ヶ岳」「御在所岳」「雨乞岳」へとそれぞれ進んで行けるようになっています。
コースタイムとしては「雨乞岳」は180分を要するが、「御在所岳」は「鎌ヶ岳」より15分長いだけの1時間程度になっていますので、ここからなら「鎌ヶ岳」や「御在所岳」も登れそうです。
「鎌ヶ岳」の登山コースは平坦な稜線もありますが、基本はザレた道と岩場でした。
急勾配の道にはロープ場が何ヶ所あるとはいえ、岩と掴み・木の幹を掴み・木の根っこを掴みながら登っていくような場所が多く、しっかり体を支えておかないとザレた道で滑りそうです。
「鎌ヶ岳」は山頂部が槍ヶ岳の穂先のように見える山容から「鈴鹿の槍」や「マッターホルン」と呼ばれます。
この位置からだと「鈴鹿の槍」の山頂が遥か遠くに感じられてしまいますが、山頂は遠くに見えて近いものだったりしますのでワクワクしながら登ります。
次々と岩場が現れますので岩場に岩好きの当方としては嬉しい限りで、ザレザレの足場で足の置き位置と掴み所を確認しながら登っていきます。
鎌ヶ岳は山全体が花崗岩でできているとされており、砂場を歩くような感じで土を踏みしめてという感覚はほぼありません。
砂場のような場所に登ると景観抜群の場所がありました。
正面に「雨乞岳」、右手に「御在所岳」でしょうか。強者は縦走して走破されるようですよ。
「雨乞岳」は標高1238mで鈴鹿セブンマウンテンではもっとも高く、その名の通り雨乞をするための信仰の山のようです、
尚、鈴鹿山脈の最高峰は「御池山(標高1247m)」で、「鈴鹿10座」にカウントされていますがセブンマウンテンには入っていない山です。
その隣には「御在所岳(標高1212m)」があり、ロープウエイの鉄塔や山頂の観光施設も見えます。
観光地としても有名な山ですから一度は訪れてみたい山です。
ちょうど一休みしたくなった頃に岩場と絶景の景観の見渡せる場所に出る。
花崗岩の岩が風化していますが、何万年も先には山自体が風化して低くなってしまっているのでは?と思えてしまいます。
この岩場までくると山頂がかなり近くに見えるようになります。
「鈴鹿の槍」と呼ばれる尖った山頂直下は随分とザレた岩場に見えますが、あんなところが登れるのか楽しみであり不安を感じたりします。
岩場の上から見えるのは四日市の町並みや伊勢湾かと思います。
霞んでしまっていますので伊勢湾ははっきりとは見えませんでした。
そしていよいよ「鈴鹿の槍」「マッターホルン」を正面に捉えられる場所まできました。
山肌のほとんで崩れ落ちそうになっているのは「赤ガレ」と呼ばれる場所かと思います。
山頂直下にも岩場があるのが見えます。
この岩場を越えると「赤ガレ」を横に山頂までの道が始まります。
このルートは巨石の後方から巻くようにして岩の上に出て、向こう側に越えて行く面白いコースです。
「赤ガレ」はとんでもない傾斜と浮石の崩壊した道です。
死にたくはありませんので迂回道を巻きながら登ります。
晴れていますので不気味さはありませんが、薄暗かったら賽の河原に思えてしまうかもしれない。
道を巻きながら登っていくので、自分が滑っても滑落はしないだろうけど、落石させないことの方が大事かなと思いながら登る。
小石が積まれている場所があり、これも賽の河原を連想させることになっています。過去に事故があったのかもしれません。
ここにはやや赤みのある石が無数に積まれており、先行されていた方も小石をお供えされていました。
鎌ヶ岳の武平峠ルートは初心者コースなんて本当なのでしょうか。
確かに距離は短いですが、ザレてガレた道の急登がかなりあります。
道迷いする箇所はありませんので初心者でも登れる山ということなんでしょうけど、鈴鹿は厳しい。
もう山頂の稜線は見えているぞ。
ここさえ登り切ったら360°ビューの山頂です。
山頂へ到着すると最高点にある岩や山頂標識の周囲に数名の方がおられて、記念写真の撮影待ちをされています。
山頂にはそれほど広いスペースがありませんので南側のスペースに移動して少し休みます。
遥か先まで尾根筋(鎌尾根?)が続いており、ここを縦走して行かれる鈴鹿トレイユの強者もおられるのだと思います。
山頂には鉄製の鳥居と「天照大神皇大神宮社」の祠が祀られています。
かつて国見岳と御在所山と鎌ヶ岳を三岳とし、三山を巡る山岳信仰があったとされ、三岳は修験道場となっていたようです。
やっと山頂の岩場が空きましたので山頂部で記念撮影。
ポーズを決めて写真を撮ったら入れ替わるのですが、岩の上に腰かけて食事している人がいて皆さん写真が撮れず困っていましたね。
山頂の奥は鎖で通行禁止となっていますが、御在所岳が近くに見えています。
まだ時間も体力も余裕がありましたので、御在所岳まで行こうかと一瞬頭をよぎりましたが、計画にないことはしないに限る。
機会を見つけて武平峠から御在所岳のルートで登ってみよう。
山頂の横には別の登山道があり、どうやら「雲母峰」という所につながっているようです。
登山ルートがほぼ決まっている山がありますが、複数のルートがある山だと次は別ルートから登るのを楽しみにされることも多いのではないでしょうか。
鎌ヶ岳の山頂標識は固定されておらず、場所を変えたり手持ちしたりしてもいいようで、標識を移動して撮影されている方がおられましたので、その場にいた一同で看板撮影会です。
人がはけたのを見計らって、看板を持って自撮りしましたが、とても満ち足りた表情をしているのに気付く。
鈴鹿の山は初心者コースでもいろいろな魅力の詰まった山が多いですね。次はどの山に登ろうか?
当方はまだ山登りを始めて1年足らずですし、山登りのスキルや体力は足りないと自覚していますので、登れる山・登れるルートでの山登りをしています。
鈴鹿セブンマウンテンは御在所岳・藤原岳・鎌ヶ岳・竜ヶ岳・入道ヶ岳・釈迦ヶ岳・雨乞岳の七山を指し、1964年から34年間続いた登山大会の山といいます。
昨年は「竜ヶ岳」に登りましたので、今回の「鎌ヶ岳」で2座目になりますが、初心者コースとはいえ鈴鹿の山はなかなかハードですね。
鈴鹿スカイラインを延々と走り、武平トンネルを三重県側に抜けた所にある駐車場に車を停めて登山口まで歩きます。
登山口に入って武平峠までは5分程度で到着し、この分岐から「鎌ヶ岳」「御在所岳」「雨乞岳」へとそれぞれ進んで行けるようになっています。
コースタイムとしては「雨乞岳」は180分を要するが、「御在所岳」は「鎌ヶ岳」より15分長いだけの1時間程度になっていますので、ここからなら「鎌ヶ岳」や「御在所岳」も登れそうです。
「鎌ヶ岳」の登山コースは平坦な稜線もありますが、基本はザレた道と岩場でした。
急勾配の道にはロープ場が何ヶ所あるとはいえ、岩と掴み・木の幹を掴み・木の根っこを掴みながら登っていくような場所が多く、しっかり体を支えておかないとザレた道で滑りそうです。
「鎌ヶ岳」は山頂部が槍ヶ岳の穂先のように見える山容から「鈴鹿の槍」や「マッターホルン」と呼ばれます。
この位置からだと「鈴鹿の槍」の山頂が遥か遠くに感じられてしまいますが、山頂は遠くに見えて近いものだったりしますのでワクワクしながら登ります。
次々と岩場が現れますので岩場に岩好きの当方としては嬉しい限りで、ザレザレの足場で足の置き位置と掴み所を確認しながら登っていきます。
鎌ヶ岳は山全体が花崗岩でできているとされており、砂場を歩くような感じで土を踏みしめてという感覚はほぼありません。
砂場のような場所に登ると景観抜群の場所がありました。
正面に「雨乞岳」、右手に「御在所岳」でしょうか。強者は縦走して走破されるようですよ。
「雨乞岳」は標高1238mで鈴鹿セブンマウンテンではもっとも高く、その名の通り雨乞をするための信仰の山のようです、
尚、鈴鹿山脈の最高峰は「御池山(標高1247m)」で、「鈴鹿10座」にカウントされていますがセブンマウンテンには入っていない山です。
その隣には「御在所岳(標高1212m)」があり、ロープウエイの鉄塔や山頂の観光施設も見えます。
観光地としても有名な山ですから一度は訪れてみたい山です。
ちょうど一休みしたくなった頃に岩場と絶景の景観の見渡せる場所に出る。
花崗岩の岩が風化していますが、何万年も先には山自体が風化して低くなってしまっているのでは?と思えてしまいます。
この岩場までくると山頂がかなり近くに見えるようになります。
「鈴鹿の槍」と呼ばれる尖った山頂直下は随分とザレた岩場に見えますが、あんなところが登れるのか楽しみであり不安を感じたりします。
岩場の上から見えるのは四日市の町並みや伊勢湾かと思います。
霞んでしまっていますので伊勢湾ははっきりとは見えませんでした。
そしていよいよ「鈴鹿の槍」「マッターホルン」を正面に捉えられる場所まできました。
山肌のほとんで崩れ落ちそうになっているのは「赤ガレ」と呼ばれる場所かと思います。
山頂直下にも岩場があるのが見えます。
この岩場を越えると「赤ガレ」を横に山頂までの道が始まります。
このルートは巨石の後方から巻くようにして岩の上に出て、向こう側に越えて行く面白いコースです。
「赤ガレ」はとんでもない傾斜と浮石の崩壊した道です。
死にたくはありませんので迂回道を巻きながら登ります。
晴れていますので不気味さはありませんが、薄暗かったら賽の河原に思えてしまうかもしれない。
道を巻きながら登っていくので、自分が滑っても滑落はしないだろうけど、落石させないことの方が大事かなと思いながら登る。
小石が積まれている場所があり、これも賽の河原を連想させることになっています。過去に事故があったのかもしれません。
ここにはやや赤みのある石が無数に積まれており、先行されていた方も小石をお供えされていました。
鎌ヶ岳の武平峠ルートは初心者コースなんて本当なのでしょうか。
確かに距離は短いですが、ザレてガレた道の急登がかなりあります。
道迷いする箇所はありませんので初心者でも登れる山ということなんでしょうけど、鈴鹿は厳しい。
もう山頂の稜線は見えているぞ。
ここさえ登り切ったら360°ビューの山頂です。
山頂へ到着すると最高点にある岩や山頂標識の周囲に数名の方がおられて、記念写真の撮影待ちをされています。
山頂にはそれほど広いスペースがありませんので南側のスペースに移動して少し休みます。
遥か先まで尾根筋(鎌尾根?)が続いており、ここを縦走して行かれる鈴鹿トレイユの強者もおられるのだと思います。
山頂には鉄製の鳥居と「天照大神皇大神宮社」の祠が祀られています。
かつて国見岳と御在所山と鎌ヶ岳を三岳とし、三山を巡る山岳信仰があったとされ、三岳は修験道場となっていたようです。
やっと山頂の岩場が空きましたので山頂部で記念撮影。
ポーズを決めて写真を撮ったら入れ替わるのですが、岩の上に腰かけて食事している人がいて皆さん写真が撮れず困っていましたね。
山頂の奥は鎖で通行禁止となっていますが、御在所岳が近くに見えています。
まだ時間も体力も余裕がありましたので、御在所岳まで行こうかと一瞬頭をよぎりましたが、計画にないことはしないに限る。
機会を見つけて武平峠から御在所岳のルートで登ってみよう。
山頂の横には別の登山道があり、どうやら「雲母峰」という所につながっているようです。
登山ルートがほぼ決まっている山がありますが、複数のルートがある山だと次は別ルートから登るのを楽しみにされることも多いのではないでしょうか。
鎌ヶ岳の山頂標識は固定されておらず、場所を変えたり手持ちしたりしてもいいようで、標識を移動して撮影されている方がおられましたので、その場にいた一同で看板撮影会です。
人がはけたのを見計らって、看板を持って自撮りしましたが、とても満ち足りた表情をしているのに気付く。
鈴鹿の山は初心者コースでもいろいろな魅力の詰まった山が多いですね。次はどの山に登ろうか?