僕はびわ湖のカイツブリ

滋賀県の風景・野鳥・蝶・花などの自然をメインに何でもありです。
“男のためのガーデニング”改め

湖東をブラブラ!~河内の風穴・ラ コリーナ近江八幡・ひまわり畑~

2016-07-31 17:52:30 | 風景・イベント・グルメ
 夏らしい晴天が続いていますので、家族で湖東方面をブラブラしてきました。
日差しは強いですが、サラッとした日が続いていて、猛暑の感覚は薄いので今年の夏は昨年のような猛暑にはならないのかもしれませんね。

ということで、夏といえば向日葵の花ですのでひまわり畑でパチリ!
一時期は小さな花で背の低い向日葵が流行っていましたが、背の高い向日葵が多くなってきました。向日葵はやっぱり大きなのがいいですよね。



涼を求めて行ったのは、河内の風穴でした。
約55万年前に形成されたとされている鍾乳洞で、洞窟内は年中12℃の気温で中はとても涼しい。



美しい渓流に沿って急な登り道を休み休み登っていくと、洞窟の小さな入り口が見えてくるのですが、入り口から吹き出してくる冷風の気持ちのいいこと。
洞窟内は巨大な風穴になっていて空間の広さに驚きます。



過去に何度か来てはいるものの、いつ来ても『洞窟探検』の気分が味わえるのがいいですね。
一般公開されているのはごく一部だけなのですが、この風穴は遠く三重県の伊勢市までつながっているとの言い伝えもあるそうですよ。



スイーツは「たねや」の『ラ コリーナ近江八幡』で購入。
遊びに行った帰りなどで、この店の前を通ることがあるんだけど、いつも閉店後だったので中へ入るのは初めてです。



中ではバームクーヘンの製造工程がガラス越しに見えますが、この建物ってちょっとしたジブリ作品の舞台みたいに見えますね。
広大な敷地(円状の回廊に店がある)の中心には稲が育てらてれいて、まだ建築中の建物がありましたから、これからも広がっていくようです。



ところで、夏といえば昆虫採集!
ひょんな所(お寺の参道にあった“のぼり”)でカブトムシの♂を発見です!





お土産は「大中」の産地直売所で恒例のトウモロコシを購入。
こんなに甘いトウモロコシって、さすが「大中」産って感じです。


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魲万里絵 「遠くて近い私の風景」~NO-MAコレクションPart2+新作展~

2016-07-25 20:15:15 | アート・ライブ・読書
 アールブリュット展やボーダレス・アートのいくつかのイベントや展覧会で魲万里絵さんの絵を見る機会があり、その独自の世界観の絵や言葉に興味を持っていました。
現在、近江八幡市のボーダレス・アートミュージアムNO-MAで美術館所有の魲万里絵コレクションと近作の展覧会が開催されています。

企画展などで数名のアーティストの展覧会の時だと魲さんの作品は数点以下の展示になりますが、今回は個展ですので全館(2階建ての昭和初期の民家を改築した美術館)が魲万里絵さんの作品で埋め尽くされています。
展覧会の構成は4部構成で初期の作品から近作まで、魲万里絵さんの作品を掘り下げるようにその軌跡が分かる内容となっています。



<chapter1> 『制作の軌跡2007~2016』

絵を描き始めた2007年から2016年までの制作の軌跡をたどるように作品が展示されています。
NO-MA美術館のHPには作品の軌跡は『誰の心の中にもあるのかもしれない衝動や本音を、包み隠さず表現してきた歴史ともいえる』と紹介文があります。


(ポストカード:[無題]2008)

<chapter2> 『人を拵える』

『人を拵える(こしらえる)』と題されたchapter2は何とぬいぐるみの人形です。
人形を作るようになったのは、近所のスーパーで見切り品のぬいぐるみの本が売られていたのを見つけたのがきっかけで、「自らが描き出す人すらも人形になり得るのだと感じて」人形を作るようになったと書かれていました。
画像はありませんが、独特の絵に登場する人のようなものが、ぬいぐるみで作られた作品となっていました。


(ポストカード:[否、否、否定]2010)

<chapter3> 『絵のタイトル』

魲万里絵さんは絵とともに興味深いのは絵に付けられたタイトルに使われる言葉です。
絶妙の言葉の感性だと思っていたのですが、本人は偶然聞いた言葉をはめているだけで「タイトルと絵は直接つながりはない」とされています。

chapter3に展示された作品には『メメント・モリ』を付けたタイトルの絵が並んでいます。
メメント・モリとはラテン語で「死を想え」や「死を忘れるな」といった死生観を現す言葉なんですが、魲さんにかかると...

「愛を問うメメント・モリ」、「善人の振りのメメント・モリ」、「浮沈メメント・モリ」、「メメント・モリが来たら頭を隠せ」、「メメント盛」となる。
「メメント盛」なんて言葉を使える人がいるんだよ!


(ポストカード:[浮沈メメントモリ]2009)


(ポストカード:[崩れていしまえばいいのに]2011)

<chapter4> 『遠くて近い私の風景』

「頭の中ははっきり四角い空間じゃないから、頭の中をそのままというわけにはいかないので、それに近い感じで...」
「本心や衝動に密接した『近く』にある『風景』かもしれない。とコメントが書かれています。


(ポストカード:[ヒトノアシモトスクウヤツ]2010)

魲さんはスケッチブックに描いた作品が多いのですが、中には【『ヒトノアシモトスクウヤツ』⇒製図図面の青焼き】、【『絶対正義』⇒朝日新聞】、【『存在の間違い』⇒ベットの敷板】、なんて作品がありました。

ところで、会場の一角には「ぬり絵ワークショップ」が設けられていて魲万里絵さんの絵を下書きとしてぬり絵が出来るようになっていました。
NO-MAには子供連れの方も来られますが、子供たちにボーダーなどありませんから、自由に描いたぬり絵の展示がありましたよ。(画像はもらって帰った下書き)



魲万里絵さんの作品はグロテスクで暴力的・猥雑なものが多いのですが、作品から発せられるエネルギーのようなものを強く感じます。
また絵のタイトルに見られるような日常を揶揄するような言葉感覚の痛快さからしても、特殊でカルトなアーテストとは思うことはできません。
「本心や衝動に密接した『近く』にある『風景』」という表現が一番近いのかもしれませんね。


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御朱印蒐集~近江八幡市 賀茂神社~

2016-07-23 12:12:12 | 御朱印蒐集・仏像・磐座・巨樹・古墳・滝・登山
 京都にある上賀茂神社や下鴨神社は有名ですが、「加茂神社」・「賀茂神社」・「鴨神社」と名の付く神社は日本各地に約300社あるそうです。
その大半が京都の賀茂神社から勧請された社のようですが、近江八幡市にある賀茂神社は違った由来を持っている神社のようです。

大化の改新で歴史に残る天智天皇(中大兄皇子)は馬を増やし、強い馬を育てるため当地に日本初の国営牧場を築き、馬の調教と繁殖に力を注いだと神社の由来にあります。
国営牧場の歴史から馬との関わりが深く、馬の守護神・馬の聖地として信仰を集めている神社のようですね。



神社としての創建は736年、聖武天皇が日本の荒廃を憂い、天変地異のない世を願い、国土の災厄を封じ、人々の幸せを願う神社を創建したとされています。
創建にあたっては陰陽道の祖とされる吉備 真備(きび の まきび)に構築を命じたと書かれています。



陰陽道の祖ということは吉備真備は陰陽師だったという言い方が出来ると思いますが、この賀茂神社の御祭神が賀茂氏の氏神であることとの関係があるかもしれませんね。
平安時代の中期に活躍した陰陽師は安倍晴明の安倍氏と賀茂忠行の賀茂氏の2つの宗家でした。賀茂氏の出自はともかくとして、関係があるのかなど関心を引く話ではあります。

御祭神:賀茂建角身命(かもたけつのみのみこと)・賀茂玉依比賣命(かもたまよりひめのみこと)・賀茂別雷命(かもわけいかづちのみこと)・火雷命(ほのいかづちのみこと)



この本殿は一般の神社とは違い、本殿が表鬼門の方位にあり、本殿の向いている方位が裏鬼門になっていて、これは陰陽道の技といわれています。
陰陽師の詳しい事は分かりませんが、“気のエネルギーを集めるため”ということのようです。



境内には霊木と呼ばれる木があり、上の写真の左にある『神杉』は樹齢800年で白蛇が棲むとされていて、白蛇を見ると幸せになると書かれてありました。
この神社にはパワースポットが多く、雷で大きく割れてしまったにも関わらず成長し続ける霊木『樫(かし)』、2本の榊が1本に結ばれた霊木『連理の眞榊』があり、神社の裏には祭祀跡『祈りの齋庭』と書かれた結界があります。

ところで庚申堂という密教の青面金剛尊を祀ったお堂がありましたが、このお堂の屋根には「見ざる、言わざる、聞かざる」とされる三猿がいます。
「身を慎んで悪いことは見ざる・言わざる・聞かざるという様にすれば幸せに過ごすことが出来る」という戒めの言葉です。



ます見ザル。
見ザルというより“あっちゃ~”みたいに見えますね。



言わザルと聞かザルです。何となく愛嬌がありますね。





賀茂神社は元々は皇室財産であった御料地(御猟野)として狩りや競馬が行われていたそうで、そのため御朱印には「賀茂神社」ではなく「御狩野乃社」と書かれています。
平安時代に始められた京都上賀茂神社の競馬会神事を後白河上皇の意により継承して、毎年5月には「足伏走馬」という古式競馬神事が行われているそうです。



神話の世界で“神武天皇御東征の際、天照大神の命を受けて八咫烏(やたがらす)が危険な状況に陥られた天皇の道案内をした”という伝承に登場する八咫烏(やたがらす)は賀茂神社の御祭神である賀茂建角身命の化身したものと言われています。
八咫烏(やたがらす)は日本サッカー協会のシンボルマークになっていますから、意外な所でも見ている神様の使いですね。


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御朱印蒐集~滋賀 野洲市 御上神社~

2016-07-20 19:56:16 | 御朱印蒐集・仏像・磐座・巨樹・古墳・滝・登山
 日本には古くから「富士信仰」というものがありますが、その影響もあって「郷土富士」と呼ばれる山が日本各地にあるようです。
富士山に形が似ているという理由が多いようですが、その数は全国で300から400の山があるとの説があり、日本人の富士山への憧れが強さが伺われます。

滋賀県にも「富士」の愛称が付けられた山があり、「近江富士こと三上山」が郷土富士になります。
三上山(標高432m)の麓には三上山を神体山として祀る御上神社がありますので参拝をしてきました。



御上神社の創建は第七第孝霊天皇の時代(紀元前200~300年?)に天之御影命が三上山に御降臨され、三上山を御神体として祀ったのが始まりとされています。
その後、奈良時代初期の718年に藤原不比等により現在地に造営・ご遷祀され御上神社となったようです。
祭神は「天之御影命(あめのみかげのみこと)」。天照大神の孫で鍛冶を司る神で鍛冶職人たちの守り神でもあります。



この三上山には伝説があって、「俵藤太のムカデ退治」という話があります。
俵藤太は正式には藤原秀郷という平安時代中期の武将だそうですが、ムカデ退治の話は民話や昔話として語り継がれているような話ですね。



石鳥居の奥に楼門が見えてきますが、この楼門は鎌倉時代の後期に造営されたものとされていて、国の重要文化財に指定されてます。
茅の輪くぐりを左回り・右回りと2度くぐって、3度くぐってから楼門へ向かいます。



まず拝殿から参拝致しましたが、この拝殿は旧本殿の部材を再利用して建立されたものとされています。
その影響か、本殿とよく似た様式になっています。この拝殿も国の重要文化財に指定されています。



本殿は国宝に指定されていて、滋賀県の神社建築の国宝の第一号で風格のある建物です。
建築様式は御上造と呼ばれる神社・仏堂・御殿の3様式が混合された変わった構造となっています。



境内には本殿を挟むように摂社 若宮神社本殿と末社 三宮神社本殿が祀られています。
若宮神社は鎌倉時代後期の建立とされ、こちらも重要文化財に指定されています。御祭神は菅原道真公ですから学問の神様ですね。



せっかくなので近江富士(三上山)を撮りたかったのですが、神社前の悠紀斎田からだと山の角度が富士らしくない。
帰り道に民家の間から富士の形に見える場所があったので記念撮影。



御上神社の周囲には樹木が生い茂る森が広がっていて、神の森とも鎮守の森とも呼べる非常に気持ちの良い場所です。
もし機会があれば、三上山の山頂にある奥宮と磐座にも参拝してみたいと思います。


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鷺さんでいっぱいで・・・・・・・

2016-07-18 19:19:19 | 野鳥
鷺さんでいっぱいで

 鷺さんの白い羽でいっぱいで
  
  それはそれはいっぱいで・・・・・・・





この季節になると、膨大な数のサギが河口に集まってきます。
道路沿いに見えますから、サイクリングやジョギングの方も思わず足を止めてしまう光景かもしれませんね。



餌になる魚は豊富なようで、梁(やな)があるところでは遡上する魚が飛び交っている日もあります。
橋の上からでも大きな鯉やニゴイが泳いでいる様子を見ることができますので、琵琶湖の自然の豊かさを感じてしまいます。



ところで、天気がいいと青空にオニユリの橙色が映えますね。
オニユリは、先週末から花がよく開いてきたように思います。



カイツブリは2回目の繁殖に入ったのか、何ヶ所かで新しい玉子を見るようになりました。
 若鳥の横に玉子が見えますが、若が抱卵しているのではないですよ。



 若が4羽集まって何の相談でしょうね。
見えない位置からはエサを欲しがるヒナがピーピーと鳴いているのが聞こえてきます。



どうやら近畿地方もこれで梅雨明けになりそうです。
夏のレジャーの計画を練らないといけませんね。


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アマサギとゴイサギをパチリ!

2016-07-17 19:22:22 | 野鳥
 “朝から強い雨が降っていましたのでTVでゆっくりと京都の祇園祭でも見て過ごそうか”と思っていましたが、雨がやむと出かけたくなってしまいますね。
フィールドでは少し前まではオオヨシキリの騒音のような鳴き声が響いていましたが、今は蝉の声がにぎやかです。

開花したオニユリがチラチラと見受けられますから、花はすっかり夏の様相になってきていますね。
ヒツジグサもたくさんの花が開花していて、可憐な姿を見せてくれています。



さて、もう繁殖期を終えたと思われるアマサギの集団が田圃に来ていました。
亜麻色の婚姻色が幾分か色あせてきています。



緑の稲とサギって色合いが綺麗なんですが、稲が成長してきているので田圃に入られると首から上しか見えないようになってきています。
畦にいてくれたら何とかなるんだけどね。



 ゴイサギがネムノキに留まっていたんだけど、ネムノキの花色が悪いね。



これからの野鳥が楽しみではありますが、水辺では海水浴や湖水浴のシーズンがひと段落してからやろね。


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カイツブリとカルガモをパチリ!

2016-07-16 18:05:05 | 野鳥
 まだ梅雨明け宣言は出ていないものの、時間ごとに気温がグングンと上がってきてしまいますから、当分の間は鳥見は早朝だけってことになりそうですね。
今の時期、平地では同じ顔ぶれの野鳥になりますが、少しウロウロとしてきました。

ビオトープの蓮もかなり咲いてきていますから、今年は咲かないのでは?は杞憂に終わったようです。
花を撮るのもマナーが大事と思っているのですが、少々気分を害されることがあったため、別の場所で蓮の花をパチリ!



さて、もう繁殖はひと段落したかと思っていたカイツブリですが、まだ抱卵している番がいました。
下の写真では分かりませんが、幼鳥2羽の横で親鳥は抱卵をしています。



カイツブリはシーズンで何度か繁殖をすると言われていますので、小さな子供を抱えているのに次の子供ができるので親は結構大変そうです。
抱卵していた玉子は色が真っ白ですから、幼鳥2羽とは世代が違うと思われますが、2個の玉子があるようです。



親鳥がエサを探して少し遠くまで行くと、別のカイツブリと縄張りバトルになっていましたから他にも繁殖中の番がいるようでした。
今年は繁殖に成功した番を見ることが多いので、見ているこっちまで嬉しくなってしまいます。



カルガモはもうどの家族も幼鳥というより若鳥にまで子供が育って来ていますが、ここは大家族。
どいつが親鳥か分かりませんが、全部で12羽!



近くに若鳥8羽のカルガモ家族がいるので、このゾーンは天敵が少ないのかもしれませんね。
 1列になって泳がれると全部入らなくなっちゃうよ。



そういえば、騒音のようにうるさかったオオヨシキリの声もわずかにしか聞こえなくなって、留鳥の小鳥はヒナが成長したのか個体数が増えているようにも思えます。
気がつかないうちに季節は進んでいるということですね。


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タイ料理屋を探せ!~大津市唐崎 チャーン~

2016-07-13 20:22:22 | 風景・イベント・グルメ
 “暑い日にはエスニック料理のランチ!”って気分になりませんか?
もっとも家族に言わせると、“外食はエスニックばっかりやんか”となるのですけどね。

インド料理やネパール料理は県内にお店が多く、食べ比べることが出来ますので美味しいと感じたお店に定期的に通ったりしていますが、タイ料理は難しいですね。
というのも、県内にタイ料理のお店が少ないため、同じお店(同じシェフ)の味しか知らないことになってしまうからなんですよ。



ということで少し遠征して大津市唐崎にあるチャーンというお店に行ってみました。
エスニック系のお店は店内に入るまでが不安なんですが、中へ入ると香辛料の香りが漂ういい感じのお店でしたよ。



ホール係の方は日本人のようでしたが、厨房に姿が見えるのは本場タイの方でしたので期待が高まります。
当方が注文したのはベジタブルのグリーンカレー。鶏肉が苦手なのでこのメニューは嬉しいですね。



このお店は本場タイの家庭料理の味というだけあって辛い!
辛いのは大好きなんでバクバク食べていたんだけど、額から汗がダラダラと流れてくる。これがなかなか気持ちがいいんですけどね。

相方はエビミソのチャーハン。
少し分けてもらって食べてみると、焼きの香ばしさとエビミソの濃い味が美味しい!



“この店はヒットやったね”と話していると、デザートにタピオカ・ココナッツが出てきました。
ここのお店のは少し変わっていて、タピオカ・ココナッツにコーンが入って、上にはアンコが乗っています。
アンコは日本風のアレンジなのかもしれないけど、名古屋の食文化の影響なのかもね。



ボリューム感はないのですが、注文した2品の味は抜群でした。
ランチメニューは毎週変わるそうなので、リピートしてランチセット+単品なんてのもいいかもね。


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御朱印蒐集~京都 東寺(教王護国寺)食堂~

2016-07-11 18:55:55 | 御朱印蒐集・仏像・磐座・巨樹・古墳・滝・登山
 食堂(じきどう)は読んで字のごとく、かつては僧侶が集まって食事をした場所だそうです。
空海の没後に完成したようですが、その後地震や火災などがあり、現在の建物は昭和9年に再建されたもののようです。

東寺の御朱印はこの食堂でいただくことが出来るのですが、運よく9種の御朱印をいただくことができました。
本来は一括して頂けないにも関わらず頂けたのは“偶然そうなった”としか言えないのですが、縁があったということなのでしょう。

 



食堂は本来の役割から、厳粛な修行の場・儀式の場とは違って少し和んだ感じのお堂でした。
堂内ではイベントが開催されていることもあって、生の活気のようなものがあります。



堂内で開催されていたのは、草場一壽(かずひさ)という陶器絵作家の「陶器の絵画展 」です。
有田焼の手法を使った陶器の絵ですが、パステル調の色彩の仏教絵は陶器とは思えない作品になっていました。
釉薬で色づけしたものを焼き上げるのですから、狙い通りの発色は難しいと思いますが、非常に美しい色彩の仕上がりです。



御影堂(大師堂)は空海在世時に住房とされている場所に建つ建築物で、1380年に再建され現在は国宝に指定されています。
ここに安置された弘法大師坐像(国宝)には毎朝6時にお大師様に朝食を捧げる「生身供(しょうじんく)」が執り行われているそうです。



御影の唐門をくぐって堂内に入ると、着物姿の方々が正座して座っておられ読経をされているようです。
お大師さんを祀る末寺は地方にも多く、お遍路巡礼へ行かれる方もおられますから、お大師さん信仰の根強さを感じます。





御影堂の裏側には国宝秘仏不動明王護摩供修法所があり、空海の念持仏といわれる不動明王坐像が祀られています。
念持仏とは身近に置いて私的に礼拝するための仏らしいのですが、秘仏として非公開になっている不動明王坐像が安置されているそうです。
弘法市の時には護摩行が行われるそうですので、弘法市の時に行くのもいいかもしれませんね。



毘沙門堂は「都の正門」といわれた羅城門にあった兜跋毘沙門天像を安置するために1822年に建てられたそうです。
ここでいう羅城門は芥川龍之介の小説「羅生門」のモデルとされる大門で、ネットなどで復元模型を見てもその立派さが分かりますが、現在は跡碑が残っているだけのようです。



東寺にいたのは2時間程度でしたので見てない所や見落とした所が多々あるかと思いますが、荘厳さを感じる寺院だったと思います。
『空海の風景』の一端に触れることが出来たかどうかは分かりませんが、また訪れてみたい場所です。


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御朱印蒐集~京都 東寺(教王護国寺) 講堂

2016-07-09 16:10:10 | 御朱印蒐集・仏像・磐座・巨樹・古墳・滝・登山
 東寺では金堂・講堂の2ヶ所で国宝・重要文化財の仏像を拝観致しました。
二つのお堂に安置されている仏像はそれぞれ仏教美術としても美しいのですが、祀られた仏像の違いはさて何でしょう。

調べてみると、金堂は薬師如来を中心とした顕教系で、講堂は大日如来を中心とした密教系ということでした。
“「顕教」とは姿を現した釈迦如来が秘密にすることなく明かした教え”をいい、“「密教」は奥深い教えがゆえに明らかにできない秘密の教え”とされています。



講堂は835年頃に完成したそうですが、その後焼失してしまい、現存するのは室町時代の1491年に再建されたものだそうです。
現在、講堂は重要文化財に指定されていますが、金堂と同じく大きな建築物で採光部がなく内部は暗い中に仏像群がライトで照らされている建物でした。
安置されているのは大日如来を中心とした密教系の仏像群で、全部で21体の仏像が安置(立体曼荼羅)されています。





その21体の仏像とは、大日如来を中心とした“五仏坐像(重文)”、東方に“五大菩薩坐像(国宝)”、西方に“五大明王”、須弥壇の東西の端には“梵天坐像と帝釈天(国宝)”、四隅には“四天王立像(国宝)”。
21体のうち五仏と五大菩薩の中尊像の6体は室町時代から江戸時代のものだそうですが、他は講堂創建時の平安時代初期のものだそうです。
長い年月を経て、よくぞ残してくれたなと日本人として感謝の気持ちになります。


(パンフレットより)


(パンフレットより)

東寺の伽藍配置の広い境内にはいつくもの仏閣が建てられていて、それぞれ役割や機能があるようです。
灌頂院(重要文化財)は閉められていましたので灌頂院門だけ見ましたが、ここは灌頂などの儀式を行う場所だそうです。



参拝に来られていたのは、信仰の方・家族連れや初老の夫婦などの観光客・修学旅行生・白人系外国人グループといったところ。
白人系の若い女性グループの姿がありましたが、あの仏像群を見てどう感じたのだろう?と気になるところです。


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