大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

Pタイルの下にPタイル!?

2023年07月10日 | 内装工事
築50年を超えるであろう岐阜市内の某事務所ビル3階空きフロアの改修工事に臨んだ。
壁クロスはめくり貼替え、床のロールカーペットもめくって塩ビシートに貼替え、ソフト巾木も貼替えという内容。

元請さんのビルオーナーさんへの忖度か、駐車場はコインパーキングへ、トイレは近くの公園へ、エアコン使用不可、
という、施工業者にとっては厳しい環境であったが、3日から8日までに施工範囲のすべてを終えることができた。

現場は岐阜市役所そば。朝の国道21号の渋滞を避けるため毎日6時前に事務所を出た。
外注の職人さんたちも同様で、現場は7時半には施工をスタートしていた。

施工開始から4日目既設ロールカーペットの撤去を行なったところ一部に下地Pタイルの浮き・剥離が発覚した。
カーペットは既存のPタイルの上から合成ゴム系接着剤でベタ貼りされている。
さらに確認すると何と、Pタイルの下にまたPタイルが!



つまり初回施工時のPタイルの上にPタイルが重ね貼りされていて、さらにその上にカーペットが貼られていたということだ。
過去の改修工事において廃材・騒音・ホコリをなるべく出さないように配慮した結果なのであろう。
今回も同様の理由でカーペット下のPタイルは残して塩ビシートを貼ることになっていた。

しかし問題の部分はそのまま床シートを貼る訳にはいかない。シートは全面接着。下地の不良は仕上がりに影響する。
Pタイルはその寸法から東リ製と断定、事務所倉庫に眠る在庫のマチコVで悪い部分を二重に「捨て貼り」した。



結果、クロスも床シートも巾木も及第点の仕上がりで終えることができた。
改修工事は時間との戦い。その中で上記のような不測の事態の発覚もある。
いかにして職人さんにはスムーズに施工してもらえるか、不測の事態にはいかに早く適切な対応を決め実施するか、が重要だ。

今回はうまくいった。相当事前に調査して想定して準備して臨んだから。

そして自分の腰が壊れなくてよかった。(もちろん腰バンドも準備したし。)


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