大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

第一線から退かれる方々、去られる方々

2019年10月18日 | 日記
今週もまた慌ただしく過ぎようとしています。
おかげさまで忙しくしています。

この時期は例年ふすま・障子の張り替えのお話が多く、
今年もたくさん受注させていただいております。

ご新規さんもありますが、今年、顕著に感じるのは、
・リピーターさんからの受注がふた回り目以上のフェーズに入っていること
 (特に青墓のO様、ふた回りどころか、今回またお声掛けくださり誠にありがとうございました!)
・亡き父(元社長)、父の弟(元専務)とご縁のあった方々からの受注が多いこと です。

亡き父からふすまの張り方を教えてもらった、という禾森のN様
元専務をカンさん、と親しく呼ぶ俵町のK様
前に来てもらったのは誰だったかなあ、と笑うご近所のN様
昔〇〇組に勤めていた頃お父さんに世話になった、と話された東結のI様

皆さん亡き父やその弟とご縁のあった方々です。
そのような方々からお仕事をいただけるありがたさを感じるとともに、
故人とのご縁あってこそ今回のお話があるという感謝の念をいだきます。

これらの方々は70代後半だったり80代だったりするわけで、
見方を変えると、それ以外のお客様からの「ふすま・障子」のお仕事が少ない
という事実とイコールとなります。残念ながらこれが現実です。

いま第一線で活躍する同世代・後輩世代からは店舗・事務所の新築や改装のお仕事をいただいています。
当社は「ふすまなどの室内建具」の部門と「内装工事」の部門があります。
現状を見るに、今後さらに注力すべきは後者かなと思っています。

長いあいだ第一線で頑張ってこられた方がたにも、変化がおとずれています。
食料品店を完全に閉店、重い病気が発覚したY様
「彩の会」の重鎮、中心的存在だったH様の他界
いよいよ店を閉める決意をし具体的な準備を始められた畳屋さんのS様

月日が経つのは速く、人は必ず老いる。

会社や自営の店は存続するか、しないか、だ。

このところ、時間・月日が過ぎるのを速い速いと言っている自分。

気付けば自分も50代後半、ほけほけしているつもりはまったくないのですが。

お客様と仕事内容の変化や、近しい方々の変化を実感する昨今。
同級生との飲み会の話題にも「定年」というワードが出る現実。

誰もが通る道、誰もがいつかは経験すること。だけどちょっと戸惑う。


とりあえず、ここはひとつ、ラグビーW杯を観て自分が若返るしかないな。

コメント
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