大垣市の 親切ていねいな ふすまと内装工事のお店 【創業80余年 林文香堂】 三代目店主の前向きな日記 

明るく朗らかに、人に親切に、素直に、謙虚に、感謝して の五つの基本を胸に、日々の小さなよろこびを綴ります。

東京松屋 伴社長の講演

2011年02月11日 | ふすま・表具
東海地区表具内装組合協議会総会の午後の部で、
ふすま材料の大手メーカー「東京松屋」の伴社長の講演をお聴きました。
勉強になりました。

ふすま紙は唐紙(からかみ)とも呼ばれ、もともとは中国から渡来したものです。

平安時代に国産化されました。
はじめは和歌をしたためるための紙「材料からかみ」でした。
手漉きの和紙に、銀白色の雲母(きら)で文様を摺り、
金や銀の箔や泥(でい)、砂子(すなご)で加飾したものです。
サイズはおよそB5ヨコくらいです。
複製品を手にとって見ることができました。
(写真を撮るの忘れました!残念!)

この「材料からかみ」が次第に用途を拡げ、ふすま、衝立(ついたて)、
屏風、壁面、天井面へと発展していきました。
これが「襖からかみ」です。

「襖からかみ」は京都から大阪・江戸・金沢へと伝わっていきました。
これが現在のふすま紙のルーツです。

とりわけ「江戸からかみ」は文様や加飾の技法が多彩で、代表的なものとして、
木版雲母押(もくはんうんもおし)
渋型捺染摺(しぶがたなせんずり)
金銀箔押
金銀砂子細工
などがあります。手加工による伝統的かつ本格的なからかみです。

お値段は張りますが、まさに本物です。

ご興味のある方はぜひご一報ください。
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東海地区表具内装組合協議会総会に出席

2011年02月11日 | 岐阜県表具内装組合
愛知、岐阜、三重の組合が合同開催する年に一度の総会に出ました。

各県とも組合員が減少傾向にあり、いまひとつ活気がない印象でした。

同業者からなる「組合」は建築業界でも職種の数だけあるといっても
過言ではありません。たくさんの組合があります。
私たち以外の職種の組合にも、組合員の減少や資金難に直面
しているところがあると聞きます。

何のための組合か。
組合に所属して得られるメリットは何か。
組合の活性化とは何か。

若い世代が考えて行動を起こしてしていかないと
ますます先細っていくような気がします。

でもほんとは誰もが、組合の活性化よりも自社の活性化のほうが大事。
火急の課題。

これが本音でしょう。
むずかしいところです。



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