超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

ボディヒーリング

2008-05-21 22:44:38 | スポーツ・健康
昨日のWiiFitに続く話。
会社の帰りにもたまに寄るフィットネスクラブがある。
体力年齢ではマイナス8歳であっても30代後半であるのは間違いないので、そもそも激しい運動は代償もでかい。

バーベルを持って音楽に合わせて何百回も上げたり下ろしたりとか、ボクシングや空手の型を1時間続けてみたり。。。
次の日のダメージを考えると、行った日はとても酒を飲む気にならない。

私は汗びっしょりにならないとその気にならないのだが、唯一ヒーリングプログラムに行く。
「ボディヒーリング」といい、ヨーガ、太極拳、ピラティスを組み合わせたプログラムで、ゆったりとした動きで呼吸と柔軟性・バランスそれから普段使わないインナーマッスルを鍛えるコースだ。


やはり音楽に合わせるが、太極拳、ヨーガ(ピラティスってのは知らないが)の動きがいかにも混じっている。
激しい動きではないので、年寄りに人気が高くプライド上なかなか行かなかったが、ひょんなことから参加してみた。
二つ目のメニューで両足首を真横(右側)に向けたまま、身体を正面に向けて腰下をぐっと捻ったときに、「グキっ」といやな音(は実際にしないが)が響き、その後関節が言う事を聞かなくなった。

傷みをこらえ、青ざめながらごまかしながらヨーガのバランスポーズに入った。
バランスは悪くないのだが激痛が走っているので、身体がある角度以上動かない。
筋力でむりやり膝を支えていると、ふくらはぎが突如「きゅうぅぅーん」とつった。。。

もはや限界だ。スタジオの隅に移動し、足を伸ばし屈辱のストレッチ。。。
そのプログラムはそのあとクールダウンしかやれなかった。。。
まわりはどう見ても私よりも年配の方ばかりだ。

私はこういう屈辱を決してわすれない男だ。
それから毎週水曜日、そのプラグラムに参加した。
グキっとなることは無かったが、恐れる敵は「筋肉のつり」だ。これには悩まされた。

もうプログラムの音楽と動きまで覚えた頃、ようやく終わりまで何の問題もなくいけるようになった。
カロリー消費ってあんまりないんじゃないの?と余裕を見せたのもこの頃だ。

このプログラムは最後の15分近くは、「リラクゼーション」がある。
部屋を真っ暗にし、インストラクターの引田天行ばりのナレーションを聞きながらマットの上に横になってリラックスするのだ。

「さあ、では指先、足先から感覚を戻し、身体の重さを感じてゆうぅぅっくりと右側から身体をおこしていきます・・・」

私は反応しなかった。。。
気がついたら、インストラクターがモップでスタジオを拭いて回っていた。
自分の「ウガッ」というイビキで目が醒めた。。。

「あれっ?どっどうもすみません。。。」

「いやぁ、あまりにも気持ち良さそうにお休みだったので・・・でもホントにリラックスされるって。。。いいことなんですよ。」

フォローになってるようななってないような。。。
そんあ苦い経験を経て「ボディヒーリング」プログラムをモノにしたのだ。
昨日のWiiFitはこの動きに近い。

息子が驚くバランスを誇るのはあたりまえだ。。。
汗ビッショリの爽快感はないけど、結構この手の動きって運動になり後味いい感じなんだよね。
ここでも年を感じるな。

ヨーガ・ヒーリング

2008-05-20 23:35:58 | スポーツ・健康
今日は朝の通勤帯の最も雨が降って欲しくない時間に台風が通過した。
6時に起きて波の状態や天気、ニュースなどをネットで見ているのだが、30分ほどしてものすごい豪雨と暴風に変わった。
こりゃやべえ。また電車止まるかもな。。。

朝ご飯を食べて通勤の支度をしていると、やはり東海道線は東京-小田原間で止まってしまった。
それでも座席定員制のライナー券を買ってあるし、これまでは何とか苦労しても駅まで行った。
そこでだいたい後悔するのだ。まずコンコースは人であふれ、ホームまでもたどりつけない。

ホームライナーはすぐに運休になり、在来線はすし詰めのノロノロ運転。
通常より5割増の時間をかけてへとへとになって職場にたどりついても誰もきていないとか。。。
10時から打合せがあったのだが、まあいいんじゃないか?この豪雨がやみ運転再開するまで待つことにした。

子供は緊急連絡網で11時登校ということだ。それまで家にいることになるかもな。
家でスーツ姿というのもアホらしい。
子供と母の日に買ってきたWiiFitでもやるか。。。

息子甘辛は大喜びだ。

「おーっ、父ちゃんもやるんか。オレ結構すげえんだぜ。まずさあ・・・」

キミは熱出して昨日学校休んだんだから見てなさい。。。。
しかしこのWiiFitというのはコマーシャルで見たけど実によくできてるな。
まずは自分のデータを入れ、初期の体バランス測定だ。

たいしたことないじゃんか。体バランスは悪いほうじゃない。
昔、苦労してようやく抵抗がなくなったフィットネスクラブの「ボディヒーリング」というプログラムで鍛えたからだ。
バランス年齢37歳(マイナス○歳)はむしろ不本意だ。

BMI上「メタボ症候群」ぎりぎりになっちゃったので、減量の目標値を入れた。
2週間で1.5kg(ちょっと無理があるかなあ)
奥方は2週間で3kgと入力して「そんなんダメ」と機械に怒られたそうだ。

いくつかメニューがある。
息子甘辛は結構やり慣れてるらしい。朝っぱらから筋力トレーニングも何だからヨーガでもやるか。。。
トレーナーを男性か女性を選ぶんだ。このへんが凝っている。

「おーっ、父ちゃんもオンナを選んだか」

おまえもか・・・でも、次ぎは男性トレーナーを選ぶだろうな。
顔はともかく胸のかたちが気に食わん。。。といいかけて慌てて飲み込んだ。

複式呼吸から「三日月のポーズ」は最高記録だった。
だが、「立ち木のポーズ」は息子にかなわなかった。
ようし、「英雄のポーズ」で勝負というところで、雨だけは弱まっていた。

車で妻を職場で送り、いったん家に帰ってくる途中いつも乗るホームライナーが通過した。
やべえ。ちびっとの遅れで動いちゃってんじゃん。。。
帰って慌てて着替え、駅へ向った。

東海道線は1時間の遅れだったが、湘南新宿ラインとも本数はあるので運転再開後それほど遅れず出社できたかもしれない。
11時に職場についてが、10時からの会議は予定とおり開催されていた。1時間も遅れて終わり間際にやってきたのは私だけだった。

「ん?出張帰り?」という同僚に

「いやぁ、行く先々でことごとく電車がストップしちゃって。。。裏目続きの通勤でしたよ」

どうもバレてる気がする。
まあ、いいや。WiiFitっておもしれえぞ。明日からヨーガで1日を始めることにしよう。



空中ブランコ

2008-05-19 22:20:35 | 書籍
友人が「空中ブランコ」という本を貸してくれた。
奥田英明という人の著書で数年前「直木賞」を受賞した作品だそうだ。
文学の分野には色々な賞があり、野球の「MVP」や「沢村賞」のような受賞基準がどうもわからない。。。

しかし、なるほど賞を獲る作品とはこういうものか・・・というほど文学オンチの私にも何となくわかった気がした。

物語は短編集のようになており、ふとっちょの人懐っこい神経科医がそれぞれ色々な悩みをもつ人間の症状をどちらかというとハチャメチャなプロセスで見事に解決していくものだ。

あっさりと読み飛ばせるが、ちょっとした心の「ひっかかり」が色んな形で症状に出てしまう人間のデリケートな歯車を見事に描き出し奥深い味わいがある。

最初はいつの間にか姿勢が縮こまり、空中ブランコを飛べなくなってしまったサーカスの花形スター。
尖端恐怖症になってしまった、若手のやくざ屋さん。
学部長に出世した養父を持ち、将来を約束されたが養父のみえみえのカツラを剥ぎ取る衝動をがまんできなくなる若手医師。
ルーキーがマスコミに注目されているのが気になり、ボールを真っすぐに投げられなくなった10年目のスター三塁手。
執筆中の作品に登場する人物が過去に自分の作品で取り上げたことがあるような心配に支配され何も書けなくなったカリスマ的女流恋愛小説家。

特に少年時代から野球・サッカーとやってきた私には三塁手の話「ホットコーナー」が興味深かった。

その中で、神経科医は「コントロールって何なのか?」と患者である三塁手に問う。
神経科医はプロ野球選手がやてきたと、無邪気に喜んでキャッチボールを頼むが、普通に投げると何回やってもまともにボールがいかない。
しかし、野手のように左右にゴロを出してやると百発百中胸にくるのだ。

人間が野球のボールを思ったところに投げるとは実はすごいことなんだというのが面白い。
テニスでも卓球でもバッティングでもスイングはどうあれ、最終的にはインパクトの瞬間の問題だ。
サッカーも基本的には一緒だ。

しかし、野球は握ったボールを手首、肘、肩はもちろん、腰のひねりや膝の上げ、足の踏み込み、そして指先まで総動員して小さい的をめがけなければならない。

どこが調和を乱してもまともには投げられない。。。
息子甘辛は右利きで、今でこそ普通にボールを投げるが、幼稚園のとき初めてキャッチボールをしようとしたら、右足を上げた。。。
いつの間にか皆が投げるようなフォームになったんだ。

私は少し野球をバカにしたところがあった。
打つことは今でもできるし、守備だって年中ボールが来なければできないことはない。
何より野球はサッカーやバスケ他の球技とは違い、プレーに切れ目があってその都度休めるじゃないか。

しかし、このスポーツはどんな局面でも握ったボールを思ったところに命中させるという、これだけで奇跡とも言える技を競うスポーツなんだね。
ちょっとピッチャーよりだが、そう考えると目が覚める思いだ。

トップレベルのスポーツ選手ほど、心の動きがプレーに影響すると言われるがまさしくそんな話だった。
そして最後が実によい。

神経科医は原因を取り除ければよいと言った。
この場合は期待のイケメンルーキーが怪我やトラブルで戦列を離れてくれればよいと。。。
そして物語らしくそういう機会がやってきた。

そのルーキー他と一緒に酒を飲む機会があり、そのイケメンが大悪酔し、店の裏でやくざともめにもめているところを目撃してしまうのだ。
プロとしての自己責任の問題だ。巻き込まれれば自分にも危害が及ぶかもしれない。
三塁手はたまたま出くわした神経科医とタクシーで帰宅しようとするが、最後の最後でスポーツマンシップに目覚め、引き返して代わりに殴られ、その場を収めてやるのだ。

泥酔しているルーキーを担いで帰り帰宅する。
卑怯者にならずにすんだのだ。


最後に幼い子どものキャッチボールの相手をしてやるシーン。

- コントロールって何だろう。人はいつそれを身につけるようになるのだろう。-
- たぶん明確な解答などない。人間だけの、不思議な学習能力なのだ。-

こどもは最初とんでもない暴投を投げた。幼いのでしかたがない。
しかし何度かトライしてやまなりだがストライクを投げた子供に「おっ、凄いな」と一言。
子供が目を輝かせる。。。

この本、かなりお勧めだ。
同じ人の本や今まで、あまり興味が無かった「直木賞」シリーズも読んでみよう。

全日本少年サッカー大会

2008-05-18 22:56:38 | 少年サッカー
今日は全日本少年サッカー大会の県大会だった。
いわゆるブロック予選で、だいたい16チームぐらいのブロックが32ある。
4回勝つと中央大会へ進出でき、そこで優勝すれば県代表で全国大会だ。

今年で第32回になるが、ここ5年間は横浜Fマリノスが優勝している。
1団体1チームしか出場できないので、だいたいAチーム(6年生)中心の編成だ。
我がチームでは6年生が少なく、息子甘辛を含み5年生が4名Aチーム監督からの要請で登録された。

光栄な話だが、5月連休明けに話をいただいたのでほとんど6年生と一緒に練習する時間がなかった。
昨日は練習試合で、後半少しずつ出場していたが、明らかに今いるCチーム(5年生)とはスタイルが異なり、やりにくそうだ。
監督によって全然スタイル、方針が違うんだな。

そのチームごとの特色があるのだろう。
練習試合を見てCチームのコーチはうーむ、と唸っていた。。。
簡単に言うと、5年生は高速なドリブル・パスでつなぐサッカー、6年生は長い玉で前線を走らせるサッカーだ。

うちは5年生チームの選手が小さいこともあり、身長の差がものすごく目だった。
大きく蹴ることを身上にしていることもあり、キック力も段違いにある。
1年たって、あそこまで大きくなれんのかな。。。

やるのは選手だが大会ともなると準備する人達も大変だ。
たまたま会場校になっていたので、指導者は8時半の第一試合から本部に詰めていた。
会場の準備のため集合は6時半頃だったそうだ。

さて、肝心の結果だが残念ながら初戦で敗退してしまった。。。
前半10分しないうちに、キーパーのミスから得点され、そのまま守りきられた。
試合前は5年生も出すと言われていたそうだが、のっけからのビハインドゲームではさすがにそうはいかない。。。

6年生は大きな大会がたくさんあるが、やはりこの大会はこれで終わりだ。。。
みんな悔しくて泣いていた。
出番の無かった5年生も泣いていた。自分が何もせずに終わってしまったことが悔しいんだって。

試合後、Aチームは助っ人の5年生4名の前に整列し、

「ありがとうざいました」

と礼をした。どうしてよいかわからない5年生に

「ありがとう。来年がんばってくれ。正月の県大会も頼むよ」

と一人一人と握手。ホントにちょっとの間だったけど、このシーンはグッときた。
息子甘辛は

「今日、家へ帰ったらサッカーの話はしないでくれ。。。」

そうか。。。でも5分後にはドロ団子で遊んでいた。次ぎの試合がなくて暇なので6年生に混じって遊んでたぞ。
記念撮影にも入れてもらえた。息子は6年生に混じっても身長だけは遜色ないので、一番うしろの列だった。

シャッターが切られるたびに「世界のナベアツ」みたいな変な顔をしている。。。

「お前、何やってんの?」

隣の子にじゃんけんで負けたので、変な顔をさせられてたんだって。
切り替えだけは早いものだ。こんな機会めったにないんだけど。

自らのがんばりもあるけど、自分がいかにツイてるかあまりわかってないな。。。


白バイかい?

2008-05-17 18:09:34 | 出来事
昨日は千葉へ行った。
まるでドサ周りだな。

帰りは最寄の駅まで小田急線を使ったが、久々も久々、20年ぶりに寝過ごしちゃった。
昨日も使ったんだけど、連日の深酒で疲れが出たな。
もう若くねえなあ。。。

「ご乗車おつかれさまでした。間もなく終点「片瀬江の島」です」

ほんの数駅なのだが、学生のときは通年パスがもらえるほど行ってしまった竜宮城が見える。。。

幸い暑くも寒くもない。歩いて帰るしかない。。。
海岸通りに出て手前の歩道をまっすぐ歩きは始めたが、なぜか途中で海側を歩きたくなって、道路を横断し始めた。

そのとき、はるか後方でたまたま青だった歩行者用信号が赤に変わってしまい、どどっーと車やバイクがやってきた。
やべえ、急ごうと走り出したが、向こう側の歩道には2mくらいの柵が立ちはだかっているのに今まで気がつかなかった。

夜12時を回っていたが、この時間でも江ノ島近辺は交通量がかなり多いのだ。
こりゃ危ない。やむなく中央分離帯をトコトコ歩き始めた。
っとそこへ・・・

ぴょうやぁーんぴょうぴゅおぉーん

何だ?何が起きたんだ?
と思ったら、後ろから来た白バイだった。。。

「ちょっと!どこ歩いてんですか。危ないでしょ」

もしかしてオレ白バイに止められてんの?歩行者なのに?

どうも江ノ島入口のT字路で張っていたらしい。あそこは休日前の深夜は進入禁止になるんだ。
もちろん私のような者のためではない。。。

「免許証って持ってますか?」

はぁ?繰り返し言うけど、オレ歩行者よ。。。何で免許なの?

「一応、住所を確認したいと思いまして。。。」

なるほどね。でも白バイの警官って昼間はサングラスかけていかにも怖いんだけど、夜は素顔なので意外と親切そうだった。
どう考えても切符を切られることがないさ。なんせ歩行者なんだから。
ちょっと気が大きくなった。

「まっすぐ行ったとこなんですよ。ちょうどいいや。運転手さん、ちょっとそこまで乗せてよ。」

「はぁ?」

普段ならこんな無礼なことはしないのだが。。。疲れも手伝ったのだろう。
いつの間にか「おまわりさん」から「運転手さん」になってるし。。。

「冗談やめてください。ダメです」

「いいじゃん。すぐそこなんだから。減るもんじゃなし・・・」

「ヘルメットがないでしょ?」

なぁるほど。これ以上はない見事な切り返しだ。二の句が継げなかった。
でも、持ってたら乗っけてくれるのか。。。

白バイ警官の方、大変失礼しました。

回送

2008-05-16 21:23:22 | 職場
仙台に出張した帰りの話。

名前は忘れてしまったが実においしい日本酒だった。
通算するとちょうど一升くらい飲んだかな。
まあ、新幹線と東海道線乗ってる間に醒めた。

小田急線に乗り換えた。片瀬江の島行きはたいてい1番か2番ホームから出る。
発車までだいぶ時間があるときは、いつものラーメン屋に行くのだが、昨日は1番ホームに電車がいたので早速乗り込んだ。

夜の12時なので乗客はほとんどいない。
よく見たら一人もいないことに、このとき気づくべきだった。。。
帰りに買ってきたマガジンを読み始めた。

あれっ?向いの2番ホームのほうが人がたくさん乗ってるぞ。
あっちが先かな。乗り換えるか。。。

っと、降りた瞬間・・・突如ドアが閉まった。
さらに次の瞬間・・・突如車内が真っ暗になった。。。

「な、なんだ?? 何が起きたんだ? 停電か?」

1秒後に電光のように閃いた。。。
あ、あぶねえとこだった。・・・回送電車に乗ってたのか。。。

「回送電車、間もなく発車いたします」

20数年前の田園都市線での悪夢が蘇えった。

あれは昼間だったが、長津田の駅だった。
すずかけ台に向かっていたのだが、電車が長津田止まりなのに気付かず寝ていたのだ。。。

「回送電車間もなく発車します」

あわててドアへ走ったが、間一髪アウト。。。ダッシュで最後部車両に走った。
冗談じゃねえ!まだ真昼間じゃんか。。。

「すいません!!降りそこなっちゃったんで、ドアを開けてください。」

「どうされたんですか?」と車内アナウンス。

「だから、寝ていて降りれなかったんですよ。ドア開けてください」

「一旦車庫に行きますが、15分後には折り返し『半蔵門行き』で出ますので少し待ってくれますか」とまたまた車内アナウンス。。。

オレ、目の前で話してんのに何でアナウンスなんだよ。。。
電車が走り出した後だったので止めてはくれなかった。

長津田から支線へ入り、たしかに車庫っぽいところに停車した。
車内燈が消え、モーター音も止まった。静寂な時間だ。。。15分は長かった。

「お待たせしました。発車します。」最後まで車内アナウンス。。。マイクがなければしゃべれねえのか。

駅では始発電車待ちの人達が列をなして待っていた。
午後4時頃だったので帰宅途中の女子高生がたくさんいて、ドアが開くと同時にどばぁと乗ってきた。
むろん全員不審そうな顔をして。。

おいおい君達。。。降りる人が先だろう。。。

仙台

2008-05-15 23:12:43 | 職場
超久し振りだったが、仙台に出張に行った。
昔と違って新幹線というのはすごいもので、午前中仕事して午後から行っても日帰りで帰って来れるんだ。。。とほほだね。

東北エリアの主だった「えらい人」が揃い、15時からといういかにも見え見えの会議スケジュールで最後は伝家の宝刀「せっかくの機会ですから。。。」
むろん予想はしていたさ。
もういいかけげん若くないので、この後新幹線で帰るのは辛いんだけど。。。


こういう飲み会のときの席順というのは大切だ。
だいたい私はトイレに近い席を陣取るのだが、「まあまあ中へ・・・」という罠にはまってど真ん中に座っちゃった。。。

「なんでオレの前の席空いてるの?」

「今、支店長が来られますんで。。。」

同じ会社で同じ組織なのに、敬語は間違っているがとにかくエライ人らしい。。。

「なんでオレばっかこうなんだよ。。。」

私の両隣は先輩で前からこの職場にいたので結構なじんでいた。
権力に弱い私だけが1人ビビッていた。
一通り日本人なみのビール注ぎを終えてから、くだんのエライ人が

「そうそう、「ホヤ」食ってよ、これからが季節だからさぁ。。。」
(踏絵のつもりか?ホヤくらい知ってるぜ。。。)

普通に箸でつまんで食おうとすると、そのエライ人が

「ちょっと待ったぁ!。ビールじゃだめだよ。日本酒じゃなきゃ。。。●●チャン、酒あげてよ・・・」

うやうやしく冷酒を注いでくれた。

「ん。。これうめえじゃん!」

と思わずの私のつぶやきに、エライ人はヒットしたらしい。。。

「だろ、だろ?ホヤってはっきり分かれるんだよ。。。酒飲みはすぐ分かるんだ。。。」

冷酒。。。やべぇけどこうなりゃ止まらん。。。いつものとおり行ったるか・・・

でも東北の人というのはホントに暖かくて面白い。。。
こんな狭い国でも、地域性って結構あるんだな。


5月人形

2008-05-14 23:04:56 | ホビー
5月人形が出しっぱなしだ。。。
雨が降ったので、こいのぼりはすぐに片付けたがその心配がなく、しまうのに結構気を使う人形はついそのままになっている。母親側の両親が買ってくれた立派なものだ。
女の子は雛人形は早くしまわないとよくないと言われるが男もやばいのかな。

先日育児休職明けで御祝いした女性の同僚にGWどうしたのか尋ねたら、初節句だったという。
一人目だったようだが、やはり母親が5月人形を買ってくれたそうだ。
でも、父親方両親がこいのぼりを買おうと言ってくれても断ったそうだ。。。
マンションなので組み立てたりとり込んだりするのが、めんどくさくていやなんだって。

私の実家の隣に息子甘辛の幼稚園時代のお友達とその弟が住んでいる。
ママはけっこうな偶然だが、私の小学時代の友達の妹。
2人兄弟だが、まったく同じこいのぼりが2セット、ところ狭しと泳いでいた。色々な考え方があるものだ。

そもそも5月人形や雛人形を売っている「顔が命」の会社とかは、シーズン以外のときは何をしてるんだろうか?
トイザラスからも子供の日が終わると正月まで、人形なんて出てこない。。。
こいのぼりメーカーもそうだけど。

鎧兜といえば。。。
息子甘辛の七五三のとき、写真スタジオにアルバムを作りに行った。
羽織袴の他、タキシードや水兵さん姿、海賊みたいのもあったが、やはり女の子の衣装のほうが種類がたくさんあり、華やかだ。

なんかイマイチだなぁと考えていたときに、衣装用ハンガーではなくスタジオの隅に我が家よりもふた周りほど大きな5月人形が飾られていた。

「あれ、着れませんかねえ。。。」

「いやぁ、あれは着ていただくためのものではないので。。。」

「そこを何とか。。。」

どうせ七五三が終わったら写真スタジオなんか来ないのだ。ここはゴリ押しだ。
何とか頼み込んで、試しに着せてもらうと、まるで彼のためにあつらえたようにバッチリだ。

「ほーら、完璧じゃないですか」

店員はようやく認めてくれた。どうせなら、と槍まで持たせてくれた。
でも、さすがに兜が重かったのだろう。
何度撮影しても首がかしいでしまう。。。

しょうがねえ。後で見えないように支えた。なかなかすごい写真だぜ。
こういうのは「やったもん勝ち」だよな。

孫の顔を早く見たいから、人形は早く仕舞ってしまおう。
気がついた人がいるかもしれないが、後にはわずかに私のコレクションが写っている。
いずれ解説するときもあろう。

救急車乗り

2008-05-13 23:43:17 | 旅行お出かけ
今朝、職場に行く間に救急車に3回出くわした。

この前、救急車を話題にしたが、以前息子が乗ったことがあるんだ。
彼は幼稚園の頃、どうもからだが弱かった。年中風邪をひいちゃ休んでいた。
体力おかまいなしに無理に遊ぶということもあり、「エンジンの出力にボディが追い付かない」と言って嘆いていた。

年中のときだったか、微熱が1週間ほど断続し突如高熱を発したので市民病院に連れて行った。
軽い肺炎を患ったらしい。。。軽いと言ってもちゃんと治さないと大変なことになるので入院を勧められた。

医師は

「あいにく小児用病棟に空いているベッドがありません。茅ヶ崎の総合病院に入れますので移動していただけますか?」

普通なら怒るか落胆するところだが、正直ホッとしていた。
あそこの小児病棟は完全看護制で親は面会時間しか付き添えないんだ。
たいていの子供は親が帰るときには看護婦にはがいじめにされるほど泣き叫ぶそうだ。それはかわいそうだよ。

気の毒そうに医師は

「申し訳ありません。救急車を手配しますので」

病院にいるのに救急車でお迎えとは珍しい。なかなかサービスいいじゃん。
息子は点滴スタンドを転がしながら照れくさそうに救急口から歩いて救急車に乗り込んだ。
自分で歩いてトコトコ救急車に乗った人もそうはいないだろう。。。

妻が付き添い、私は自家用車で先に出た。何か手続きをしているようだった。
国道1号線を茅ヶ崎に向かっていると、後ろからピーポーピーポーやってきた。あれだな。
国道は結構、込んでいたのでそうスピードは出していない。左側路肩に車を寄せ、運転席から窓を開けて

「おおいっ甘辛(息子の名前)!オレだよぉ」

と手を振ったが、カーテンが閉まっていた。。。

その後、すかさず救急車の後ろにピタリと車を付けて疾走した。(あまりスピードは出てないが)
うーむ。これは快感だ。他の車が皆除けて止まってくれるなんて、VIP気分だぜ。

たぶんこれだけでも違反なのだが、私はちゃんと赤信号で止まった。
むろん救急車は彼方に進んで行った。。。


私が登場したマンガ

2008-05-12 23:14:36 | ホビー
ビデオカメラが故障したので修理に出した。
テレビ台の引出しを空けて一緒に出すケーブルを探していたら、かなり珍しいものが出てきた。
20年前に、大学の研究室で「天才的」と言われた先輩が描いた、史上ただ一つ私の登場するマンガだ。

以前何度か話題にした宇宙飛行士が見学に来た研究室だ。
約10年前、教授だった先生が退官されたときに「あの頃の君達が一番楽しそうだった」とおっしゃっていた。
先生のように何世代も学生を知らないのでよくわからないが、確かに色々なことをした。

研究室には学生以外に企業からも共同研究と言って派遣されている人がいた。
教授はじめ研究室メンバ全員でつくば学園都市の国立研究所へ見学に行ったときのことだ。
たしか世界最大の静的圧力発生装置だったと思う。だいぶ後になるがその装置を使ってこっそり合成したダイヤモンドはまだ記念にとってある。

企業から派遣されてきたWBさんは筑波大学の出身だった。
学生結婚したお友達がそばに住んでおり、何かとても張りきって連絡をとり、皆を招待してくれた。

もうすでに一次会を終えていた我々は「いきなり押しかけては悪いから」と遠慮していたが、ご本人からぜひという言葉にWBさんと教授含め4名でおじゃまし、大騒ぎした。
どちらかというと気がついたら泊まらせてもらった感じだ。

マンガを描いた先輩はその場にはいなかった。すごい想像力だな。
でもくやしいが正しく当たっている。。。
1ページ目は無くなっちゃってた。
ちょっと古いからセリフなんか見にくいけど、あの頃から今まであまり変わっとらんな。。。