ロアジ（Loasi)

ＧＷの前半、結婚記念日は平日であったが奥方が熱望するイタリアンレストランに行った。
鎌倉腰越にあるロアジ（Loasi）という店だ。
江ノ電は片瀬江の島駅から腰越駅の間で完全に路面電車になるが、まさしくその線路沿いにある小さな店だった。

最初に訪れたときはワインを楽しみたいこともあり、家族３人で自転車で行った。
店内はテーブルが４つしかなく、男性二人で切り盛りしている。
鎌倉野菜や地元腰越漁港で獲れる魚介の素材を活かし、めっぽうおいしい店だった。
妻もインターネットやお友達の口コミで知ったらしいがＴＶでも取り上げられた有名な店らしい。
気取ったところはなく、いかにも地元の初老夫婦がカジュアルにやってきたり、感じのよいところだ。

グルメ分野はからきしで、野菜はあまり食べない私と息子だが、温野菜なんか素材の味がさりげなく出て、かなりいける。
ワインのデカンタを何本も転がすよりも、味を楽しむ処のようなので、車で行くようになった。

トリッパとかいう豚の臓物の煮込みなど絶品だった。
（今回は残念ながらありつけなかったが）
ただしメニューには普段あまり聞かないものが多く感じる。

魚は、ホウボウ、寒サバ、サバフグとか・・・
肉は、おやじ豚（後から調べたら「みやじ豚」だった。。。）、あわお鳥（これは息子甘辛のお気に入り）とか・・・結構冗談かと思うネーミングだ。

一つだけ困ったことは、手書きメニューに書いてある加工方式がさっぱりわからん。。。

シラスのフリテン？（フリテッレ）
サバフグのランボルギーニ？（インボルティーニ）
菜の花のブッダなんとか？（ブッタネスカ）

チョークで書いてある手書きメニューなので、読みまちがうと大変なことになる料理名が結構ある。
表に書いてないマニアものも結構あるそうだ。

「どんなやつなんですか？」といちいち聞かなくてもいいようにしてほしいものだ。

煮込み、塩焼き、和え、ゆでたもの・・・だいたいそんなもんだろう？

でもシェフは気さくで、相方は何事も丁寧に教えてくれ、店を出てからも見送ってくれるすばらしい店だ。
口コミで広がるのもわかるような気がする、お薦めのレストランです。