超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

回送

2008-05-16 21:23:22 | 職場
仙台に出張した帰りの話。

名前は忘れてしまったが実においしい日本酒だった。
通算するとちょうど一升くらい飲んだかな。
まあ、新幹線と東海道線乗ってる間に醒めた。

小田急線に乗り換えた。片瀬江の島行きはたいてい1番か2番ホームから出る。
発車までだいぶ時間があるときは、いつものラーメン屋に行くのだが、昨日は1番ホームに電車がいたので早速乗り込んだ。

夜の12時なので乗客はほとんどいない。
よく見たら一人もいないことに、このとき気づくべきだった。。。
帰りに買ってきたマガジンを読み始めた。

あれっ?向いの2番ホームのほうが人がたくさん乗ってるぞ。
あっちが先かな。乗り換えるか。。。

っと、降りた瞬間・・・突如ドアが閉まった。
さらに次の瞬間・・・突如車内が真っ暗になった。。。

「な、なんだ?? 何が起きたんだ? 停電か?」

1秒後に電光のように閃いた。。。
あ、あぶねえとこだった。・・・回送電車に乗ってたのか。。。

「回送電車、間もなく発車いたします」

20数年前の田園都市線での悪夢が蘇えった。

あれは昼間だったが、長津田の駅だった。
すずかけ台に向かっていたのだが、電車が長津田止まりなのに気付かず寝ていたのだ。。。

「回送電車間もなく発車します」

あわててドアへ走ったが、間一髪アウト。。。ダッシュで最後部車両に走った。
冗談じゃねえ!まだ真昼間じゃんか。。。

「すいません!!降りそこなっちゃったんで、ドアを開けてください。」

「どうされたんですか?」と車内アナウンス。

「だから、寝ていて降りれなかったんですよ。ドア開けてください」

「一旦車庫に行きますが、15分後には折り返し『半蔵門行き』で出ますので少し待ってくれますか」とまたまた車内アナウンス。。。

オレ、目の前で話してんのに何でアナウンスなんだよ。。。
電車が走り出した後だったので止めてはくれなかった。

長津田から支線へ入り、たしかに車庫っぽいところに停車した。
車内燈が消え、モーター音も止まった。静寂な時間だ。。。15分は長かった。

「お待たせしました。発車します。」最後まで車内アナウンス。。。マイクがなければしゃべれねえのか。

駅では始発電車待ちの人達が列をなして待っていた。
午後4時頃だったので帰宅途中の女子高生がたくさんいて、ドアが開くと同時にどばぁと乗ってきた。
むろん全員不審そうな顔をして。。

おいおい君達。。。降りる人が先だろう。。。


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