超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

大山阿夫利神社

2011-08-12 04:03:54 | 旅行お出かけ
本年の誕生日をもって、茅ヶ崎の母親は運転免許を返納した。もっと高齢で運転している人もたくさんいるのだが、高齢者の事故が増え続けている昨今、「特に必要なければやめたほうがよい」と色々な人に言われたらしい。
もともとそう頻繁に運転することはなかったようだが、いざ返納するとなると一抹の寂しさはあったようだ。(まあ、必要とあれば私が近くにいるから足になれる)
母親が免許をとったのは50歳近かったように思う。私の実家には乗用車が無かったから、「車の移動」にはほとんど縁が無かった。学生になって私が免許を取り、続いて数年後に母が取った。(標準課程の2倍くらいかかっていた)

免許は返納したが、これまで乗っていた小さな軽自動車は残っている。知らないで税金を払ってしまったから「もったいない」とそのままにしてあり、私が一人海釣りに行くときとか、早朝竜泉寺に連れて行くときに使っていた。
今月末で保険が切れてしまうので、いよいよその車も引き取ってもらうことになった。
「この車ももう卒業だから、オレの休みのうちにどこかへ行こう」と母親には言っておいた。ここのところ猛暑日が続き中々出掛ける候補はなかったのだが・・・

そんな中で「大山に行こう」ということになった。かなり前に祖母を連れて行ったのを覚えていたらしい。
我が家は8年ほど前、父親が入院していた伊勢原の大学病院からドライブに訪れたところだ。
この地方では箱根、丹沢などと並び手軽に山登り気分を味わえる山として結構人気がある。
頂上には大山阿夫利神社(本社)があり、ケーブルカーの終点からは1時間余りの登山コースである。

私と母は登山はできないから、途中の阿夫利神社(下社)でお参りして「大山豆腐」でも食べてくるつもりでいた。
朝、早めに出て暑くならないうちに帰ってくるつもりでいたが、「竜泉寺」に寄ってから行きたいと言うので、朝ッ風呂を浴びてから車を走らせた。実家からは丁度コース上に竜泉寺温泉があるのだ。
一番奥の駐車場まで45分くらい、午前中と言っても結構気温は上がってきた。。。

       

ケーブルカー駅まではお土産店街を登ること15分くらい、結構階段があったから母にはキツいかと思ったが、幸い全然平気そうだった。
ケーブルカーはほぼ満員、時間的にこれから登山しようというグループばかりなのだろう。
車内には「ケーブルカーの秘密」なる私好みのテクノロジーが写真展示されていた。
「2台の車両が1本のケーブルでつながっていて、井戸の釣瓶と同じ原理で同時に動く」
この急勾配を登り降りするのだ。様々な秘密兵器が装備されている。
終点に着くと反対側はかなりの崖なことがわかる。実はロープウェイほどではないが、ケーブルカーってのもそれほど好きじゃないのだ。(高いところ嫌い)

       

阿夫利神社(下社)に着くと、日はかなり強くなっており汗が噴き出す気温になっていた。
お参りを済ませて、本殿の周りにある参拝ルートに入ってみる。この辺もパワースポットなのか不思議にひんやりした空気が漂っていた。
割とどこの神社にもあるお神水、国家「君が代」にも出てくる「さざれ石」というのも祀ってあった。
秋あたりになれば下社を見て、登山ハイキング、本社で参拝してお弁当なーんてコースは結構楽しそうだ。

      

土産店街にある「大山名物豆腐料理」はコースで2000円とかするから、参集殿で「豆腐」だけを注文してみた。
なーるほど。やたらめったら濃密味の豆腐はあまり好きじゃないのだが、普通にバランスよくうまい。。。
大山は「豆腐」「独楽」「きゃらぶき」「せんべい」「猪鍋」あたりが有名らしい。木製の大山独楽は子供の頃誰でも回していた。自家製「はたき」を皆持っていた。

      

ちょっと暑かったが、竜泉寺温泉と阿夫利神社めぐりの半日コースに母親も多少は満足したようだ。
夏休みに入ってから先日は息子甘辛、昨日は母親と単発でつきあっている。妻とは大体午後海岸へ行くのだが、プチ旅行を計画している。
その後は4人揃ってゴージャス墓参りコースを予定している。今日はとうとう我が家付近も35℃を超え猛暑日を記録した。海に近いこのあたりで猛暑日だから、普段勤務する北関東はとんでもない。。。県東部の暑さで熊谷と争う街は最高気温38.7度!お隣県の「ラーメンの街」と並んで列島の猛暑記録ワンツーフィニッシュだった。

車の引き取りまでにもう一度くらいどこかに行けそうだ。県内だとやはり山の方が涼しくていいだろう。
海ばかりで山ってあまり行かないからこの機会に色々偵察してみよう。年寄り連れだからパワースポットみたいなところがいいだろな。