超兵器磯辺2号

幻の超兵器2号。。。
磯辺氏の文才を惜しむ声に応えてコンパクトに再登場。
ウルトラな日々がまたここに綴られる。

ウルトラ日和

2011-08-10 21:31:36 | ホビー
我が家(私だけ?)の夏休みはこれがないと中々気分がでない・・・
サンシャインシティの「ウルトラマンフェスティバル2011」である。第1回目から数えること確か20回目、つまり甘辛が生まれる前、さらに結婚する前からデートで足を運んでいたことになる。(甘辛が生まれた年だけ行っていない)
今年で甘辛は中2になるから、「そろそろ卒業かなー」と思っていたら「オレ、夏休みで『ウルフェス』だけが楽しみなんだよ・・・」とはしゃいでいる。若干私に気を使ってもいるようだが、半分以上本気のようである。(結構寂しい青春か・・・?!)

彼もクラブチームでのサッカーで忙しいから、たまたまオフとなった昨日、意を決して二人で池袋に向かった。
昨年、開場時間と同時に行ったらものすごい列に並んだので、今年は30分ほどずらしてサンシャインシティへ。。。私も甘辛ももう「目を瞑っても行ける」ルートである。
はっきり言って今年のウルフェスは「飛ばして」いた。普段は団扇なのに入り口で配っていたのは「3Dメガネ」である。

今年はウルトラマン(初代)生誕45周年、いつもの「ウルトラ兄弟」のジオラマを過ぎると、ファンにとっては垂涎ものの「撮影で使ったアイテム展示」である。私は「しぇぶうーん」派なのだが、初代マンの主要ストーリーはほぼ頭に入っている。
ウルトラマンは1966年7月10日、赤い光球となって宇宙怪獣ベムラー(青い球)を追って地球に初めてやってきたのである。
「ミイラの叫び」で登場した「ミイラ人間」はあまりにリアルで「夢」に出てきそうだった。(泣きだす子供もいた・・・)
ザラブ星人の「ニセウルトラセブン」も特殊映像、しかし思わず理系の私を唸らせたセット1第一弾はダダの「人間標本作成光線」室。。。二人並んで「パシャッ」と光線を浴びると出口に並んでいる小瓶にミニチュアになって入ってしまう、という恐るべき仕掛けである。


       

    

セット第2弾は「なりきりムービー」だ。隊員服を着て「えいっ」とウルトラゼロアイを装着すると、自分が「ウルトラマンゼロ(セブンの息子)」に変身でき、物語の中で必殺光線を発射する、というシーンをDVDにしてくれるのである。(セブンだったら間違いなく自分でやっていた・・・)
1回3000円という額で「一度はやってみてえなー」と甘辛も言っていたが、たぶんもう我々が着られる隊員服のサイズはないよ・・・
昨年くらいからコラボを始めた「マーベラスアイスクリーム」で一息だ。。。

      

甘辛が幼い時に大好きだった「ウルトラP」。。。簡単に言うとウルトラ怪獣の人形劇である。
ウルトラ戦士もいるが、怪獣のキャラが可愛らしくて面白い。甘辛達の年頃はこういうのが「最もくだらなく見える」ものだが、彼は苦笑いしながらも結構楽しんでいる。。。
そう、「ふふん」と笑うのは簡単なのだが、「面白いところ」を見出すのも大事なことだよなー。
ウルトラライブステージは年々、本格的なものに進化している。数年前から入場時に「全席指定」の券を受け取るシステムになった。
開場30分(10:30)ほどして発券窓口に立った私達は「はーい、12:00上演でよろしいですねー」と笑顔で誘導するお姉さんを「『席』によります!」と一蹴!13:00上演のステージの3列目ど真ん中をGETした。

   

ステージに入場する際に3Dメガネを忘れないように注意された。ライブステージなのに3Dメガネ・・・?その理由がわかるまでそうはかからなかった。
物語の設定は1966年7月10日までタイムトラベルし「当時のウルトラマンの活躍を参考にする」というものだった。(うーむ。ど真ん中ストライクだったパパはたまらぬ・・・)
タイムトリップの時に前方スクリーンに映し出される光景は3Dメガネをかけると本物のワープのように見えるのだ。
そしてウルトラ戦士の放つ光線(スペシウム光線が代表的ね)も3Dメガネで立体的に見えるのである。素晴らしい!これがセット第3弾だ。

     

大満足でウルフェス会場を出た我が父子だったが、その日はもう一つウルトラ偵察をする予定を立てた。小田急線祖師谷大蔵駅周辺にある、「ウルトラマン商店街」である。
正直、半信半疑だったのだがいきなりホームに降り立つと「ウルトラな街」という文字が・・・
行きたい店が二つだけあった。「ウルトラのハンコケース」を販売する「印鑑店」とオリジナルグッズを売るカフェだ。
職場で今でもたまに使う印鑑は昔、妻と台湾を旅行したときに彫ってもらった翡翠のイカすヤツなんだが、ケースがないのでビニール袋に入れていた。
驚いたことにこのハンコ店は憧れの「ウルトラ警備隊仕様」のハンコケースを販売していたのである。

     

南北長く広がる商店街。。。幟が並びちょっとしたウルトラグッズがどこでも販売されている。
「父ちゃんよ、あの街灯『セブン』じゃねえか・・・?!ってアレはマン?」
甘辛が目聡く色々見つけ始めた。。。ホントだー。街灯がウルトラ戦士になってるぞ。
地図によると南北東方面に伸びた商店街の端っ子にウルトラ兄弟のアーチがあるという・・・
気温35度にもなりそうな通りをエネルギッシュに歩き、甘辛はまた何か発見した。
「父ちゃん!カラ―タイマーの中にウルトラシーンがあるどー!」
なるへそ。街灯の下に丸いタイマーのようなものがあり、中を覗くとウルトラシリーズの名シーンが現れる。
これだけでも我が父子は大喜びだ。ただ道路の両再度に街灯があるので、全部見ようとジグザグ道路を歩き、私も甘辛も何度も車に轢かれそうになった・・・

   

妻へのお土産は「ウルトラ商店街オリジナル」のエコトートバッグ、とウルトラ饅頭、私はたぶん2度とは手に入らない「セブンのTシャツ」をGETした。
正直言うと半分熱中症にかかりつつあって、「全てのウルトラアーチを見に行く」という甘辛に涙目になっていた私だった。
「おい甘辛よ。ここからマンのアーチまで『あと770m』とあるがどうすべー・・・?」
返事もせずに彼は前進をつづけた。まーそうだよなー。。。
へとへとになって総アーチを制覇し、駅のホームに立つと・・・電車が接近してきたときのメロディがいきなりセブン!向こう側のホームはマン。。。

     

駅で妻と待ち合わせ(もう晩御飯の時間になっちゃった・・・)お気に入りのイタリアンレストランで今日の「獲物」を披露した。
ウルフェスはともかく「ウルトラマン商店街」には妻もだいぶ興味を覚えたようだ。鎌倉でもそうだったが、女子って「商店街」歩くの好きなんだよなー。
そう遠くないうちに「祖師谷デート」もありになるだろう。。。今日の思い残しはウルトラデパートで見た「ハンコセット」・・・2万5千円!かっこいいウルトラ警備隊のケースとスチール製印鑑にオリジナルネーム彫。。。(ウルトラサインで彫るのもあり)
2回目に行くまでに妻との難しい交渉が続く・・・